定価:¥ 6,300(税込)
特価:¥ 5,355(税込)
中古品¥4410 より
発売日:2008-05-31
売上ランキング:DVDで2104位
ユーザー評価:![]()
DVD / 通常24時間以内に発送
MenuSpecial Links |
Amazon人気商品ランキング/ジャン=リュック・ゴダールpsWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:90/総ページ数:9 最終更新日:2008/09/08 8 1/2 愛蔵版カスタマーレビューピックアップ 夢なんだか現実なんだか映画なんだか分からない、 主人公の映画監督グイドの頭の中のようにカオスに満ちた映像世界。 ロケットをモチーフにした映画作品、美女たちに囲まれるハーレム願望、 優柔不断だけどモテる優男のグイド。 男の欲望を体現したような映像が続くと思ったら突然の変調。 最後はかの有名な「人生は祭りだ」のセリフで締めくくる。 理解はできなくても、映画史に残る名作だと言われる所以は、よく分かります。 カスタマーレビューピックアップ 夢で見聞きしたことが思い出せないもどかしさも、この作品がDVDになってくれて解消しました。他人の夢なのに既視感があるのは、みんなの夢が地続きで、そこが死か狂気の世界だから? ともかくフェリーニはそれを美しい映画にし「あっち側」に憧れる私たちをあやしつつ、共に生きよう!と言ってくれるのです。初見時は映像の凄みとグイドの色気にしびれるばかりでしたが、繰り返し観るうちに男性というもののどうしようもなさ、それがゆえの放っておけなさのようなものに苦笑させられます。こんな人に「共に生きよう」と言われたら「まあいっか」と答えるしかない。生々しいのにこんなにも美しい夢。大傑作です。 カスタマーレビューピックアップ やっぱサラギーナ! 男の夢や! このエドラ・ゲイルって女優さん、「何かいいことないか子猫チャン」で、ピーター・セ ラーズのコワイ嫁さん役やってたんやね! 付録の ブックレットで初めて気がついた。そういえば、あの映画、ピーター・オトゥールが鞭振るうパロディみたいなシーンがあるのもそういうわけやってんなあ。 カスタマーレビューピックアップ 収録されているのは、2008年劇場公開の「完全修復ニュープリント版」だと思われますが、 字幕の日本語が、妙に堅苦しく、不自然に感じられます。 評論屋のロミエはともかく、グイドやクラウディア、ルイザ達が 生硬で味気ない言葉使いをしているのが、どうもしっくりきませんでした。 クラウディアと合流後、最後の有名なフレーズまでの一連の流れがとくに興ざめ。 あまり勝手に意訳されるのも困っちゃいますが 機械翻訳みたいな平坦な日本語をつけられるのもちょっと。 現在(2008年7月)通常版が存在せず、 買えるのはこの愛蔵版のみってのもどうかと思います。 すぐに壊れそうな箱、一枚で飾るには大きさも絵柄も今ひとつのカード、 今更の解説に賛辞、関係者の経歴等が載ってる小冊子。 特典映像の入ったDVD以外は正直いらないものばかり。 待ちに待った日本語字幕DVDだっただけに、なんだかいろいろと残念。 ボブ・フォッシーの「シカゴ」を映画化した、ロブ・マーシャル監督が 舞台版「8 1/2」の「ナイン」を映画化するそうなので その時にきっと通常版が出る、、、はず。 まだ購入されていない方は、それまで待っても遅くないと思います。 カスタマーレビューピックアップ
私の視聴環境(EIZO FORIS.TV SC26XD1,SONY PS3 60G,HDMI)での感想です。 画質は悪いとまでは言えないと思いますが、画面全体にうっすらとベールを被った感じで、 ぼやけた様な印象です。解像感も悪く遠景の描写等良くありません。 テレビのコントラスト、シャープネスの設定を調整して視聴距離を離せば それほど苦にはならないと思います。 画質は悪くは無いが良くも無いといった印象です。 一方、フェリーニ・ファンで既に米クライテリオン盤を持っている方にとっては 正直不満だと思います。 こちらは極めて高精細で正に髪の毛1本まで緻密に再現します。 ブルーレイに匹敵する圧倒的な高画質だと思います。クライテリオン恐るべし!です。 米サイトではリージョン1と表示されていますが、実際はリージョン・オールですので日本のプレーヤーで再生可能です。 パッケージデザインですが、紀伊国屋盤は上質な紙(コットン紙でしょうか?伊クラシコ・ファブリアーノの様なアート紙)で出来た小さな箱です。 8 1/2 のロゴは印刷ではなくエンボス加工されて浮き上がっています。 DVDの出し入れが面倒という事もありますが、私は悪くないと思います。 クライテリオンはやや厚みのある2枚組みトールケースですが、グラフィックデザインが素晴らしいです。 映画全体を楽しむ時は紀伊国屋レーベルで、高画質で映像美を堪能したい時はクライテリオン盤でという感じでしょうか。 それぞれ楽しめると思います。 バッファロー'66カスタマーレビューピックアップ 「求めて得られる愛より、求めないで得られる愛の方が素晴らしい」 シェイクスピアの言葉ですが、この作品からも同じような事が感じとれます。 自分が愛してる人を大切にする事は自然な流れですが、自分を愛してくれる人が居たならそれ以上にその人を大切にしたい、そんな大切な事に気付かせてくれる作品です。 カスタマーレビューピックアップ ヴィンセント・ギャロということで期待したが、期待以上の映画だった。 トイレを探しながら拉致しちゃう導入の部分、コラージュされる思い出、 両親に会った時のレイラの芝居、その時の座席とカメラの位置関係等、 要所要所でキラキラ光るものを感じる。 一点減点なのは、「初めて天使に会った」なんて最後に言っちゃうところ。 そんなこと言わずに、タイトル同様スカしながら疾走すれば良かったのに。 奥田瑛二が「少女」を初監督した時、欧州映画のように撮りたかったと言った。 この作品もそんな感じがして、セルジュ・ゲンスブールの「ガラスの墓標」を 彷彿させるものがあった。 カスタマーレビューピックアップ ヴィンセント・ギャロの、身を削ぎ落とされるようなひりひりした“恋愛”映画、待望の再販廉価化だ。 ムショ帰りで、孤独と寂しさに苛まれ荒んだ心、神経症的で情緒不安定、鬱屈した感情をキレかかってでしか表現できず、肉親や女性からの愛情を渇望しながらも一向に報われないダメ男。このどうにもみっともなくて情けない主人公を、繊細でピュアな一面も描きながら観る者に共感を抱かせる人物として自ら演出、演じきったギャロ。脚本、音楽も手掛け、過分にナルシスティックな部分も見えるが、傑作である事には間違いない。 そして、映画をより感動的なモノにしたのが、まるで天から降臨してきたかのようなクリスティーナ・リッチの存在感。半ば誘拐、恫喝されながらも、彼の両親の前で事もなげに幸せな婚約者を演じ切る強靭さと慈母の如く振舞う包容力、そして少女のような可憐さと、最新作「ペネロピ」でもフェアリーテールぶりを見せていた彼女の、ファニーで類稀な表現力を存分に味わえる。 あのなんとも切ないスピード写真機の中での、そしてもどかしくも愛しいモーテルでの、フィルムのフレームに収まったふたりの仕種、表情の痛切さと優しさを確認すべく、何度も観たくなる映画だ。 カスタマーレビューピックアップ 初めは破滅的なラストを迎えるだろうと予測していたが裏切られた。 妙に後味は、さわやかな映画です。このラストは良いです。 結果的には、さわやかな青春映画になった。 カスタマーレビューピックアップ
「生きられない。」劇中に、ビリーが言う、この言葉にこの作品は象徴されているような気がする。両親への疎外感、感情表現が未熟なゆえの対人関係のもつれ、過去の恋愛の狂信的な美化とそれに対応するだけの現実の重荷、そういったものが劇中ビリーにのしかかってくるのである。ビリーは自分がどんな存在であるのか気づかないまま、いや気づくことを恐れているまま、その場をしのごうとするのだが、ビリーは問題を解決するだけの強さはなく、ただ打ちのめされるスパイラル的に落ちていく現実が描かれている。しかし作品の後半においては、ビリーはレイラによって解放されていく。レイラはビリーになかば拉致されながらも、ビリーを理解しようとし続けるのである。「こんなマリア様みたいな女の子は絶対にいない!」などと思いながらも、その献身的な姿やビリーとのかみあわないやりとりは、みていて楽しいし、大げさかもしれないが何か希望じみたものを感じさせてくれるし、ラストはホントに「そっか・・・ビリー」といいたくなるような感動があると思う。 汚れた血カスタマーレビューピックアップ '80年代のフランス映画界はネオ・ヌーヴェルヴァーグと呼ばれる大きな潮流がありましたが、今でも唯一の天才だったと思えるのがレオス・カラックスです。 ただし彼の才能がちゃんと発揮されているのはこの映画まで。 デビュー作にして最高傑作『ボーイ・ミーツ・ガール』のシンプルな美しさには及ばないものの、そのすぐ後に撮られた『汚れた血』もやはり不思議な情感と魅力を放っています。 『ボーイ・ミーツ・ガール』で試された映像に対するあらゆる工夫と実験はここでも生かされ、はっと息を飲むような印象的なシーンがいくつかありますし、繊細なカメラワークとポエティックな映像はやはり彼らしいと思います。 ストーリーがやや娯楽的になったせいか、1作目に比べると全体的に散漫な印象も受けないでもありませんが、それを補って余あるほどエネルギッシュな疾走感は感じました。 ただカラックスという人は娯楽作や大作と呼ばれるものの得意な人ではないのは明白で、この映画でコマーシャル的にも成功してしまったことが彼の最大の不幸のような気はします。 『ポンヌフの恋人』と『ポーラX』ではもうダメだと思いましたが、それでもまた新作を撮るなら見てみたい、今も気になる監督ですね。 カスタマーレビューピックアップ 嬉しかった。まさにゴダールの新作を見る思いでした。「勝手にしやがれ」のポワカール(ベルモンドー)やパトリシア(セバーグ)がカラーで蘇ったかのようでした。しかし観終わったあと気がついたのはこれが1986年の作品であること。リアルタイムで観ていない観客にとって「ゴダールの再来」の意味は変わってきます。20年以上前第二のゴダールを待ち望んでいたフランスの人々の前に「ほら、ボクがそうだよ。」とでも言うかのように躍り出し、見事にルイ・デリック賞を獲得したレオス・カラックス。 残念ながら今当時と同じ感動を味わうことはできません。彼の映像がゴダールに近づくほど、20年後の観客にはそうした思いしか生じない。カラックスはゴダール作品ほどの斬新さや普遍性をこの作品に与えることは出来なかったのです。 彼はこれを「後から撮る者の宿命」と言っているように、時間の経過はカラックスの負うべき責ではありません。けれど彼が見続けてきた沢山の映画たちが彼になんら影響を及ぼしていないはずはありません。 この映画を楽しむためには極力そうした矛盾を排除すべきであり、それはこの映画の繊細さと完成度の高さに対して与えられるべき免罪符なのだと思います。 作品中の「アレックス(おしゃべり)」の寡黙さは、サイレント映画を糧として成長してきたカラックス自身のものであり、よく言われているように彼は彼自身をアレックスに投影しています。彼自身も語っているとおり「STBO」なるウィルスの存在に重要な意味はありません。この映画にクライム・サスペンスやSF的な要素を求めるべきではなく、私たちはその点でもこの作品に寛容であるべきだと思います。 テーマはあくまでアンナとアレックスの交錯、アンナへの「片道切符の愛」なのです。 静かで意識的に明るさを抑制した映像からはフィルム・ノワールに似た香りが立ち昇り、登場人物たち、ラヴァンとビノシュ、デルピー、それぞれに皮膚の薄い痛々しさ、清冽さを漂わせています。ラストシーンは皮肉にも「アヴァンチュール」を予感させる飛行場、そこに「アヴァンチュールズ(仏映画、冒険者たち)」に飛行士くずれの男として出演していたセルジュ・レジアーニの顔があったのも皮肉でした。「後から撮る者の宿命」をカラックスはこのように恣意的に利用することもできるのです。 アンナはアレックスに替わって滑走路を「疾走」します。飛翔するかのように両手を広げて、、、。 砥ぎ澄まされたナイフのように鋭利でストイックな「愛の寓話」は、こうして終章「ポン・ヌフの恋人」へと向かいます。 ゴダール風とも見える、ともすれば乾燥しがちな映像に、カラックスは演出によって十分に加湿し独自の映像世界を創出しています。 カスタマーレビューピックアップ ゴダールの再来とか、アンファン・テリブル(恐るべき子供たち)、ネオ・ヌーベル・ヴァーグなどと呼ばれ一時はもてはやされたレオス・カラックスも、恋人のビノシュと別れて以来どうもパッととしない。本作品は、カラックス自身の自伝的要素が強いと言われるアレックス3部作の中の2作目にあたる。 プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」の使い方や、『アルファビル』を思わせるお金のかかっていない近未来社会のセット、VFXに頼らない斬新な映像表現などは、確かにゴダールと共通するものがある。が、その個性的な表現によって導かれるテーマに、ゴダール作品に感じる“深さや重さ”を感じないのは自分だけだろうか。 おそらくカラックスはこの映画の中で、心に何らかの重りを抱えた飛べない人間たちを描きたかったのだろうが、背が異常に低く野卑な顔立をしたアレックス(ドニ・ラヴァン)以外の、やくざなマルク(ミシェル・ピコリ)、その情婦アンナ(ジュリエット・ビノシュ)、恋人のリーズ(ジュリー・デルビー)の<心の重り>が十分に描けていなかったような気がしてならない。 デビット・ボウイの「モダン・ラヴ」にのって街中を疾走するアレックスに尾崎豊的なシンパシーを抱ける人ならば、評価が真っ二つに別れるこの映画はきっと心に響くはずだ。 カスタマーレビューピックアップ 念願のDVD購入を果たしました。 それにしても、このDVDのチャプターリストを不思議に思った方はいないのでしょうか?通常ならば12345…と続き、細かくチャプターが入力されている筈が、なぜかこのDVDでは3、6、14、…みたいな感じでかなり大雑把に合計6つのチャプターがあるだけです。この数字の基準がよくわからない。まぁ、特に不便なわけじゃないけど、普通に収録したらいいのに。何か面倒くさかったんですかね。微妙な手抜きです。 その他特典映像は、アレックス三部作すべての予告映像と、ポーラXの予告が入ってるのと、主要キャストの紹介文みたいなのが入ってました。これにはJ・デルピーも入れてほしかった!! 今作は、極めてセンシティブな映画であり、観る人によってはつまらないと感じたり、やや陳腐なストーリーに違和感を覚える人もいる筈です。ただ、カラックスのエゴイストぶり、ナルシストぶりが全面に押し出されつつも映像の素晴らしさは言うまでもなく、心に深い残像を刻みます。 私は正直この映画が何故こんなにも自分を惹きつけるのかがわからなかったのですが、皆様のレビューを見ていて気付きました。ああ、この映画はただただ痛々しくて、切なくて、そんな青春の全てが詰まっているのだと。 ゴダールの再来と騒がれていたカラックスですが、ゴダールの瑞々しい疾走感に加えてカラックスは痛々しい疾走感です。そういえば「ゴダールのリア王」では、不仲で有名なデルピーとカラックスが恋人同士の役でした。貴重な映像です。 話がそれましたが、「汚れた血」に興味のある方は是非見て下さい!もしつまらなく感じたとしても、まだデビューしたてのJ・デルピーやJ・ビノシュがとても美しく、それだけでも得した気分になれますよ! お薦めです。 カスタマーレビューピックアップ
最初に見たのは16年前、23歳のときでした。 深夜仕事から帰りTVをつけるとやってました。初めてのフランス映画。 仕事で疲れた頭にいきなりスイッチが入った感じ! 赤、青、白のトリロールに黒が交じり合う今まで見たことのないスタイリッシュな映像! 可憐なジュリエット・ビノシュ。すぐに録画しその後何十回と見ました。 もちろん監督のレオス・カラックスにもはまりました。マイベスト5に入る作品です。 軽蔑 (ユニバーサル・セレクション2008年第10弾)【初UPJ化】【初回生産限定】
特価:¥ 1,350(税込) 発売日:2008-10-09 売上ランキング:DVDで6658位 ユーザー評価: DVD / 近日発売 予約可 カスタマーレビューピックアップ
巻頭、J.L.ゴダール自身?のナレーションが、クレジットタイトル代わりに今作のスタッフ、キャストを紹介する。ブリジッド・バルドー、ミシェル・ピコリ、ジャック・パランス、ラウル・クタール、ジョルジュ・ドルジュー、アルベルト・モラヴィア、そしてフリッツ・ラング。アンドレ・バサンの「映画とは欲望が作る世界の視覚化」との名言が引用され、映画は始まる。 これは、同じくヌーヴェル・バーグの旗手だったF・トリュフォーの傑作から遡ること10年、ゴダール流「アメリカの夜」である。と言っても、映画への愛と歓びに横溢している訳ではなく、こちらは、劇中登場する脚本家とその妻の愛の不毛と、プロデューサーとの三角関係を描き、強いては、それを隠喩として、芸術家の映画作りにおける苦悩と喪失を描いているようにも取れる。 リュミエール兄弟の「劇映画に未来はない」とのテーゼが示され、後に、"映画の革命か、革命の映画か"、とにかく、既存映画の解体、作家主義の否定、マルクス・レーニン主義への急傾へ、大きく舵を取ったゴダールを予感しているような作品。 相変わらず小難しいし、理屈っぽいし、観る側の知性と感性が試されているような居心地の悪さを感じるのだが、それでも、節々に疾駆するゾクッとするショットに惑溺してしまうのが、ゴダール映画の魅力だ。 大スターバルドーのお尻剥き出しの全裸シーンが拝めるし、廉価化されたので、ゴダール映画として対峙するなら、それなりに面白い。 それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~
特価:¥ 4,158(税込) 発売日:2008-07-04 売上ランキング:DVDで12854位 DVD / 通常24時間以内に発送 ジャン=リュック・ゴダール フィルム・コレクション
特価:¥ 6,882(税込) 発売日:2008-06-12 売上ランキング:DVDで11182位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ
偉大な映画監督ラングをまえに、はにかんだような表情のゴダールをはじめて見た。しかし、話題は“映画における検閲”におよび、ゴダールは「フランスでは、戦争映画は作れない。なぜなら軍人のミスを決して描けないからだ。ドキュメントの作品において、大統領や湾岸労働者も写しだすことができない」という。パリでの映画製作の窮屈さを語りながら、しかし彼はフランス語で喋っている。母国語をドイツ語とし英語で映画を作り続けた、希代の映画監督をまえにしてだ。そのことを腹立たしくおもいながら、BOX OFFICE(興行成績)の重要さを自身の映画が数多くの人に見られることのロマンとして語る老映画監督の若々しい真摯さに感動をおぼえた。そのうえ彼は、フランス語で自己紹介するために何度もテイクを重ねていたのだ。フリッツ・ラングは偉大な人間でもあった。必見! そして、『気狂いピエロ』のデジタル・リマスターぶりを部分的にチェックし、大いに満足して、眠った。 ロベール・ブレッソン DVD-BOX 2カスタマーレビューピックアップ 映画監督になる前は画家だったロベール・ブレッソンの貴重なDVD-BOX第2弾。収録されているのは「スリ」、「バルタザールどこへ行く」、「少女ムシェット」の3作品。どの作品も台詞や音楽を抑え人間の内面を鋭く切り出したストイックな映像で綴られているところが最大の魅力(これがブレッソンらしさか)。そんなブレッソンの魅力の詰ったBOXだ。 「スリ」 何気ない日常においてスリに手を染めていく青年の日常の崩壊を描いた作品。初めて観たときに感じたのは、観終わった直後は「これだけ?」という物足りなさだったが、時間がたつにつれジワジワ作品の魅力がしみこんでくる不思議な感覚を体験した(これがブレッソンの素晴らしさか)。スリのテクニックを表現するストイックな映像。そして、心に残るラスト(ラストのマリカ・グリーンは最高の演技で当時16歳とは思えない魅力だ)。文句なしの逸品。 「バルタザールどこへ行く」 キリスト誕生の際に馬小屋に訪れる東方の三博士の一人「バルタザール」の名を付けられたロバを通して人間の欲や愚かさを描いた作品。キリストが人々の罪を背負ったように、バルタザールも人間の愚かさを見つめ続ける。だから、劇中に「聖なるロバ」と言われるロバが羊に囲まれて膝をおり横たわるラストは何とも神秘的。 「少女ムシェット」 個人的には収録されている3つの作品の中では最も気に入っている作品。 アル中で、密造酒で生計をたてる父親、病気の母親、極貧のなか学校でも孤独なムシェット(ナディヌ・ノルティエは野性的な目が魅力的)。彼女の同級生や教師に対する反発は身にしみてわかる。彼女に一時的にも唯一優しく接してくれた密猟者との関係は最後に彼女が「彼の愛人」だと言わしめるほど深い(特に密猟者がテンカンで倒れた時のムシェットは「聖母マリア」と重なる)。 母親が死に悲観にくれるムシェットの最後にとった行動も、ブレッソン流のキリスト教的な表現で自然に語られ、心に残る。 カスタマーレビューピックアップ 以前は入手困難でそれぞれプレミア状態となっていた3タイトルが装いも新たに再発されました。 うれしい限りです。いずれも過去のものより画質が格段に向上しており、時代の流れを感じさせます。 『スリ』過去に発売されていたものはジュエルケース(CDサイズケース)字幕焼付け、等 いささか難があったソフト化だったのですが今回は画質も大幅に向上、半世紀近く前の作品とは 思えないほどです。映像特典のブレッソンへの公開当時に行なわれたインタビューやドキュメンタリー (主演のマルタン・ラサールやマリカ・グリーンを尋ねインタビューするというもの)など、 大変興味深いものでした。 ただし、残念なのは本ボックスセット中『スリ』のみPAL変換の早回し版であること(本作品は モノローグが多いのですが聞きなれた主人公の声が鼻をつまんで早口で喋ってるみたいで残念) これは意図されたものと思しいのですが、ラストの台詞が些か直訳調になっていたように感じたことです。 他『バルタザールどこへ行く』は以前スタンダード・サイズで発売されていたものにくらべ 今回の16:9収録版(所謂“スクイーズ”)画角が削られていました。マスターは定評のある ヴォイジャー社のクライテリオン盤を使用(『少女ムシェット』も同じく)しているので 過去のものに較べ画質は向上しています。個人的には『少女ムシェット』が一等商品的に 問題のないソフトと思えます。いずれにせよブックレット、統一されたジャケットデザイン等 作品に対しての愛情を感じるので、是非第3弾『白夜』『やさしい女』が収録されれば最高) を期待してやみません。 カスタマーレビューピックアップ プレミア化していたタイトルばかりが並ぶ、ファン垂涎のセット。 このセットだけを買ってもいいくらいでしょう。 中身に文句なし。 (ちなみに、追うようにフェリーニの81/2がリリースされ、もう直ぐアントニオーニの情事もリリース!紀伊国屋さん、ありがとう。) さて、タイトルばかりではなく、中身について書いておきます。 それぞれのプリントは大変美麗です。 スリはデジタル・ニューマスター(ブレッソン夫人とラルジャンの撮影監督が監修)、バルタザールはニュープリント版マスター使用、ムシェットはニューテレシネ版マスター使用です。 3本ともほとんど傷のない状態で観ることができます。 以前ソフト化されていたものも、それほど酷いプリントではなかったと思いますが、今回のDVDを観てしまうと、繊細な部分の映像の美しさが全然違うように思えます。 特典映像も豊富です。 BOX1に比べても充実していると思います。 スリにはブレッソンのインタビューを始めとした3つの映像、バルタザールには評論家のインタビュー、ムシェットにはゴダール製作のオリジナル予告編が入っています。 個人的には、それぞれ楽しめました。 特に、ブレッソンのインタビューと、バルタザールのインタビューが興味深かったです。 映画を理解するための助けになりました。 付属する冊子についても、それぞれ充実していると思います。 スリにはブレッソンを始めとしたインタビューが複数載っており、バルタザールには主演のヴィアゼムスキーの小説を参照にした解説が載っています。 両者ともに大変読み応えがありました。 タイトル、中身ともに推薦に値するBOXセットだと思います。 紀伊國屋にしては割引で買えば値段も良心的ですので、単発よりはこれに限ってはBOX買いが良いと思いました。 それにしても、このBOXセットはどこまで発展していくのでしょうか? これから「3」以降も出るとすれば、期待が膨らむばかりです。 カスタマーレビューピックアップ
ブレッソンは13本の長編作品を残し、映画の芸術性を世間に知らしめた。 今回の発売は「スリ」「バルタザールどこへ行く」「少女ムシェット」という傑作ばかりであり大いにお勧めできる。 「スリ」 この映画は、主人公が出来心でスリを働き、破滅へと向うが、身近にあった純粋な愛に気付く。流れるような美しい手の動き、饒舌な目の動き、これらの動きが何もかも表現している。結局、愛についての話なのだが、そのためにスリを主人公とした脚本が必要だったのではないか・・・。たいへん技巧的である。 「バルタザールどこへ行く」 1966年ベネチア国際映画祭審査員特別賞・伊批評家賞・国際カトリック映画事務局賞受賞作品。ロバに対する嫉妬。登場人物の心の動き。どれもがきちんとしたプロットで描かれており、観る者の心に訴えかけてくる。秀逸な作品だ。 「少女ムシェット」 薄倖の少女ムシェット。貧困、曲がった性格、アル中の父と寝たきりの母。友達もいない。偶然知り合った密猟者アルセーヌから突然犯される。単純なストーリーだが、ストレートな演出、映像の美しさ、そしてラスト・・・。これも心に残る。 女は女である HDリマスター版
特価:¥ 3,990(税込) 発売日:2006-09-30 売上ランキング:DVDで20370位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ ストーリーは単純明瞭だ。特別な意味を含んでいるとは思わない。見たとおりの映画である。おしゃれな会話や演技、斬新な音楽とカメラワーク等は、映画そのものがオブジェのようだ。 ゴダールの革新的な映画とされているけれど、これは歴史の産物でもあるだろう。もともとヨーロッパにはこういう作品を生みだす土壌がある。文学や音楽でも実験的な作品が多く発表されているし、それを受け入れる精神的風土が健在だ。 この映画の生活に密着したふんいきは、ヨーロッパの映画ではごくふつうのことだが、親近感があって絵にもなる。心がはずむような作品だった。 カスタマーレビューピックアップ
以前出たソフトと較べ、今回は16:9仕様になっているし画面も昔の映画にしては 大変美しく、あざやかに蘇っていてその違いに少し感動を覚えた次第です。 紀伊國屋のソフトにしては特典などが充実している割に(アンナ・カリーナの インタビューはファンにとっては大変ありがたいです)価格も比較的納得できるし、 充実度の高いソフト化だといえると思います。 お話もゴダールにしてはめずらしく(皮肉なタッチは時折顔を覗かせますが) 幸福感にあふれた明るい恋愛喜劇に仕上がっていて、ゴダール作品を一度観てみたい と思っている方にもおすすめ出来る内容となっています。 女と男のいる舗道
特価:¥ 2,500(税込) 発売日:2006-05-26 売上ランキング:DVDで4986位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ 白黒で美しく、形式などが斬新で、古びたところのない作品。繊細でありながら骨太で、危うげがない。ストーリーはオーソドックスでありながら強烈な個性を感じる作品 カスタマーレビューピックアップ
1998年に発売された時のものと比較して今回は「デジタルリマスター版」を謳っているようですが、それほど劇的に画質が向上したという感じは率直に言って感じませんでした(平均ビットレートは向上しています)。PALマスター仕様によって速度が4%増しているためアンナ・カリーナの声が微妙にカン高いのも以前のソフトと同じです。パッケージのデザインは日本独自のものかはわかりませんがおしゃれな感じのものになっていてこちらは気に入りました。 ストーリー的には登場人物を後頭部から撮影するなど、意図的に感情移入を排すことをねらったかのようなシークエンスなどがあり、いささかとっつきにくい部分もあるかもしれませんが大半のゴダール初期作品がそうであるように物語自体はとくに難解なものではないはずですし、後のゴダール作品に自己引用されている、伝説的な「映画館で涙するアンナ・カリーナ」やビリヤード台の回りでカリーナが踊る時のナンバー(ミシェル・ルグラン作曲)が数年前に車のコマーシャルで使用せられたりもしましたので聞き覚えのある方もおられるかもしれません。 ヴィム・ヴェンダース DVD-BOX 旅路の果てまで
特価:¥ 13,402(税込) 発売日:2007-12-21 売上ランキング:DVDで21974位 ユーザー評価: DVD / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ ヴェンダースの『パリ・テキサス』以前の作品を中心としたボックスセット。なので、『BVSC』だけが少し異色な感じがしました。『まわり道』だとしっくりくるのに。以前のボックスに入っていたからですね。 しかし...『都会のアリス』『さすらい』の2作品が入っているだけで、買う価値アリです!! この『都会のアリス』は『緋文字』で失敗を乗り越えたヴェンダースの渾身の1作です。ヴェンダース史上最高傑作です。まだ見ていない方は是非。 ちなみに、特典映像の『ワニの家族/島』もいいですよ。 カスタマーレビューピックアップ
「都会のアリス」 「さすらい」 「左利きの女」 「ことの次第」 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(フィルム・テレシネ・バージョン)」 の5作品が収録。 初期の短編作品「ワニの家族」「島」とインタビュー映像が収録された特典ディスク付き ヴェンダース監督作でこれまでBOX化されなかった商品の寄せ集めといったところですが、やはり「都会のアリス」・「さすらい」の再販は嬉しいです(「左利きの女」は本当はヴェンダース監督作ではないのですが)。 |
| Copyright © 2003-2008 psWorks.All rights reserved. | |