定価:¥ 4,179(税込)
特価:¥ 2,972(税込)
中古品¥2950 より
発売日:2008-08-08
売上ランキング:DVDで81位
ユーザー評価:![]()
DVD / 通常24時間以内に発送
MenuSpecial Links |
Amazon人気商品ランキング/ハビエル・バルデムpsWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:17/総ページ数:2 最終更新日:2008/08/21 ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディションカスタマーレビューピックアップ 恐ろしい作品です。 一応、麻薬がらみの金をネコババした男とそれを追う殺し屋、というストーリーは存在しますが、本作の主眼はハビエル・バルデム扮する殺し屋の不条理殺人にあると思います。 この殺し屋は自分のルールにのっとって殺人を行なうとされていますが、殺される人間の方からしたら、「えっ、なんで?」という理由ばかり。 全く無関係の人間も殺しの標的にしようとする殺し屋のアルゴリズムは常人には理解しがたいはずですが、実際のところはそれこそが現代の我々が抱える「何を考えているか分からない殺人者」という問題なのではないでしょうか。 主要人物のように見えるトミー・リー・ジョーンズ演じる保安官も昨今の無常、残虐さを嘆くばかりで物語に直接的な介入をする事は皆無です。ですが、この保安官こそ不条理殺人にも何らかの理屈があると信じている旧世代の象徴であり、新時代の殺人者たちに翻弄されていく人間そのものなのです。 通り魔事件が頻発している日本に住む我々にならば、この作品の言わんとすることが少しは分かるのではないでしょうか。 カスタマーレビューピックアップ いつもながらの物語で、新鮮さがなかった。 ジョ〜ンズはイイ味を出していた。 日本で馴染みなので、親近感をもって見てしまったかも・・ 髪の長い殺し屋は怖そうな感じが出ていたのが上手かった。 後は大して賞に当てはまるほどの内容ではないんじゃない?・・ カスタマーレビューピックアップ コーエン兄弟の「ファーゴ」の大ファンです。この作品も「ファーゴ」同様、一般人がちょっとした欲がきっかけで犯罪に巻き込まれるというストーリーです。「ファーゴ」は意図的にユーモラスなシーンがちりばめられて軽いコメディになっていましたが、本作品はトーンがずっと暗めです。全体的に落ちついた作りで両監督の成熟がうかがえます。ラストのシーンを見たとき「あっ」と思わず声を上げてしまいました。こういうエンディングを作れる監督を尊敬します。アカデミー賞は大げさかもしれませんが、兄弟の今までの功績を考えたら当然かもしれません。 カスタマーレビューピックアップ 期待してたのに正直がっかり一緒に観てた嫁に時間を返せと怒られました。 カスタマーレビューピックアップ
映画とは、理解するのではなく、体感するメディアである。手に汗握る逃亡・追跡劇が、終わらない悪夢のように延々と続いていく。映画が終わるまで観客は緊張し、いつ惨劇が起こるのか恐怖のあまり画面から目を離せない。そういう意味で本作は一級品である。 もう一つ、本作は読ませる一流の文学的作品でもある。すべての登場人物、すべての台詞が世の中を象徴しているからだ。 まず舞台は1980年だが、あきらかに2007年の現代につながっている。虚無感漂う荒野や閉塞するモーテルは、まさしく今のアメリカ国民の心理状況を表している。 殺し屋は自分のルールを貫くためだけに犯罪を犯している。ベトナム戦争や、9・11後のアメリカ社会、もしくは指導者たちの象徴である。特徴的なヘアースタイル(最大のヒットアイディア!)は、キリスト教の求道者のようでもある。 追われる者は、決してつかむことのできないアメリカン・ドリームを幻想するアメリカ国民。しかもいざ手にすると、一転その生活は絶望へと変わる。 保安官はそのどちらでもない者、苦悩する哲学者、あるいは文学者、芸術家である。たった一度、殺し屋と対峙するが、結局事件には深く関わらないまま身を引いていく。 好き嫌いがはっきり分かれる暗くて重い映画ではあるが、保安官の夢の中にこそ作者の希望が託されている。寒い吹雪の山中で、先を行く父親が明かりをともし暖をとって待っていてくれる。人間に対する信頼がそこにある。 バンテージ・ポイント コレクターズ・エディション
特価:¥ 2,953(税込) 発売日:2008-08-20 売上ランキング:DVDで16位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ 大統領狙撃の真犯人をシークレットサービス(デニス・クエイド)が追い詰めるという至極単純なストーリーではあるが、編集の妙によってここまでの作品に仕上げた手腕には拍手を送りたい。この映画は、いいところで話を終えると続きが見たくなるという<To be continued>効果を最大限に利用した1本なのだ。あえて例えるなら、ヘ○スの40分コースで時間切れで寸止めを食らうと、思わず延長してしまうあのノリと似ているかもしれない(チョット違うか?)。 ○○○○までの8人の目撃者のシークエンスを並列にならべ都度巻き戻す、という今までありそうでなかった編集がなんとも斬新だ。観客はその度にお預けをくわされ、必然パブロフの犬のように涎をたらしまくるという仕掛になっている。テロの真犯人追及に付随して起こる複数の事件の結末も同様にお預けを食らうので、見ている方は最後まで飽きることはない。 『メメント』ではラストからビギンに遡るという演出が秀逸であったが、この『バンテージ・ポイント』もリバース編集という演出により、なんでもないストーリーがここまで化けた事実には驚きを隠せない。昨今はリメイクばやりで、終にあの天然記念物の黒澤明作品にまで手をつける末期症状を示し初めている邦画界ではあるが、そんな安直な手法に頼らずとも、頭を使って工夫すればいくらでもいい映画が作れる可能性を、本作品は示しているのかもしれない。 カスタマーレビューピックアップ 見ている途中に何度も思いました。 「もう繰り返さないで〜!」と。 たしかに表現手法は斬新で、それがこの映画の売りだと思うのですが 同時に、たった23分間の出来事を文字通り「繰り返す」ので中だるみします。 同じシーンが何度も出てきます。 強制的に巻き戻しされて、同じシーンを何度も見せられたら いくら面白い映画でもさすがに飽きてきます。 繰り返すことでしか作れない"楽しさ"と、繰り返すことによる"中だるみ"との バランスをどう取るかが難しいですね。 ぼくにとっては"楽しさ"よりも、"中だるみ"の苦痛の方が少し大きかったです。 カスタマーレビューピックアップ 大統領狙撃の瞬間を目撃した8人の異なる視点から、暗殺事件の真相に迫るさまをスリリングに描きます。出演はデニス・クエイド、TVドラマ「LOST」のマシュー・フォックス、フォレスト・ウィッテカー、シガニー・ウィバーなど配役も豪華です。 大統領暗殺にいたるまでのシークエンスは、捜査官や観光客、犯人など8人の視点で8回繰り返されます。2度目、2人目の視点からは、とりあえず何が発生するか分かってるから、その立ち位置までを確認しつつ観ていけます。どんどん情報が殖えていくワクワク感。そのつど時間は巻き戻され、少しずつ新たな事実が明らかにされ、観客は真相に近づいていくという手法。 それぞれのパートは、必ず先が気になる一番いいところで終わってしまう形で区切られます。(苦笑) そのため観客は、あたかもクライマックスが連続しているような感覚に陥ることに。全力ダッシュで始まり、ペースを落とすことなくそのまま90分間駆け抜けます。 ひとつの事柄が、見る角度により別のものに見えてくる。ある事実を知った後には、同じ出来事がより大きな意味を持っていたことに気づく。まったく無関係と思われる登場人物たちは、そのじつそれぞれが確固たる存在理由を持って配置されており、すべてが明らかになる最後の瞬間には、大きな感動と満足感が待っています。 カスタマーレビューピックアップ 大統領暗殺という現実的な設定を舞台にしているので、 リアリティ重視のシリアスなサスペンス・アクションかと思ったら、 007、ボーン三部作のようなノリだったのには拍子抜けした。 前半は楽しめたが、中盤以降は強引な展開が続き、後半はただのアクション映画に。 デニス・クエイド(御歳54)のアクションが見たくて身銭を切ったわけではない。 日本ではなぜか高評価されているが本国アメリカでは評価はイマイチのようで安心した。 カスタマーレビューピックアップ
表現手法については他のレヴューでも絶賛されているので割愛。 内容について少し(以下ネタバレ注意) 「アメリカ VS テロ組織」よくある構図の映画。 当然、テロ組織は「悪」であり、彼らの事情なんかは一切皆無。 それは、それとしていい。娯楽映画だから。 アメリカVSテロ組織による スピード感あふれるせめぎ合いは意外なカタチで締めくくられる。 とっさに、少女の命を救おうとしたのは 「卑劣なアラブ系テロリスト」と「良心の米国ジャーナリスト」 最後の最後で どんな人間であれ、根本は「善」であると信じたい。 そう感じさせてくれた良作。価値ある1本。 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
特価:¥ 2,953(税込) 発売日:2008-08-20 売上ランキング:DVDで90位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ この映画は、マスコミが宣伝しているような欲望ギラギラの愛憎劇ではけっしてない。天涯孤独な男が抱く<家族への渇望>がテーマとなっており、ある意味ビスコンティの『家族の肖像』に限りなく近い作品なのかもしれない。冒頭の三つの山を背景に鳴り響くサイレンのような音は、血のつながっていない偽家族が奏でる不協和音にさえ聞こえてくる。 家族の肖像画のコレクションや子供時代の幸福な夢を老教授に見せることによって、ビスコンティが主人公の孤独や家族への憧憬を演出したのに対し、本作品においては息子を爆発事故から救出したり、家族の悪口をいう輩に腹を立てたりする程度のたわいもないエピソードの羅列が散見されるだけ。石油王たるビジネスマンとしての側面を持つプレインビュー(ダニエル・デイ=ルイス)が、偽息子や偽弟をビジネスに利用したりするので、プレインビューが本当に家族を欲しいと思っているのかが観客にうまく伝わってこないのだ。 本作品には、第3の啓示と名乗る新興宗教を司る怪しい神父イーライ(ポール・ダノ)が登場するのだが、このプレインビューの対極に位置するキーパーソンになぜこんなオーラのない役者をキャスティングしたのかがはじめは疑問であった。しかし、パイプライン敷設権欲しさにプレインビューが洗礼を受けたことによって兄弟となった神父を、偽家族の一員として若干幼く描く必要が演出上あったことが後になってわかった。 弟を名乗って現れた男が消え去り、HWがライバルとなって自らの元を去ったプレインビューには、どうしても確かめたいことがあったにちがいない。それは、石油事業への投資を持ちかけてきた、宗教上の兄弟であり、かつ山師という意味では同じ職業といえるプレインビューの分身イーライに流れる<血の色>。<ボウリング>のピンによって砕かれた頭蓋から流れる、まるで石油のようにドス黒い血を見た時、自分の周りにいた偽家族が<石油という利権>によってつながっているだけで、本当の血族にはけっしてなれないことを悟ったのだ。 カスタマーレビューピックアップ 一人になりたいと言い続けただけの男の話。PTA渾身の大傑作、石油王の一代記と言われているが、石油王プレインビューの、石油のためにあらゆるモラルをかなぐり捨てるような業の深さが描かれているわけではない。本当に交渉のために「息子」を利用する冷血漢であれば、聴力を失った後のほうが利用価値は高いはずだが治療と教育を優先し、「弟」とは実利を超えて一時的に家族経営の体制を作ろうとした。それでも「息子」「弟」と擬似家族の絆を結ぶことを避け、やはり一人になる。 福音派の牧師と対峙し、信仰と実利、神と石油との戦いと葛藤を描くわけでもない。PTAがアメリカと映画の歴史に払う敬意は清清しいが、情緒不安定でもプリンの懸賞を集めて世界一周をするような屈折したアメリカ人を描いて欲しいし、石油の炎柱よりも蛙の雨を見たい。 敢えて言えば"Bastard"と「息子」へ独り言のようにつぶやくシーンが美しい。家族だけは手に入らなかった自分の人生を呪うわけでもなく、目の前の息子をとにかく罵る凄みは、ようやく終盤でプレインビューの造形に深みを増した。 カスタマーレビューピックアップ まず冒頭、ひとりきりで坑道に潜り、発掘している場面だけでも驚異的に惹きつけられる。続く、初めて油井を掘り下げる場面での穏やかだが重々しい表情、そして油田候補地買収交渉の場での貫禄のある佇まいと、巧みに連携していく編集によって畳みかけるように描かれるダニエルの変遷の異様なまでの力強さに、瞬く間に呑みこまれてしまう。 どことなく前時代の古典映画の趣があり、大掛かりな石油採掘機が炎上する場面やら、噴き出した石油に火がつき、それが黒々と大空を覆うシーンやら、お金もかかっています。 それぞれの映像美も出色。荒涼とした土地で行われる石油の掘鑿と、そこで繰り広げられるドロドロとした人間模様が美しいはずはないのだが、構図と特徴的な色彩設計によって、息を呑むような美しさを演出しています。本編はアカデミー賞において主演男優賞の他に撮影賞を獲得しましたが、それも納得ですね。 それにしても、すさまじい。主人公ダニエル・プレインヴューが通れば草ひとつ生えず石油と血が流れる...。宗教観とか倫理観なんてクソくらえってくらいのパワーで、徹底的に一人の男だけを描いています。 また、全編を通じて描かれるのは、主人公と、彼をよそ者として疎ましく思う牧師イーライとの、土地と引き換えに要求された教会への献金の5000ドルを巡る攻防です。 主人公に対して終始反感を示し、取り入って自らの欲望をも満たそうとする伝道師イーライを演じたポール・ダノもまた好演でした。 全体のストーリーテリングは、決して上手くはありません。ワンシーン、ワンシーンが切れ切れに感じられる部分もありました。実際には、心理的な伏線が巧みに張らているのですが、インパクトの凄まじい場面があまりに多いために、ガタガタした印象を受けてしまう。反面、その凄まじいパワーで2時間40分を押し切り、上映時間を長いと感じさせないというのもあります。 カスタマーレビューピックアップ ポールトーマスアンダーソンの新作。 現代の世界石油高騰や日本のガソリン高騰を時には厳しく、ユーモアに皮肉を込めた作品です。 Idrinkyourmilkshake というセリフがyoutube等で流行りました。 あと音楽もオススメで 『レディオヘッド』のジョニーグリーンウッドが作っています。 カスタマーレビューピックアップ
と、ポール・トーマス・アンダーソンはインタビューで答えている。そして、監督にそう言わしめさせたダニエル・ディ・ルイスが、極めて特異なキャラクターを、全編鬼気迫る演技で見せる。正にロンドンの芸術一家に生まれ、シェークスピア劇団出身で、貴族的風貌と才覚を持ち合わせながら、どんな役にも同化できるカメレオン俳優の異名に相応しい名演ぶり。一時俳優を廃業し、イタリアで靴職人をやっていたと聞いたが、やっぱり凄い俳優だ。 ディ・ルイスが演じる主人公は、“黒いゴールド・ラッシュ”でアメリカが湧き返っていた時代に、油田を掘って、掘って、掘りまくる。そして、巨万の富を得た後も、決して立ち止まる事をしない。 正に狡猾にして強欲、“アメリカン・ドリーム”と“宗教”というアメリカのシンボリックな“魂”を蹂躙し、その欺瞞性を嘲笑する。その強靭さと毒気にあてられ、もうひとりの興味深い登場人物であるポール・ダノの存在感が霞んでしまった。こちらも、屈折した小心の偽善者を演じて中々の名演だったが、相手が悪かった。ダノについては、DVDで再度確認したい。 主人公のどす黒く空虚な心象を具現化したかのような暗鬱で漆黒な黒煙立ち上る夕闇、一方で開拓時代の名残りの様な叙情的で美しい絵画の如きカメラ。そして、反社会的でグロテスクな人物の一生を描きながら、観る者の関心を一時も逸らさせず、大河ドラマを構築させた映像力が魅力だ。 フィクサー
特価:¥ 2,953(税込) 発売日:2008-09-26 売上ランキング:DVDで306位 ユーザー評価: DVD / 近日発売 予約可 カスタマーレビューピックアップ 最高につまらなかった。シリアナなどの映画と並んでシリアスな展開ではあるが、兎に角冗長。最後の最後まで見せ場がなく、動機もありきたり。非常に期待していただけに、「なんじゃこりゃ」と言う拍子抜け感だけが残った。 カスタマーレビューピックアップ
決して少なくない登場人物が、置かれている状況を小出しに描写しながら、事件の全貌を少しずつ立体的に固めていくので、何がメインの事件なのか最初は分かりにくいし、人物関係の把握も簡単ではないものの、いよいよ事件の輪郭が見えてくると緊張感が猛スピードで高まっていきます。 面白いのは、多くの訴訟を取り上げた作品のように、原告と被告に分かれた見方になっていないところで、あくまで訴えられた農薬会社とそれを弁護する法律事務所という被告側の中で起こるドラマに絞ったのが、これまでに無いパターンですね。 一人の弁護士が良心の呵責に耐えられなくなったことから起こる事件。主人公をフィクサーにしたことで、事件の見方が「善」にも「悪」にも安易に転がらず、適当な距離をキープしたまま話が進んでいくのが巧い。 「悪役」である農薬会社のキャリアウーマン法務部本部長を演じるティルダ・スウィントンは、プレッシャーにより極度のストレスを抱え、脇汗ぐっしょりになっている冒頭のリアルな演技をみせます。今にも血管が切れそうなピリピリした空気を醸し出している。特に、ラストのクライマックス場面での演技はパーフェクト!! これまで築き上げてきたものが一瞬にして崩れ去ってしまうかもしれない場面に直面した女の焦りが、迫力とおかしみを伴って迫ってくる。この場面の演技を観るだけでも映画を観る価値があります。アカデミー賞受賞はダテじゃないです!! 消されそうになったマイケルの命を救ったものは何か。息子の愛読するファンタジー小説に出てくるような場面に心を奪われて人間性を取り戻し、予期せぬ行動に出たためだった。視点を変えて2度描かれるこの場面が実に美しい。そして、ラストは勝利とは言えない勝利。ラストの主人公の顔が全てを語っている。 潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】
特価:¥ 3,975(税込) 発売日:2008-07-04 売上ランキング:DVDで1570位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ ELLEの編集長が脳梗塞で倒れ全身不随となる。唯一動かせる左目の瞬きだけで、自伝を書き綴る。リチャード・ドレイファスが「この生命誰のもの」で演じた全身麻痺の患者のように深刻にならず、意外とあっさりその状況から前向きに生きる決意をする。愛人と会い、モンテクリスト伯を読み、医者に難癖をつけ、ロックイン・シンドロームを生き抜く。ウルトラ・オレンジ&エマニュエルの歌がチープに響いて、逆に主人公の人格が厚く感じられる。 「記憶と想像力」が彼を「潜水服」から解放したと言う。想像力は記憶の産物である。彼の華やかな人生の記憶と、あらゆるものに知的好奇心を編集者魂が生への執着を生み、四肢の不随によってかえって人間の存在への関心を呼び起こす。人は記憶によって生きるのだ、と。同じくローリングストーン誌の編集者ジョナサン・コットが、記憶の一部を失った後に「人間と記憶」について執念深くあらゆる角度から調べあげて『奪われた記憶―記憶と忘却への旅』という力作をものにしたことを思い出した。希望を捨てるなということは簡単だ。だが、まともな人間であれば絶望するような状況の人間に希望を持てと言うことは残酷でもある。二人を支えるのは「知りたい」と「伝えたい」を繰り返す編集者魂だろう。希望や夢だけが人を生かすのではない。 カスタマーレビューピックアップ 雑誌ELLEの編集長であったジャン=ドミニク・ボビー(実在の人物)の原作を映画化。公私ともに人生の春を謳歌していた男が一転して奈落の底へ。意識はハッキリしているものの全身麻痺している身体のうち、可動な部位はなんと左眼だけという奇病=ロック・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)に突如としてかかってしまうのだ。映画はまったく身動きのとれないボビーの闘病生活を、時には皮肉な笑いたっぷりに、時には家族や父親の愛をからめ哀愁たっぷりに描いている。 当初はジョニー・デップで製作が進んでいた本作品の主人公を、マチュー・アマルリックが怪演している。ボビー役はベットや車椅子に縛りつけられたまま身動きがとれないために左眼だけで演技しなくてはならない。必然目のギョロっとした俳優がセレクトされたのだろう。徹底してボビーの目線で描かれる映像は、人物がフレームからはずれたり、焦点が定まらなかったりで、観客は不快感を覚えるのだが、同時にボビーの苦痛を共感できる仕組にもなっているのだ。人間はこんな風にして弱っていくのかと、ふと感慨深くなってしまう巧みな演出が施されている。 アルファベットを並べた文字盤を読み上げてもらいウィンクで指示を出すやり方で一冊の本(原作)を書き上げたボビー。その根性も見上げたものだが、それを手伝った美人療法士の皆さんたちにも頭が下がる。コミュニケーション能力を奪われるというのはかくも辛いことなのかが、しみじみとスクリーンから伝わってくるのだ。しかしそのおかげで、崩壊する氷河が再生するごとく、ボビーは今まで気づくことさえなかった周囲の人間たちとの絆を再構築することに成功したのだろう。 カスタマーレビューピックアップ 人間っていつか必ず死ぬっていうのがわかってて、何もしなかったり、成功したいと、頑張る人がいますよね?どこかで死ぬっていうのがわかってて、人それぞれ欲を満たしているんだなと思いました。僕自身夢があり、やりたいことは決まってますけど、それで何がしたいのかな?考えました。やっぱり人は、子孫を残して伝えていく単純なことをしなければいけないと感じた。この映画をみて、自分なりに考えました。 カスタマーレビューピックアップ 「最後の授業 ぼくの命があるうちに」(ランディ・パウシュ著)のDVDを最近見たのですが、それを見た時と同じような感想を持ちました。「与えられた環境で如何に振舞うかという最後の自由は奪われない」(「夜と霧」(V.E.フランクル)、つまり「人間が運命を受け止める態度によって実現される価値」が実際に体現されていると思う訳です。(詳しくはWikipediaの「態度価値」をご参照下さい) 人間性を保つことの"尊さ"が心に沁みます。 なお初回盤には初回限定の映像特典(ジャン=ジャック・ベネックスによる映画のモデルとなったジャン=ドミニク・ボビー本人のドキュメンタリー「潜水服と蝶〜20万回の瞬きで綴られた真実」、27分)が収録されています(→ 胸が詰まりました)。撮影現場メイキング(13分)や監督によるコメンタリーも併せて見ると、かなり考え抜かれて映画化されていることに気付かされます。カメラワークを駆使することで、視聴者が映画の主人公の視線を共有し、自然に入り込んでいけるようになっています。全体的に地味ではありますが、凄い作品だと思います。 カスタマーレビューピックアップ
映画としてはよく出来ていて、それなりに満足しましたが、感動というところまでは至らず。しかし、秀作だと思います。 これは実話だったんですね。全然知りませんでした。閉じこめ症候群という難病で左目しか動かせなくなった元ELLEの編集長が、まばたきだけを使って本を書く、という話。病室の中の描写ばかりになる懸念もあり、どう撮るのかと思ったら、ちゃんと風景の中で描いていて安心しました。やっぱり映画は風景を描かないといけないよなあと思います。 冒頭から、左目だけしか見えない主人公の「視点」で映像が描かれるのですが、何となくモヤモヤして視野が狭い映像に主人公の独白のナレーションで、この独白がずっと続くのはつらいな、と思いましたが、撮り方はなかなか面白いと思いました。変な映像というのはこのように必然性があればいいですね。 そこから主人公の「想像」や「記憶」の映像になっていくんですが、ここが良かったです。現実のようで、現実でないような絵。ヤヌス・カミンスキーの暗い映像がこの作品には合っていました。 難病ものは日本映画だとどうしても泣かせようとして変な設定にしたり、役者が泣いたり叫んだりするんですけれど、そういう恥ずかしい場面がないのがいいです。この主人公なんて、病気になっても愛人からの電話を元妻に「翻訳」させたりして、決して病気になったから善人、というような薄っぺらい展開じゃないんですよね。主人公の「視点」もスカートの下の脚、みたいなところばっかり映ってますし、美人が来ると「女」として見てますし。マックス・フォン・シドーの父親とのやりとりがややしつこい気はしましたが、他は違和感がなかったというのは凄いと思います。 だから悲壮感がほとんどありません。そこが最大のいいところです。 難病になってからの顔がリアルで、マチュー・アマルリックは名演だと思いました。現実と、夢と、記憶が交互に描かれていく中で、見ている方も現実が夢みたいに、記憶が現実みたいに思えてきて、それがとても切ないです。海岸で主人公の元妻と子供たちが遊ぶと場面などは夢のように思えて、それは主人公が最後に死んでしまうことを考えると、まさに夢だったのかも知れず、人生そのものも夢のようなものではないか、などという思いも出てきます。 しかし、見終わって、深い感動にまでは至らなかったのは、つまらない無理やりのドラマチックな展開がない代わりに、面白く生き生きとしたドラマチックな展開もなかったからかも知れません。実話ですからそれも仕方ないという気もします。秀作であることに間違いはないと思いました。 ハモン・ハモン デジタル・ニュー・マスター版カスタマーレビューピックアップ 物語そのものは、ぐちゃぐちゃ。ろくでもないことを考えて実行してしまったお母さんが、すべての不幸の元凶で、はっきり言ってひどい話。ラストのほうの、あのオヤジのキスシーンにいたっては、その展開のひどさに腹が立つほどダメダメ。 ところが、そんな酷い物語であるにもかかわらず、これは一本筋が通っている。どういう筋かというと、それは「性愛」を描ききっているということ。最初から最後まで、これは人間のドラマというよりは、性愛をそのまま映像にしたものだと思えば、これほど優れた作品はないと思った。 カスタマーレビューピックアップ アメリカに住んでいるときに偶然見て、すっかり作品とペノロペ・クルスが気に入りました。ラテンヨーロッパの独特の雰囲気は、行ったことがない方には理解しがたいと思いますが、良くも悪くもまさにこの映画の雰囲気そのものです。スペインの田舎の匂いがじかに伝わってくる感じがしました。情熱的でシリアスで不真面目で敬虔なスペイン人は、イタリアとも違った肉食人種臭さをかもし出しています(褒めていますよ)。いい意味でのいい加減さは南米とも共通するところが多く、この映画の全体の味付けに大いに役立って、おのおののキャラクターを表現しています。あまりストーリーにこだわらず、気楽にいい加減に鑑賞してみてはいかがでしょう。基本的にそんな脳天気な映画なのです。私はサントラCDも購入してしまいました。 カスタマーレビューピックアップ この映画は、当時観ました。スペイン映画がとっても流行っていて、女友達と何気なく観に行ったのですが、激しい・・・って。友達と恥ずかしくなったのを思い出します。 ほんと、ドロドロした三角関係だと思えば、それはやばいでしょうって関係だったり。スペイン映画らしい映画だと思います。 今では日本で有名になった女優さんも出ていますが、この時はかわいいイメージはなかったな〜。彼女は「オール・アバウト・マイ・マザー」で輝いたように感じます。 ドロドロしていますが、笑えるシーンもありました。男女関係なく、観てもいいのでは? カスタマーレビューピックアップ この映画の魅力は、ペネロペの魅力によるところが100%に近い。彼女の野性味を帯びたセクシーさ、小悪魔的な可愛らしさと可憐さ、神秘的な美しさ。あの顔と声と体によるシーンがなければ、賞はとっていなかったのでは? ストーリーはというと、ただの単純な三角関係ではない。叔父や恋人の母親が絡んでくるところが、あまりにもドロドロしていて、めちゃくちゃで嫌になる。 全体的に、「スペインなんだな、これが」と思わせる雰囲気が漂っている。外のおおっぴらなからみは本能的で情熱的。 ペネロペの魅力や価値が高いので(あんな素敵な女性が、よくこんな役を引き受けた、あんな大胆な演技をしたものだ)、16歳の彼女を鑑賞するだけでも一見に値する。(個人的には、それ以外には、この映画を見る価値はないと思う。)ただ、画質が悪すぎる。 カスタマーレビューピックアップ
ペネロペ・クルーズの一糸纏わぬヌードを期待しちゃダメです。 もちろんきれいなバストが露になりますが、美しい肢体は残念ながら拝めません。。。 彼女が脱いだ映画というだけで話題になっているので、内容については評価に値しません(笑) 本国版のキャッチコピーは ”A FILM WHERE WOMEN EAT MEN AND MEN EAT HAM"です。深いようで・・・なストーリーです。 夜になるまえに【廉価2500円版】カスタマーレビューピックアップ 素晴らしい。監督の画家としての才能がほとばしる写真として切り取りたくなるような美しいシーンが冒頭からいくつもあり、ストーリーとしても人間の内なる美への語りかけがある。 カスタマーレビューピックアップ 本当に素晴らしかった「潜水服は蝶の夢を見る」の監督で、主演は「ノーカントリー」で衝撃的な怪演を見せたハビエルバルデム。見ないわけにはいかない!普通に見ても感動でき、バルデムの演技もじんわりと良いけれど、ノーカントリーや潜水服は蝶の夢を見ると比較しながら見るとまた面白いです。 カスタマーレビューピックアップ
ノーカントリーでの怪演も素晴らしいバルデムさんですが、オスカーノミネートにとどまったこちらのほうが彼の本領を堪能できるのではないでしょうか。じわじわと染み渡ってくる詩情あふれる哀愁の名演。ラテンアクターにありがちな脂っこさがないのが彼の魅力でしょう。(顔だちはそうとうしつこいですが) ダンス オブ テロリストカスタマーレビューピックアップ 刑事役も凛々しいバルデムさん。素直にかっこいいです。往年のリノバンチュラを思い起こさせます。映画自体のテキスチャーもフィルムノワール影の軍隊のようでいい感じです。男汁溢れるかっこいいバルデムさんを堪能したいのならこの1本でしょう。 カスタマーレビューピックアップ
2000年作。ジョン・マルコヴィッチ初監督作品。ペルーに実在した爆弾テロ組織「センデロ・ルミノソ」のリーダー逮捕劇が完全映像化された社会派サスペンス。 国家要人たちのみならず一般市民までが次々テロの犠牲になっていく。地下で確実に「革命」が起こっている事を実感しながら、対テロリスト警察のレハス警部補が見えない「リーダー」をじりじり追い詰めて行く。やがて容疑者と思われる人物が浮かび上がると共に関係者として浮かんだ人物は娘のバレエ教師ヨランダだった。捜査対象としてかかわるうちにお互いに淡い恋心を抱く。「レハスの彼女への思い」は彼の人生に大きくかかわる出来事として、「捜査」と共にこの作品の大きな柱の一つとなっている。愛する人が突然テロリスとしての顔を見せる恐ろしさ。それでも尚慕う気持ちが消えない自分の心に戸惑うレハス。 レハス役は「夜になる前に」でホモの主人公を好演したハビエル・バルデムだが、前作とは180度異なる役柄。この作品が「夜になる前に」と同年の2000年作品とは驚く。役者としての懐の深さに感激。ジョン・マルコヴィッチとハビエル・バルデムが綿密な打ち合わせをする場面が見られるメイキングは短いながら非常に興味深いものだった。マルコヴィッチの監督としての評価100点。 海を飛ぶ夢カスタマーレビューピックアップ 事故により四肢麻痺に陥ったラモンが尊厳死を求め、周りの多くの人々との関わりを描いた作品。 この映画ではあくまで、尊厳死を肯定したものではなく、 様々な考え方から、観ている者に考えさせられる作品になっています。 中でも私が印象的だったのは、死ぬために生きる。前向きな死。 といった事。 日本で一般的に言って、「死」とはあくまで後ろ向き、逃げ、なものであると捕らえられる事が多い。 だが、映画中にもあるように、周りの人の愛情は素晴らしく、まさに愛に溢れた環境にあるラモン。 それでも、ラモンは事故にあってから26年間の自分の人生に尊厳はなかった、というのが強く残りました。 似た境遇であるフリアと出会い、ラブストーリーもあるんですが、 それに対比されたように、いわゆる普通の恋愛もさりげなく描かれており、その2つが印象的です。 観終わり結果、答えが出る訳ではありませんが、一度観る価値のある大人の映画だと思います。 10点中7点!! カスタマーレビューピックアップ 海の事故により四肢麻痺に陥ったラモンが、裁判所に安楽死を認める訴えを起こす。血管性痴呆症という難病におかされている女弁護士フリアは、その裁判の手伝いをするうちに、同じ境遇のラモンを次第に愛するようになっていくが・・・・。 万事不自由なラモンは、寝たきりになっている部屋の窓から海へ飛び立つ夢を唯一自由に見ることができる。荒川静香の金メダルソング<誰も寝てはならぬ>をBGMに、夢の中の海辺で二人がキスを交わす場面はとても美しい。「ニューシネマ・パラダイス」のキスシーン・コレクションに是非加えてもらいたいほどの名シーンだ。 裁判所へ向かうべく久々に外出するラモンが、その道中でさまざまな<生の輝き>に遭遇する。しかしながら、尊厳死を望むラモンの決心はあくまでも揺るがない。けっして世をはかなんだマイナスイメージの<死>ではなく、自由な世界への魂の解放ともいえる積極的な<死>を本作品で描くことに、アレハンドロ・アメナーバル監督は成功している。 たとえ、愛する女の記憶からも解き放たれる結果になったとしても、生の拘束から自由になったラモンの魂は、気持ち良さそうに海の上を飛び回っているように見えた。 カスタマーレビューピックアップ 何よりも印象的なのが、生きることは「権利」であり、「義務」ではないと訴える主人公。 生きることは素晴らしい、生きていればきっといいことがある、という考え方は、決して間違っているわけではないとは思うけれども、それはある意味生きることを義務付けてしまう方向になりかねない。 人の助けなしには何にも出来ない、寝返りを打つことすら出来ない主人公にとって、生き続けることが拷問とまでは思ってないかもしれないけれども、生きることが義務にしか感じられなくなっている。 だからこそ、生きることは権利なのであり、自分で絶つことも出来るはずだという考えは、賛否両論があると思う。 実際に映画の中でも、同様に麻痺しながらも生きている神父や、親や血を分けた兄弟からも反対を受ける。 いろんな立場からの意見も描き、安易な話にはしていないため、しっかりと考えさせる映画ではあるけれども、海を飛ぶ空想シーンは綺麗だし、重すぎず優しいタッチになっているところが素晴らしい映画です。 生きることについて考えてみたい方にはオススメ♪ カスタマーレビューピックアップ 重要なのは、ラモンが死を切望しているのは、 弱さからくる逃避ではなく、確固たる意志を持ち、ただ尊厳を勝ち取るためだということですね。 その分、より生と死がはっきりと見つめられた作品に仕上がっていると思います。 それでも果たして法が、世が、家族が、尊厳死を認めるか否かといったら、とても難しい問題ですね。非常に切実な問題だと思います。 ラモンの「自分の人生には尊厳などなかった」という台詞がとても悲しかたですね。。。 それでも、これは、主人公が明晰な男であることも一因していますが、 大袈裟な演出は一つもなく、物語は非常になだらかに運ばれていきます。 ラモンにとって如何に死というものがすぐそこにあるものだと認識されていたかが示されているように感じましたね〜、切ない。。 死というもので果たして尊厳を勝ち取れるのかどうか、正解はないでしょうが、 少なくとも彼のそれを勝ち取るための訴えや闘いこそは、まさに尊厳を勝ち取るためにあったような気がします。 生と死を考え詰め、思い詰め、自分がいかな存在か目をそらすことなく真っ直ぐ見つめる男。 生死の価値観はともかく、その誇り高さにはこの映画を観て学ぶものも多いのではないかと思います。 単純に「感動した!!」なんて言葉では表現できない良さがありました♪ カスタマーレビューピックアップ
25才のとき海で起きた事故で26年間四肢麻痺のラモンが、尊厳死を選択し、家族や友人との心の交流から再生の思いを得る物語です。この作品は尊厳死を全面的に肯定するものではありません。 人生について、死や病や老いの苦しみについて考えたことのある人にこの映画をおすすめします。長い期間耐えて考え続けたラモンの選択は彼自身のものですが、観客はそれぞれ、自由を奪う苦しみに自分ならどう向きあうか、多くの考えや選択(尊厳死の否定も含めて)があることに気づかされると思います。ラモンvs.フランシスコ神父の会話はとても面白かったです。 アメナーバルの音楽は作品に完全に溶け込み名作の感動を高め、映画音楽史上に残るであろう素晴らしさです。 アメナーバル・コレクターズBOXカスタマーレビューピックアップ アメナーバルの長編4作品と初期の短編2本に特典映像を収めたボックスで、個別に購入するより2割以上の割引になっているから、お買い得ということができよう。作品自体については、個別に「海を飛ぶ夢」以外はかなり評価がかなり分かれている。私がこのボックスを購入したのは、衛星放送で「海を飛ぶ夢」を見て感激し、アメナーバルのほかの作品を見たいと思ったからであるが、実際にボックスに収められたほかの作品を見て、複雑な気持ちになった。個々の作品についてはそれぞれの「カスタマーレビュー」に書くので省略するが、「海・・」以外の作品はおおむねホラーあるいはサスペンスに類する作品で、今後再度見たくなるとは思えない。皆さんはこのボックスを買う前に、少なくとも「アザーズ」「オープン・・・」のレビューを読み、参考にされるとよい。「一瞬のたるみもない」という点ではすべての作品が共通しているが、後味は全く異なるであろう。 ボックスに含まれる特典ディスクのうち「海・・」のそれは監督自身がその作製を手がけたものであるが、それだけに出色のできばえであり、鑑賞を助けてくれる。単独のアルバムにもこの特典ディスクが含まれていることを祈りたい。 しかし、ボックスアルバムは2枚のディスクをずらして同じページに収納する構造で扱いにくく、デザイン偏重といわれても仕方がない。また作品/キャスト/スタッフについての情報がブックレットなどで分かり易く提供されていないのも不親切だ。 カスタマーレビューピックアップ
BOXセットが出るなんて、制作者はファンの落としどころをよく知っています。幻の短編「ヒメノプテロ」「LUNA-月-」が収録され、今では簡単に手に入れることのできなくなっている大傑作『テシス』も入っているのですから。映画ファンを自認する方なら必携の一品です。長編3本は既に持っていますが私も買い直します。本当に優れた映画群なのです。 監督アメナーバルはまだ劇場公開長編を4作しか撮っていませんが、それだけで映画の天才の名をほしいままにしている「本物」です。今回のBOXで彼の辿ってきた軌跡を今一度追体験できることでしょう。本国スペインで興業成績の新記録を打ち立てた『テシス』、『バニラ・スカイ』としてハリウッド・リメイクされた絶品『オープン・ユア・アイズ』、その効果あってハリウッドで制作された悲痛なゴシック・ホラー『アザーズ』、そして待望の新作『海を飛ぶ夢』は感涙のドキュメンタリー…。彼が世界に通じる作品を撮り続けてきたことや、一貫して現実と夢・虚構が交錯する幻想世界をテーマとしてきたこと(ドキュメンタリーである『海を飛ぶ夢』でさえ、まさに「海を飛ぶ」素晴らしい幻想シーンが一つの山場なのです)、そして自作の音楽が映画全体に荘厳さと格調を与えていて、作品の高品位から切り離せない要素だということ、等々がよく分かるのです。 彼がハリウッドに招聘された時、彼の才能が食いつぶされてしまうのではないかと1ファンとしてはハラハラしていました。ところがどうして、かえって彼は作家的成長を遂げ、本来撮りたかったのはこういう路線だったのではないかと思わせる新作を見せてくれました。確かに『海を飛ぶ夢』はそれまでのトリッキーで驚愕のラストがある映画とは毛色が異なっています。ヨーロッパには今でも素晴らしい映画と作家が息づいており、特にスペイン映画の充実は見事なものです。その至宝、アメナーバルの素晴らしさをご鑑賞下さい。 |
| Copyright © 2003-2008 psWorks.All rights reserved. | |