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Amazon人気商品ランキング/Ian McEwanpsWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:244/総ページ数:25 最終更新日:2008/08/08 Atonement: A Novelカスタマーレビューピックアップ 思い込み、作家気取りの思い上がりから少女ブライオニーのついた嘘で姉セシーリアと将来有望な使用人の息子ロビーは互いの気持ちと欲情に気付いた日に引き裂かれる−所詮身分違いの恋、数年経てば第二次世界大戦が始まるのだから、と思うが、彼らには「あったはず」の3年半が「なかった」ロビーは性犯罪者として刑務所にいたので、面会はできず、手紙も厳しく管理されていた為、手紙で愛や将来を語ることもでき「なかった」。戦時中、姉に続いて看護婦になったブライオニーがセシーリアを訪ね、つかの間のひと時を過ごすロビーとの三者の緊迫したやり取り、それすら「なかった」。そのシーンからほのめかされる海辺のコテージでの日々も、もちろん「なかった」。セシーリアとロビーの二人には図書室での一件と出征前の短くぎこちない再会しか「なかった」。この「なかった」の連鎖によってセシーリアとロビーは実在の人物よりも鮮やかな存在となり、小説は現実を超える−そして、疑念。ブライオニーの「贖罪」とは本当に贖罪なのか?単に作家のエゴなのではないか?ロビーが死にセシーリアが死に、ブライオニーが死んでもブライオニーがいくら小説を書き直しても「罪」は変わらないのではないのか?読み終わってからも何回も咀嚼するように考えは広がり、乱れる。それにしても「かくも作家とは何者ぞ」 小説を忠実に映像化した「つぐない」が公開されている。小説→映画→小説の順に読んで、小説の中に見たものを、映像の中に観て(特に噴水のシーン)、映像で観たものを小説に丹念に色づけをして(ダンケルクのシーン)何回も何回も観て読んでいたい作品である。 カスタマーレビューピックアップ 「神が贖罪することがありえないのと同様、小説家にも贖罪はありえない」(本文より) 物語をつむぐ作家の罪と、つぐないの話。 作家には、のがれられない習性のようなものがある。 物語を探して語ること。 筋と整合性を求めて作り出した物語のせいで、主人公ブライオニーは姉とその恋人の人生を狂わせてしまう。 物語によって壊してしまった恋人たちのために、作家となったブライオニーがした「つぐない」。 それが本編の物語になる。 非常によく作りこまれている。構想と構成がばつぐんにいい。 1,2章は、ものすごく客観的に、かつ丁寧に描かれている。(読むのに苦労するくらい) そのぶん3章は、物語の流れに一瞬「?」と違和感を覚える部分がある。 しかしそれも構成のひとつで、その違和感、あえていうなら「都合のよさ」が、作家が望んだ願いとなっている。 作家は、物語では罪をつぐなえない。 だけど自分のしたことを思い返して、「こうならなかったら」と願わずにはいられない。 二人の恋人の最後の場面が、ブライオニーの望んだ姿で、架空だとわかっているからこそ、そのシーンは本当にせつない。 フィクションと、作家にまつわる物語。 本が好きだ、物語が好きだという人は、ぜひぜひ読むべき。 カスタマーレビューピックアップ This story is about a woman who took responsibility for the accident that caused turmoil to her prosperous family on one night in 1934 and had spent all her remaining lifetime to try to atone. She, later became a novelist, somewhat accomplished her atonement that can be only done by someone who belongs to her job, which really surprised me. The story unveils not by a viewpoint of a single narrator but by various perspectives of different characters so that you can enjoy the differences of each character's way of thinking. You can also get a clear image of terrified London just before and during WWII, which will intrigue a history-lover. カスタマーレビューピックアップ 読書のジャンルと作者の幅を広げようと手にしました。 英人だからでしょうか、或いは単に小生の語学力不足でしょうか、日頃親しんでいる米人流行作家のペーパーバックに比べて分らない単語が結構多く、苦戦しました。 そのせいもあってか、なかなか作中の人物に感情移入出来ず、また細かい話ですが時々妙な時間の飛び方をするのが気になって他のレビューを書かれている方のように「文学作品」として味わうことは到底かないませんでした・・・。 唯一驚かされたのは、最後に本作全体の種明かしが為された場面で、なかなか考えたものだと思いました。つい先日映画化され、映画も好評、原作もベストセラー入りしています。 カスタマーレビューピックアップ
作中においてそれぞれの人物の特徴や性格を緻密かつ明確に描かれており、 かつそれが物語全体を引き立てていると思う。あらすじが書かれた文章だけを 見てもドラマティックな展開だと思うが、本作を読むと魅力的な登場人物たち が歩む人生や運命の物語にぐいと引き込まれる。 特にセシーリアとロビーには、まるで仲の良い友人や家族、自分のことのよ うに感情移入してしまい、彼らの深く、複雑な憤りや悲しみが痛いくらいに伝 わってきた。(個人的な話だが、実を言うと、本作を読み終わった後、半日は 立ち直れなかった。)「せつなさ」という甘い響きを残さない、悲劇的なこの 二人の人生は、「贖罪」というものの難しさを如実に物語っていると思う。 それから、作者のブライオニーを描く筆致にはその子ども時代においてです ら全くもって容赦なく、ともすれば穿った見方だと思えるくらい、良い部分も 嫌な部分も分け隔てなく描かれている。物語の中で登場人物を現実的に、正確 に描こうとする作者の姿勢には脱帽した。ふつうの作家なら、無意識に主人公 を擁護するような書き方をするか、妙におどろおどろしい最後を用意しておく であろう。まぁ、この作品の主人公の最後も残酷と言えばそうかもしれないが。 また、この作品を読んでいると、作者が人生の中で何度となく自分や自分の 作品を観察し、その欠点を見極め、克服しようとしてきた努力が垣間見える気 がした。小説家として「贖罪」というテーマと誠実に向き合おうとする姿勢が 本作というすばらしい帰結を生み出したのは、作者のこれまでの人生を反映し た結果だと言えよう。 誰にでもお勧めできる、時間を推してでも読んでほしい作品である。 Amsterdamカスタマーレビューピックアップ マキューアンの作品なのだが、どうも初期の作品と比べたなら魅力がおちるような気がしてならない。死んだ女に対して三人の男ががやがやする小説なのだが、うーんどうだろう。訳者が未熟なのだろうか、首を捻りたくなるような日本語がたた出てきて、どうだろうと思うし、うーん、やっぱりセメントガーデンや最初の恋、などのほうが好みです カスタマーレビューピックアップ 原文が巧いのか、訳者が巧いのか、とにかく日本語がすっと馴染んでいる上に洗練された文体で大変読みやすい。 地位と名誉を手に入れた男たちの、更なる栄光への道はちょっとしたさじ加減で一気に転落の一途を辿る。 そのリアルで繊細な心理描写はほぼこの小説のすべてを占めていて、筆者の独り善がりにならずかなり読者を楽しませてくれる上に、 大人の渋い小説としてオススメです。 カスタマーレビューピックアップ Atonementについで、McEwanを読むのは2冊目。ブッカー賞を取ったときから興味を持っていたが、当時の評を読むと、ミニマリズム系の小説家と思い敬遠していた。全くそんなことはない。インテリの不安と子供じみた馬鹿さ加減が、巧妙なスタイルで描かれていて一気に読める。主人公の一人が作曲家、それも知識人のGoreckiと書かれていて、このあたりの感覚が分る人には必読の小説と思います。 カスタマーレビューピックアップ イアン・マキューアンの小説を原書で読むという私の挑戦、これが3冊目、一番早く一気に読んでしまいました。次から次へと成長する話の展開に、好奇心を抑え切れず物語から一時も離れる事が出来ませんでした。主人公達は、それぞれ社会的に一応成功している人達、がしかし平凡な一庶民の私でも、各主人公の気持ちになりきりながら読めるのは、マキューアンの心理描写の上手さなのでしょう。これぞ現代社会が生み出した大人の男達のサバイバル物語、そういう男性達に囲まれながら、やはりサバイバルしている女性達を、この物語は大いに楽しませてくれる事間違いなしです。なのに星4つ・・は限りなく星5つに近い4つです。もっと面白い将来の本を期待して・・ファンとしてはまだまだ満足させ続けて欲しいのです。 カスタマーレビューピックアップ
マキューアンの小説は緻密な職人芸で綿密に組み立てられたガラス細工の趣きがある。とにかく理知的で端正な文章、感傷を排したクールな語り口、隙のないプロット。初期のマキューアンは近親相姦やカニバリズムなどグロテスクな題材を好んで扱い、ちょっと昔の筒井康隆を思わせるブラックで残酷な小説の書き手だったが、今やプロットは洗練され、文体は研ぎ澄まされ、ひんやりした残酷味を漂わせつつ展開するストーリーはエレガンスを感じさせる。あからさまでなく、隠し味のように漂うブラックさはアクが強い初期作品よりはるかに上質だと思う。自ら「今では社会のテクスチャーがぼくを魅了します」と語るマキューアンらしく、不思議によじれた人間関係をカタストロフィーにまで突き詰めていく手さばきは的確で狂いがなく、一度入り込んだら目を離すことなどできなくなる。訳者が書いているように表面的には既存のプロットを再利用しながらも、やはりマキューアンにしか書けない小説になっているのは、彼の最良の持ち味が巧妙なプロット以外の部分にあるからだ。だからこそこの小説は何度読んでも面白い。小説の美食家のために書かれた小説だと思う。 Atonementカスタマーレビューピックアップ 思い込み、作家気取りの思い上がりから少女ブライオニーのついた嘘で姉セシーリアと将来有望な使用人の息子ロビーは互いの気持ちと欲情に気付いた日に引き裂かれる−所詮身分違いの恋、数年経てば第二次世界大戦が始まるのだから、と思うが、彼らには「あったはず」の3年半が「なかった」ロビーは性犯罪者として刑務所にいたので、面会はできず、手紙も厳しく管理されていた為、手紙で愛や将来を語ることもでき「なかった」。戦時中、姉に続いて看護婦になったブライオニーがセシーリアを訪ね、つかの間のひと時を過ごすロビーとの三者の緊迫したやり取り、それすら「なかった」。そのシーンからほのめかされる海辺のコテージでの日々も、もちろん「なかった」。セシーリアとロビーの二人には図書室での一件と出征前の短くぎこちない再会しか「なかった」。この「なかった」の連鎖によってセシーリアとロビーは実在の人物よりも鮮やかな存在となり、小説は現実を超える−そして、疑念。ブライオニーの「贖罪」とは本当に贖罪なのか?単に作家のエゴなのではないか?ロビーが死にセシーリアが死に、ブライオニーが死んでもブライオニーがいくら小説を書き直しても「罪」は変わらないのではないのか?読み終わってからも何回も咀嚼するように考えは広がり、乱れる。それにしても「かくも作家とは何者ぞ」 小説を忠実に映像化した「つぐない」が公開されている。小説→映画→小説の順に読んで、小説の中に見たものを、映像の中に観て(特に噴水のシーン)、映像で観たものを小説に丹念に色づけをして(ダンケルクのシーン)何回も何回も観て読んでいたい作品である。 カスタマーレビューピックアップ 「神が贖罪することがありえないのと同様、小説家にも贖罪はありえない」(本文より) 物語をつむぐ作家の罪と、つぐないの話。 作家には、のがれられない習性のようなものがある。 物語を探して語ること。 筋と整合性を求めて作り出した物語のせいで、主人公ブライオニーは姉とその恋人の人生を狂わせてしまう。 物語によって壊してしまった恋人たちのために、作家となったブライオニーがした「つぐない」。 それが本編の物語になる。 非常によく作りこまれている。構想と構成がばつぐんにいい。 1,2章は、ものすごく客観的に、かつ丁寧に描かれている。(読むのに苦労するくらい) そのぶん3章は、物語の流れに一瞬「?」と違和感を覚える部分がある。 しかしそれも構成のひとつで、その違和感、あえていうなら「都合のよさ」が、作家が望んだ願いとなっている。 作家は、物語では罪をつぐなえない。 だけど自分のしたことを思い返して、「こうならなかったら」と願わずにはいられない。 二人の恋人の最後の場面が、ブライオニーの望んだ姿で、架空だとわかっているからこそ、そのシーンは本当にせつない。 フィクションと、作家にまつわる物語。 本が好きだ、物語が好きだという人は、ぜひぜひ読むべき。 カスタマーレビューピックアップ This story is about a woman who took responsibility for the accident that caused turmoil to her prosperous family on one night in 1934 and had spent all her remaining lifetime to try to atone. She, later became a novelist, somewhat accomplished her atonement that can be only done by someone who belongs to her job, which really surprised me. The story unveils not by a viewpoint of a single narrator but by various perspectives of different characters so that you can enjoy the differences of each character's way of thinking. You can also get a clear image of terrified London just before and during WWII, which will intrigue a history-lover. カスタマーレビューピックアップ 読書のジャンルと作者の幅を広げようと手にしました。 英人だからでしょうか、或いは単に小生の語学力不足でしょうか、日頃親しんでいる米人流行作家のペーパーバックに比べて分らない単語が結構多く、苦戦しました。 そのせいもあってか、なかなか作中の人物に感情移入出来ず、また細かい話ですが時々妙な時間の飛び方をするのが気になって他のレビューを書かれている方のように「文学作品」として味わうことは到底かないませんでした・・・。 唯一驚かされたのは、最後に本作全体の種明かしが為された場面で、なかなか考えたものだと思いました。つい先日映画化され、映画も好評、原作もベストセラー入りしています。 カスタマーレビューピックアップ
作中においてそれぞれの人物の特徴や性格を緻密かつ明確に描かれており、 かつそれが物語全体を引き立てていると思う。あらすじが書かれた文章だけを 見てもドラマティックな展開だと思うが、本作を読むと魅力的な登場人物たち が歩む人生や運命の物語にぐいと引き込まれる。 特にセシーリアとロビーには、まるで仲の良い友人や家族、自分のことのよ うに感情移入してしまい、彼らの深く、複雑な憤りや悲しみが痛いくらいに伝 わってきた。(個人的な話だが、実を言うと、本作を読み終わった後、半日は 立ち直れなかった。)「せつなさ」という甘い響きを残さない、悲劇的なこの 二人の人生は、「贖罪」というものの難しさを如実に物語っていると思う。 それから、作者のブライオニーを描く筆致にはその子ども時代においてです ら全くもって容赦なく、ともすれば穿った見方だと思えるくらい、良い部分も 嫌な部分も分け隔てなく描かれている。物語の中で登場人物を現実的に、正確 に描こうとする作者の姿勢には脱帽した。ふつうの作家なら、無意識に主人公 を擁護するような書き方をするか、妙におどろおどろしい最後を用意しておく であろう。まぁ、この作品の主人公の最後も残酷と言えばそうかもしれないが。 また、この作品を読んでいると、作者が人生の中で何度となく自分や自分の 作品を観察し、その欠点を見極め、克服しようとしてきた努力が垣間見える気 がした。小説家として「贖罪」というテーマと誠実に向き合おうとする姿勢が 本作というすばらしい帰結を生み出したのは、作者のこれまでの人生を反映し た結果だと言えよう。 誰にでもお勧めできる、時間を推してでも読んでほしい作品である。 Saturdayカスタマーレビューピックアップ 主人公のヘンリーは40代後半の成功した神経外科医だ。愛する妻は弁護士で、二人の子供は芸術的才能に恵まれており、娘は詩人で息子はギタリストとして成功しており、社会的にも私生活においても実に恵まれた生活を過ごしている。 そんな彼がある土曜日の早朝に目が覚めて、エンジンから火を噴いた飛行機がロンドンの上空を飛ぶの目撃するところから物語は始まり、その土曜日の一日の出来事が描かれる。たった一日ではあるが、その中で妻との出会いまで遡る夫婦の歴史、子供や義父との関係、痴呆になった実母と過ごす時間と、ヘンリーの心情がきめ細かく描かれる。そして、終盤ではヘンリーが日中に起こした交通事故を契機に急速なクライマックスを迎えることになる。 本書のテーマは「不安定」ではないだろうか。ヘンリーは現在の生活に満足しているにも拘らず、早朝に目覚めた時から漠然とした居心地の悪さを感じている。それは初老にさしかかろうとしている自分の年齢による部分もあるが、成長して離れて行く子供や、老いていく親達と関わりの中で現在が満ち足りた状況が決して安定的なものではなく、今まさに移ろいつつあることを感じているからだと思う。その不安定さが端的に現れたのが終盤のクライマックスだと思う。 カスタマーレビューピックアップ 相変わらず繊細な情緒描写と深い思索を展開する緊張感みなぎる筆力は脱帽ものです。脳神経外科に関する疾患病理や手術室の日常的雰囲気や患者とのやり取りなど実際的な臨床場面もかなりリアル。同僚とのスカッシュは余分だけどその土曜日の予定に入ってたんだから仕方ないか。 妻はメディア企業付き弁護士というエグゼで未だに夫と濃密に愛し合え、長女、長男たちも多少の問題はあるが立派に成長してる愛すべき若者たちです。 でも、そんな幸せな上中流家庭の日常にはちょっと興味湧かないかも。 家族が侵入者の脅威に立ち向かう後半はスリリングですが単に美しき筆力の為せる技かも。McEwanともなると期待が大きいだけに少し腰砕けといったところでしょうか。 個人的には『The Innocent』の主人公が「ゾーリンゲン、ゾーリンゲン、ゾーリンゲン・・・」とつぶやきながら遺体を切断するシーンが、今でもMcEwan作品の中では、逼迫され歪められた精神状態の描写の最高到達点だと思ってます。20年近くたったあとでも「ゾーリンゲン」が脳裏にこびり着いています。本作ではそのような鬼気迫るような描写はあったでしょうか。やはりこれはキャラクター設定の甘い、技術系の作品だと思います。9/11後の世情の不安が個人の精神状態の歪みに変容されるさまをMcEwanなら描けると期待してたのです。 カスタマーレビューピックアップ 相変わらず話運びのテンポがいいし、『贖罪』(Atonement)にはなかったユーモラスなところも散見されて、ぐいぐい読ませるのだけれども、マキューアンとしては平均点の出来ではないか。(物語展開にどことなく既視感があると思ったら、ドラマ『ER』にこんな感じのエピソードがなかったっけ? しかも『ER』のほうが、ぐっと胸に迫る描き方ができていたのでは?) マキューアンには、『愛の続き』(Enduring Love)みたいな本をまた書いてほしいものです。 カスタマーレビューピックアップ Ian McEwan の Atonement 以来の作品。 Atonement は過去を考察するために書いたが、今は現在を見つめることが義務だと思う(特に9/11の恐怖のあとでは)と、著者はある誌上で語っている。そしてこの小説の設定は2003年2月15日・土曜日。この日ロンドンでは迫りくるイラク戦争に反対して200万人規模のデモが繰り広げられた。 ロンドンに住む有能な神経外科医、Henry Perowne の土曜日が描かれる。弁護士の妻、詩人として花開きつつある娘、ミュージシャンの息子。老詩人の義父、介護ホームに暮らす母。小説は土曜日のできごとを現在時制で、折にふれHenryの心に浮かぶ過去のことがらを過去時制で語っている。 空前のイラク戦争反対デモはHenryも加わっているのではなく、あくまで背景としてある。(Henry自身はイラク戦争を支持し、フセインを倒すことが優先だと娘と論争する場面がある) そしてテロへの恐怖、混迷の世界の状況が個々の人間の生活にぬきさしならない不安や脅威を与えているという思想がこの小説の根本にある。 土曜日の1日にHenryが遭遇したできごと、触れあった人々、自身の中の葛藤が淡々と印象的に語られ、後半は一段と緊迫した場面へと展開する。同時に全編を通して深い人間への愛が感じられる。 カスタマーレビューピックアップ
Saturday brilliantly depicts life in a post 9/11 environment and successfully portrays a world of divergent but understandable differences. This novel’s varied attributes places it in the line of great stories like DA VINCI CODE, DISCIPLES OF FORTUNE, THE TRIUMPH OF THE SUN, NEVER LET ME GO. They have at their core mystery, love, happiness, hope, sufferings and uncertainty. The Daydreamerカスタマーレビューピックアップ ピーターは空想好きな10歳の少年。彼は私を少年・・もとい、少女の頃に戻して楽しい冒険の旅にいざなってくれました。 妹・ケイトの人形達と言い争ううちに自分も人形になっていたり、年老いた飼猫と体を交換して意地悪猫と決闘したり・・ ワクワクドキドキ、そして、ちょっぴり切ない7つの章で構成されています。 夢見がちな少年の物語は、大人になった自分を垣間見る最終章で終わります。 ブッカー賞を受賞したマキューアンの作品の中でも、最も好きな一遍です。 カスタマーレビューピックアップ 自分が大人だからだろうか。これは大人のために書かれた子ども時代の物語に思えてならない。ピーターを取り囲む小さな温かな世界や、時には残酷な子どもの社会、彼自身や家族の心の動きが、簡潔で美しい描写で彩られた珠玉の作品である。題材は変身や透明人間など古典的であるけれど、子どもを取り囲む世界と子どもの空想が時代を超えてそう変わるものではない。子どもたちはいつも手が届きそうで届かないレベルの成長を願っている。そんなつま先立っている子どもたちが世界と対峙するときの「揺れ」が表現されているマキューアンによる小説である。 一方、ロアルド・ダ-ルの愛読者である私の息子はこれはまさしく子どもの物語だと思っている。おそらく親のことを透明人間にしてしまいたいと思っているのだろう。そして、大人の世界にちょっと憧れと反発を感じているようである。 大人は子どもだった頃のワンダーランドを思い出すことで自分自身の「生」を反芻し、子どもは自分を反映する不思議なお話を通して、長いトンネルの先にある大人の世界を垣間見る。この物語は大人と子どもをつなぐ優しい架け橋である。大人用と子ども用の、別々の訳と装丁を是非お願いしたい。本棚の片隅にずっと置いておきたい1冊である。 カスタマーレビューピックアップ おもちゃが動いたり、飼っている猫と入れ替わったり、色んな冒険。 猫が死ぬ寸前に入れ替わってお互いの気持ちを知ったところにはしんみり・・・。大人になった自分の目から大人と子供を見たり、そして赤ちゃんに入れ替わったり、とにかく小さい子供の目の高さになると面白い。わくわくできるそれぞれの7章。 これはイアンの初めての児童文学らしいが、とてもそうは思えない。 カスタマーレビューピックアップ はるharuさんと同じように、初めは「変身」の連発では芸がないな、と思ったのですが、これは、この順にピーターが経験を重ねて大人になる準備をするってところに意味があるのですよ、たぶん。意外性よりも、ゴールを見据えて階段を上っていく感じ。思春期目前の、あまずっぱさがくすぐったい快感でした。 マキューアンの大人向け小説「時間のなかの子供」をよく理解したい人は、まずピーターの冒険をしっかり味わっておきましょう。 カスタマーレビューピックアップ
はるharuさんと同じように、初めは「変身」の連発では芸がないな、と思ったのですが、これはこの順にピーターが経験を重ねて大人になる準備をするってところに意味があるのですよ、たぶん。意外性よりも、ゴールを見据えて階段を上っていく感じ。思春期目前の、あまずっぱさがくすぐったい快感でした。 マキューアンの大人向け小説「時間のなかの子供」をよく理解したい人は、まずピーターの冒険をしっかり味わっておきましょう。 On Chesil BeachSaturdayカスタマーレビューピックアップ 主人公のヘンリーは40代後半の成功した神経外科医だ。愛する妻は弁護士で、二人の子供は芸術的才能に恵まれており、娘は詩人で息子はギタリストとして成功しており、社会的にも私生活においても実に恵まれた生活を過ごしている。 そんな彼がある土曜日の早朝に目が覚めて、エンジンから火を噴いた飛行機がロンドンの上空を飛ぶの目撃するところから物語は始まり、その土曜日の一日の出来事が描かれる。たった一日ではあるが、その中で妻との出会いまで遡る夫婦の歴史、子供や義父との関係、痴呆になった実母と過ごす時間と、ヘンリーの心情がきめ細かく描かれる。そして、終盤ではヘンリーが日中に起こした交通事故を契機に急速なクライマックスを迎えることになる。 本書のテーマは「不安定」ではないだろうか。ヘンリーは現在の生活に満足しているにも拘らず、早朝に目覚めた時から漠然とした居心地の悪さを感じている。それは初老にさしかかろうとしている自分の年齢による部分もあるが、成長して離れて行く子供や、老いていく親達と関わりの中で現在が満ち足りた状況が決して安定的なものではなく、今まさに移ろいつつあることを感じているからだと思う。その不安定さが端的に現れたのが終盤のクライマックスだと思う。 カスタマーレビューピックアップ 相変わらず繊細な情緒描写と深い思索を展開する緊張感みなぎる筆力は脱帽ものです。脳神経外科に関する疾患病理や手術室の日常的雰囲気や患者とのやり取りなど実際的な臨床場面もかなりリアル。同僚とのスカッシュは余分だけどその土曜日の予定に入ってたんだから仕方ないか。 妻はメディア企業付き弁護士というエグゼで未だに夫と濃密に愛し合え、長女、長男たちも多少の問題はあるが立派に成長してる愛すべき若者たちです。 でも、そんな幸せな上中流家庭の日常にはちょっと興味湧かないかも。 家族が侵入者の脅威に立ち向かう後半はスリリングですが単に美しき筆力の為せる技かも。McEwanともなると期待が大きいだけに少し腰砕けといったところでしょうか。 個人的には『The Innocent』の主人公が「ゾーリンゲン、ゾーリンゲン、ゾーリンゲン・・・」とつぶやきながら遺体を切断するシーンが、今でもMcEwan作品の中では、逼迫され歪められた精神状態の描写の最高到達点だと思ってます。20年近くたったあとでも「ゾーリンゲン」が脳裏にこびり着いています。本作ではそのような鬼気迫るような描写はあったでしょうか。やはりこれはキャラクター設定の甘い、技術系の作品だと思います。9/11後の世情の不安が個人の精神状態の歪みに変容されるさまをMcEwanなら描けると期待してたのです。 カスタマーレビューピックアップ 相変わらず話運びのテンポがいいし、『贖罪』(Atonement)にはなかったユーモラスなところも散見されて、ぐいぐい読ませるのだけれども、マキューアンとしては平均点の出来ではないか。(物語展開にどことなく既視感があると思ったら、ドラマ『ER』にこんな感じのエピソードがなかったっけ? しかも『ER』のほうが、ぐっと胸に迫る描き方ができていたのでは?) マキューアンには、『愛の続き』(Enduring Love)みたいな本をまた書いてほしいものです。 カスタマーレビューピックアップ Ian McEwan の Atonement 以来の作品。 Atonement は過去を考察するために書いたが、今は現在を見つめることが義務だと思う(特に9/11の恐怖のあとでは)と、著者はある誌上で語っている。そしてこの小説の設定は2003年2月15日・土曜日。この日ロンドンでは迫りくるイラク戦争に反対して200万人規模のデモが繰り広げられた。 ロンドンに住む有能な神経外科医、Henry Perowne の土曜日が描かれる。弁護士の妻、詩人として花開きつつある娘、ミュージシャンの息子。老詩人の義父、介護ホームに暮らす母。小説は土曜日のできごとを現在時制で、折にふれHenryの心に浮かぶ過去のことがらを過去時制で語っている。 空前のイラク戦争反対デモはHenryも加わっているのではなく、あくまで背景としてある。(Henry自身はイラク戦争を支持し、フセインを倒すことが優先だと娘と論争する場面がある) そしてテロへの恐怖、混迷の世界の状況が個々の人間の生活にぬきさしならない不安や脅威を与えているという思想がこの小説の根本にある。 土曜日の1日にHenryが遭遇したできごと、触れあった人々、自身の中の葛藤が淡々と印象的に語られ、後半は一段と緊迫した場面へと展開する。同時に全編を通して深い人間への愛が感じられる。 カスタマーレビューピックアップ
Saturday brilliantly depicts life in a post 9/11 environment and successfully portrays a world of divergent but understandable differences. This novel’s varied attributes places it in the line of great stories like DA VINCI CODE, DISCIPLES OF FORTUNE, THE TRIUMPH OF THE SUN, NEVER LET ME GO. They have at their core mystery, love, happiness, hope, sufferings and uncertainty. On Chesil Beachカスタマーレビューピックアップ
This is an affecting description of misunderstandings between a naive young couple on their wedding night; told alternately from their parallel points of view leading the reader to feel sympathy for both. The story is set just before the supposed love revolution and will have resonances for older readers, but I think most people will empathize with the couple's anxieties. The writing is wonderfully fluent in evoking feelings and left me wishing that this short book had been longer. In the hardback edition the print is a good size and very clear with wider than average line-spacing -- a boon for reading in poor light. I would also recommend reading The Fates by Tino Georgiou, if you haven't already. A truly superb novel. Rose Blancheカスタマーレビューピックアップ
図書館で偶然出会いました。 内容はともかく、絵が美しくて… 勿論手に取れば内容は読まなくても想像できるもので。 でも、とにかく素敵な絵で…引き込まれてしまいました。 絵を描いたイーノセンティという方は、1940年、イタリアの小さな町に生まれ 13歳の時から鋳鉄工場で働き、18歳の時ローマに出てアニメーションスタジオに入りイラストレーターの道にすすむ…と紹介されてますが なるほどと思わせてくれる色使いと質感です。 内容は壮絶で…シンプルできわどい表現もないのに戦争の悲惨さを 訴えてきます。『白バラ』という名前の由来までにも意味があり 平和になれきってしまっている自分にカツを入れられました。 Atonement |
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