定価:¥ 2,800(税込)
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発売日:2006-11-22
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Amazon人気商品ランキング/永瀬正敏psWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:116/総ページ数:12 最終更新日:2008/08/21 隠し剣 鬼の爪
特価:¥ 2,800(税込) 発売日:2006-11-22 売上ランキング:DVDで7048位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ 再び、「近代」VS「前近代」の構図に基づいてレヴューをする。 永瀬の演ずる主人公は、あるポイント、ある「時点」で、ラストと 同様の「生き方の選択」が可能だった。松たか子を、嫁ぎ先の商家から 引き取り、彼女が健康を回復した時点で、宗蔵は侍の身分を捨て、 松の演ずる、農民の娘きえと共に、蝦夷に渡り、商人に。 勿論、主人公が、こんな選択をしたのでは、「剣の果し合い」も 「鬼の爪のシーン」も「西洋式の軍事調練」も、その後、描かれる事は 無く、「映画」として、成立しない。 しかし、近代人ならば、「個人の『自由意思』によって功利主義に基づく 『合理的な選択』をする」のは、当然であり、自分の「生き方の選択」を見て、 他人が如何言う「気持ち」に為るか等と言う事は、一切、関知しない。 だが、前近代人の宗蔵には、「生き方を選ぶ」、詰まり「選択」と言う概念が存在しない。 挟間との決闘や、家老の緒方拳との確執の後、漸く、「侍の身分を捨てよう」 と言う「気持ち!」に為って、「実際の行動」に移す。同時に、1860年代と言う、 其の時代に相応しい「近代人」と言う「生き方」が実行できる様に為り、松の演ずるきえとも 結ばれる。そうして見ると、最初は「前近代人」だった宗蔵が、ラストでは 「近代人」として生きて行く様になるまでの、「変化のプロセス」を 描いた「映画」だとも、解釈出来る。だとしたら、「『近代人』にとって『武士道』とは?」 と言う形で、「日本人にとって『近代的自我』とは?」と言った「夏目漱石的問題」を 「『転倒』させて見せた」作品なのかも知れない。・・・「鬼の爪のシーン」での 宗蔵は、殆ど8割方、「近代人」として行動していたと考えて良いだろう。彼個人の 「自由意思」に基づく行動だからだ。・・・また、明治近代文学開始以前に 勝手に、とっとと「近代人」に為って仕舞った人間が、幕末期に居ても 本人にして見れば「何ら問題が無い」。自分の人生だからだ。それこそ「近代的自我」の 持ち主ならば、全く「遠慮」なぞしないだろうし、「夏目漱石の事なぞ 知った事では無い。俺は俺だ。」と言った所か。・・・ ラスト・シーンは確かに「ハッピー・エンド」である。しかし、豪い遠回りだった。 『清兵衛』が「家族の絆」を描いているので、アメリカ人には『鬼の爪』よりも 「受けが良い」等と良く言われるが、一部のアメリカ人には、19世紀後半に 新天地の蝦夷に渡り、「近代人」として生きて行こうと「選択」した宗蔵を、 ほぼ同時代に、ヨーロッパから、新天地アメリカへと渡って生きて行こうと「選択」をした、 自分達の先祖の姿に「重ね合わせて」見て居る者もいる。 但し、少数派かも知れない。今年4月に亡くなったカート・ヴォネガットが、 ブッシュ・ゴアの双方を「歴史についても『無知』で、異文化に対する理解も無い ボンボン政治家が2人居るだけに過ぎない」とボロクソに言っていたのは、 そう言う「文脈」の中で、とも受け取られる。 勿論、宗蔵や当時のヨーロッパ人にとっての「フロンティア」には 既に、先住民が、独自の文化と歴史を持って自分達の生活を 営んでいたのは、当然の事である。 カスタマーレビューピックアップ 『たそがれ清兵衛』につづく山田洋次監督時代劇第二弾。原作は藤沢周平。『たそがれ清兵衛』はすごく好きだし、良くできた作品だと思うが、だからといってここまで同じようなものを作らなくてもいいのでは? と思う。主人公の性格とか境遇とか、設定にいろいろ違いはあるものの、ストーリーの流れが同じで、なんだか先が読めてしまう。下級武士の慎ましい暮らしぶりの描写も『たそがれ清兵衛』と同じような感じで、はっきり言って退屈してしまった。 メインは、主人公の片桐が、狭間という剣仲間と果たし合いをさせられる話。それに、片桐の家の女中が嫁ぎ先でいじめられ、連れ戻すという話がからむ。男と男の戦い、そして男女の心のふれあい。映画としての要素は十分だが、盛り上がるべきシーンが欠如している。なぜ、片桐と狭間が御前試合をして、3−2で片桐が勝った(が実はそれは狭間が勝ちを譲った)という、見せ場になるようなシークエンスを、セリフだけですませてしまうのか。実際に片桐が刀を使う場面が終盤まで出てこないから、終盤の「果たし合い」の場面に向けて、期待感が湧いてこない。松たか子は演技がうまいのかもしれないが、この役柄には何か足りない感じがして、こちらの方も全然盛り上がらず。なんか、がっかりだ。 それと、この片桐という男、自分の信念を貫いているつもりらしいが、半分死にかけの狭間と果たし合いをするのに、師匠のところへこっそり指南を受けにいったり、私憤を晴らすために最後にしたことといい、武士の風上にもおけない自分勝手なやつに思えて仕方がなかった。あの「隠し剣」は、そりゃ反則だろ! というわけで☆2つ。 カスタマーレビューピックアップ 藤沢周平作品 独特の哀愁が全体に漂って… いい映画でした。 ただ、ちょっと、『たそがれ・・・』『蝉しぐれ』と混乱する所もあり。 松たかこの演技も あんまり好きになった事はないんですが、 いい演技だったと思います。 方言もいい感じであってましたね。 武士 サムライをただのヒーローとして描かない所は藤沢作品のすごい所だと思います。 武士の階級制度ならではの 苦悩がいつもきちんと描かれています。 カスタマーレビューピックアップ 演技は素晴らしいと思います。 内容ですね。 藩の家老を、自分の価値観から見て気に食わないからといって暗殺なんて、武士としてあってはならないと思います。 武士とは上のものから「死ね」と言われれば「承りました」と黙って死ぬものです。武士とはソルジャーであり、私怨や感情に流されてはならないはずです。しかも、剣の道を究めた者が・・・。 また、謀反者の妻女が夫の命乞いを願う活動をするなんて、しかも自分の貞操を引き換えにって。現代人の価値観からは、何の違和感もないのでしょうがちょっと信じられない話です。 なんだか安いドラマのようで感情移入できませんでした。 カスタマーレビューピックアップ
完璧なまでの勧善懲悪・理想主義、予定調和なストーリーを鑑みても、観ていて気持ちのいい爽やかさのある映画だった。山田洋次監督の撮る映画の一番良いところは、なんといっても分かりやすさだと思う。この幕末武士・三部作においても、変に肩肘を張らず、あくまで視聴者がすんなりストーリーに入り込めるように、さりげなく話の筋の手ほどきをしてくれている。だから、観る者はいつも緊張することなくリラックスして映画を観られる。ちょっと油断していると、話の筋が見えなくなる映画が多い昨今、こういう観る者に優しい映画があってもいいと思う。 永瀬正敏の朴訥とした佇まいと松たか子が一途な健気さが、露骨なのに嫌味じゃないのは、二人が役にバッチリとハマっていたからだと思う。主役の二人のハマリ具合も、この三部作を観るときの一つの着眼点だと思う。 Beautiful Sundayカスタマーレビューピックアップ 日常生活を描いている作品。 淡々とした中にも周りの人達の行動がちょっと笑えたり怖かったり。 時々「ありえないだろ!?」って思えるような所も。 見ていてスカッとする感じはしないけど、何気なく見れる作品です。 カスタマーレビューピックアップ
とってもいいです。何気ない日常や仕草を何気なく描く。これほど難しい事はないでしょう。一貫して同じテンポ。起承転結はほぼ皆無。けど退屈させない。監督の技量に感服です。 我が人生最悪の時 ― 私立探偵 濱マイク シリーズ 第一弾カスタマーレビューピックアップ
白黒でのどこかノスタルジックな世界。 TV版とはまた違ったマイクが見られます。 でもなんで、このDVD、チャプターが切ってないんでしょうか? 息子カスタマーレビューピックアップ 山田洋次版「東京物語」といった感じがした。 年老いた親と東京であくせく暮らし、田舎から出てきた親への対応に困る子供。熱海まで登場するところ、小津版と似せている。 違いは、ふるさとが北国だということ、時代が新しくなっているところだろうか。FAX全盛の時代だったのだろう。 カスタマーレビューピックアップ 笑いあり涙あり、最後には胸の奥がジーンと暖かくなるような映画です。 脚本、演出、演技、それら全てが高い次元で保たれながら、かつ、話の流れに一切のインチキや無理臭さを感じさせない構成は、脱帽するほかありません。 バブルの終末にこの映画は生まれました。哲夫君は正社員になったかな、親父さんは孫の面倒見でてんやわんやしてるかな、お兄さんは大きい会社をリストラされていないかな、など、バブル崩壊を経験した今だからこそ、色々な思いが浮かんでは消える珠玉の名作です。 続編として「親父」を製作して欲しいと、心から願って止みません。 カスタマーレビューピックアップ
訛りや兄にコンプレックスがあり それによって人付き合いが苦手で自分の殻に閉じこみがちで前に進めない主人公が、ひとくせもふたくせもある人間や愛する女性に出会う事によって、殻を破り前に進む。見ていて感動させられる映画である。また話の流れを父親を軸に現代社会における家族のあり方を見せていると思われる。本当にもっと評価されても良い映画だと思う。ちなみに私が一番好きなシーンは、愛する女性が聾唖者だと知った主人公が”いいじゃねぇが”と言いながら暗い倉庫から、光あふれる太陽の下に出てくるところが、主人公に心情、決心を非常によく表していると思う。 とにかくいい映画です。まだ見てない方は、ぜひご覧になってください。 探偵事務所5”~5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語~B File「522失楽園」カスタマーレビューピックアップ
マイクシリーズテイスト溢れる描写と演出に宮迫、成宮の演技がよくはまっている。永瀬正敏の演技も秀逸。佐野史郎ら豪華傍役陣も見逃せない。もう少しストーリーが落ち着くと見易い。 パウダー・ロード ― アジアンビート 第3巻 タイ篇隠し剣 鬼の爪
特価:¥ 2,800(税込) 発売日:2007-06-29 売上ランキング:DVDで39140位 ユーザー評価: DVD / 在庫切れ カスタマーレビューピックアップ 「武士の一文」のレビューで、引き合いに出してるのをよく見たので、 遅ればせながら拝見させて頂いた。 これで三部作すべてを見たんだけど、重複して出演してる俳優が多いんですよね。 チーム山田って感じ。 そのチーム山田が、「寅さんシリーズ」撮ってたというのを最近知りました。(汗) 武士三部作にも見られる、ほのぼのとした笑いは、そこから来てたのかと納得。 さて、 今回の主役、永瀬正敏なんだけど、 これ見るまではどうも印象が薄かったんですよ。 小泉今日子の元旦那という認識あるだけで、演技見るのは今作が初めてなんだけど… 良い役者じゃん?! なんでもっとメジャーな作品に出ないのか(より好みしてるのか?)不思議に思ったくらい。 ヒロイン役は、松たか子。 着物が似合うし、笑顔が可愛かったなぁ〜 彼女の存在なくして、この映画は成立しなかったのでは? 解り易い時代劇です。 気になってる方は是非! カスタマーレビューピックアップ 世間的には「たそがれ清兵衛」の方が評価が高いのでしょうね 僕もたそがれの方が好きなんですけど これはこれで中々良いです 最後に永瀬正敏が鬼の爪でさっとやるシーンも凄く良い 個人的にすごく満足できた映画です カスタマーレビューピックアップ 「其の後」と言うのは、17世紀前半を 舞台にした、仲代達也主演の『切腹』で あり、其の時代の「武士道」が、 200年以上過ぎた、1860年代初めには どうなったのか、と言う意味である。 本作の舞台は、山田洋次が監督した 前作の時代劇『たそがれ精兵衛』と 同様、幕末の東北である。 さて、『切腹』では、仲代に 「人を斬った事の無い剣術等、 所詮は、畳の上の水練」と 哂われた、太平の世の剣術だが、 本作の主人公の永瀬は、 「手入れをする時以外には、 刀を抜いた事も無い」との事である。 トクガワ・サムライ・ガバンメントが 近世日本に齎した250年間の平和は 結局の所、「鳩時計を 生み出しただけだった」。 時代は、既に1861年、アメリカ市民戦争が 始まっていて、初期タイプのガトリング・ガンが 実戦運用されている。 主人公の永瀬を始めとする 数十石の禄高の下級武士達は 「藩命」により、西洋式の 「軍事操練」の訓練を受けている。 「砲術」に始まり、西洋式の 「行進」、更に「ナンバ歩き」や 「ナンバ走り」を矯正して、 西洋式の走法を身に付けるのに 豪い苦労をしている有様。 更に、永瀬達にとって、重要な問題は 「社会共同体」内部での、 自分の立場であり、士農工商の 身分制度の手前、主人公永瀬は 互いに想いを寄せる、松たか子 と、「自由恋愛」も「自由結婚」も 出来ない。前作『精兵衛』が、 経済的事情で、禄高の低い下級武士の 真田広之が、百石程度の武家の娘である 宮沢りえと、最後の最後まで、 結ばれなかったのと、比べると、 永瀬の方は、まだ、経済的な余裕も有るし、 身分を言うならば、武士の娘ではなく、 農民の娘の松たか子にとって、 貧乏暮らし自体は、別段、如何と言う事も無い。 では、一体何が、問題なのか。事は非常に単純であり、 単なる「共同体論」的問題に過ぎない。 コミュニティの中での自分達の ポジションが、他の共同体構成員に 認められるか如何か、と言う様な、 近代ならば、殆ど問題に為る事の無い 「身分を超えた恋愛」が、「一寸した 泣かせる話」に為って居ると言う 其れだけの事。要するに「世間様の目」 って奴を気にし過ぎているだけなのだが、 そう言う「前近代性」に、まだ ノスタルジーを感じている日本人が 多いらしい。『精兵衛』が、『国家の品格』 の路線だとすると、此方は『バカの壁』の 路線か。 「剣の決闘」のシーンは、長くなるので このレヴューでは割愛するが、タイトルにある 「鬼の爪」は、戦国時代に実戦で用いられる様な 代物では、丸で無かった。 此れは、言うなれば「特殊な暗器」に 拠る、非常に洗練された暗殺法であり、 刃渡り数センチ程度のナイフと 同じく、「近接戦」でなければ、 用を為さない。此れで、主人公の永瀬が、 家老の緒方拳を一撃で倒すのだが、 若しも、実戦でこの位の小刀を 使うのならば、鎧甲冑の隙間を 衝いている暇など無いので、 普通は、頚動脈を切る。敵が馬上に 居る等、間合いが遠すぎる場合は 別だが、近接格闘戦ならば、 敵が鎧を着ていても、首の周りは 隙だらけなので、頚動脈を狙うのは 必定である。しかし、この映画では 戦闘の「場所が場所」である。城内の廊下で 緒方拳の頚動脈を切ったら、 辺り一面血の海になるし、 永瀬本人は確実に返り血を 浴びるだろう。其処で、「鬼の爪」の 出番である。幸い、太平の世が続いた 自分の藩内の城中なので、 緒方拳は甲冑などは付けては居ないし、 油断し捲くりであり、永瀬との 距離にして、数十センチの所まで 近づいて来てくれる。永瀬は、羽織袴だけの 緒方拳の心臓を、ピンポイントで 衝くのだが、「鬼の爪」の 構造上の特殊性と、永瀬の「衝き」の 訓練の賜物で、緒方拳の胸には 出血らしい出血が、殆ど無いまま、即死に 至らしめる。 此処で描かれているのは「暴力の洗練」である。 「社会的な場」を超えた所で 実行される、純然たる「力」が、 如何なる精錬加工も施されては居ない 「純粋なる『原』暴力」であるのに 対して、或る「文化的なコード・システム」に 支配された「社会的構造体内部」では、 其の「記号体系」に基づいて ソフィスティケイトされた 「記号的暴力」を実行しなければ 為らない。関が原以前の戦国時代から 比べれば、江戸末期日本の社会自体の 成熟とも考えられるし、観客の中には、 「此れでは、藤枝梅安と 同じ。」と受け取る者も居るだろう。 しかし、この映画の時代は 『仕掛人梅安』よりも、更に 後なのだから、19世紀後半の 「文化的な場で行われる『戦闘』」と 言うものが、この位洗練されているのも、 当然かも知れない。 何れにしろ、映画前半場面で 「時代状況」を田中邦衛に語る 永瀬の台詞の中に 「源平以来、700年に 亘り、刀と槍、弓矢しか使わない 戦闘を、ずっと続けて来た」 と言う言葉が、有るとおり、 カノン砲や、ライフル銃、 そして最初期の重機関銃も 実用化されている1860年代の 戦争が、片方に有り、もう 片方に、西洋諸国が既に実際に戦っている 「生の戦争」とは異なる、鎖国社会日本の 極めて特殊な状況下で戦われる 「文化的洗練を受けた江戸末期の『戦闘』」が 有ると言う「二重写し」の 「幕末期日本」を描いた映画だが、 もう一つ、「剣での果し合い」と言う 17世紀初頭の戦闘形式まで、 絡んで来るので「三重に錯綜した 1860年代近世日本の『戦争の絵姿』」が 描かれているとも言える。 そして、最も重要な事は、この 「トリプル・シゾフレニック」な 戦闘を、主人公の永瀬、詰まり、 「一人の人間」が、3つの次元で 重層的に「戦う」と言う事である。 恋愛や人間関係は、「前近代的」で 単純極まりないし、山田洋次と言う人は 「悪人を描く事が、殆ど出来ない」らしいので、 兎に角「時代状況と『戦闘』」の 部分が、「錯綜的」と言えるほど 複雑な描き方・・何しろ、700年分を 圧縮して描こうとしているので 当たり前なのだが・・其れが、滅茶苦茶な 「複雑さ」を提示しているのに対して、 人間関係を中心としたドラマトゥルギー部分は、 すっげーシンプルなのである。 カスタマーレビューピックアップ 「武士の一分」までの一連の藤沢周平映画の中で、この「隠し剣 鬼の爪」がベストだと思う。 まずなんといっても、ヒロインの松たか子が素晴らしい。「女性の品格」という本が売れる 現代だが、このきえという女性は「品格」よりもっと大切な何かを仄かに薫らせ、愛おしい。 また永瀬正敏も良い。各作品の主人公の中でも、飛び抜けストイックで無駄な動きもなく、 田舎の小さな藩の下級武士という感じが一番する。 緒形拳も、各作品の悪役の中で最高のワルである。(最悪のというのが正しいのかな?) 監督は山田洋次でないが、「蝉しぐれ」ではとても善い人だったのでその落差が面白い。 さらに、タイトルは勇ましいが、立ち回りの時間は短くそれでいて深く印象が残るシーンだ。 後から思うと、こういう題名を付けてしまう事はリスキーだが、そうでないと見逃すほどだ。 いささか書き過ぎてしまった。 もう一度言う。松たか子のきえは邦画史の1ページを、ひそやかに飾るヒロインである。 カスタマーレビューピックアップ
同じ藤沢周平原作「たそがれ清兵衛」の同工異曲といっていい。このことから二番煎じ、亜流の非難がある。しかし考えてみてほしい。あの世界の巨匠小津安二郎は、そのほとんどの作品が同工異曲ではないか。ファンはその中から微妙な味わいで「晩春」派、「麦秋」派、「秋刀魚の味」派等存在する。たとえばこの3作はほとんど同じプロットだが、これらを似ているといって非難する人を私は知らない。「隠し剣 鬼の爪」が「たそがれ清兵衛」に似ているだけで貶められる風潮は、たいへん残念だ。私自身は作品の味わい、タッチにおいて「隠し剣」のほうが好きだ。 私は「たそがれ清兵衛」も大好きだが「隠し剣」がもっと好きな理由をつきつめると、きえ(松たか子)にたどり着くように思う。 こういうタイプを好きになるとは、お前は男尊女卑派かといわれそうだが、理屈抜きにきえはいとしい。普通の庶民男子が理想としてきた日本女性の核心に近い存在ではないか。そのことがいい悪いは、おいておく。 「たそがれ清兵衛」を見る前、宮沢りえは明らかに嫌いな女優だったが、この映画を見てイメージがガラリと変わった。松たか子はデビューした頃、ちょっと好きだったが「隠し剣」を見る前、あまり関心がなかった。しかし「隠し剣」を見てから最も好きな女優になってしまった。 きえのことばかり書いたが、永瀬正敏も素晴らしい。実は彼の主演映画を見るのはこれがはじめてだった。しかし男が惚れそうになるほど魅力的で、しかも演技がうまい。こんなにうまい役者だったのかと感嘆した。 山田洋次監督の職人技も素晴らしい。黒澤監督も構図の一つ一つに絵的美しさを求めていたが、この作品にもそれがある。庄内地方のやわらかく素朴な方言、人工照明に頼らず、自然光中心の撮影、江戸時代の夜間の室内の雰囲気等、実にいい。日本の美しさをいたるところに再発見できる。 エンターテイメントと味わい深い日本情緒がうまく両立している。日本映画史上屈指の名作だと思う。 姑獲鳥の夏私立探偵 濱マイクシリーズ・完結篇「罠」海は見ていたカスタマーレビューピックアップ
深川の遊郭を舞台にした話です。清水美砂、久しぶりに見たけれど、とても格好いいあねさんでした。気が強いつみきみほ、優しい遠野凪子とそれぞれが個性のある役で、かけあいも面白かったです。あねさんたちが着る衣装も個性的。皆が何かをしょっていて、それなりに苦労も悩みも恋もある。その中で生きていくということの力強さを感じました。お話はわりにたんたんとしている印象ですが、それぞれの人物の気持ちが出ていて心に残る話でした。 |
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