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Amazon人気商品ランキング/山形 浩生psWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:95/総ページ数:10 最終更新日:2008/08/31 その数学が戦略を決めるカスタマーレビューピックアップ 数学はどのようにしても避けることのできない事実を発見し、表現するためのツールと考えている。ツールに縛られもするし、利用することもできるそのツールと実社会との接点を学びたくて購入、通読 読んでみると、現在の情報があふれている社会の中でその情報をもとに、本当に大事な要素を見つけ出して価値を再定義するものを絶対計算者と呼んで、今の社会で絶対計算を行うことの価値の変化を記載してくれている。絶対計算者とは様々な確率を扱うツールを利用して、企業、組織、国、消費者にとって有利になるための要素を導き出すこと(データマイニング)ができる者のことで、適格な利益を導き出すことができ、政府の政策決定、治療における方針の決定などにも利益をもたらしてきている。筆者は全編を通じて、読者が絶対計算者に近づき、身の回りの事象に対して、絶対計算を有効活用することを勧めている。 実際に自分の生活の中で、絶対計算を使いこなすのは難しいと思うが、データベースの技術、ソフトウェアの技術ある程度もっているものには非常に魅力的な話だと思う。趣味として絶対計算の思考を行うのは非常に面白そうで価値のあることだと感じた。 カスタマーレビューピックアップ これからプロとして、人から必要とされる仕事をするには、 次のいずれかを毎日実行している必要がある、ということが分かります。 1、デザインや仕組み造り 2、前例のないことやる 3、意味のある仮説を立てる 4、複雑系の事象を整理して関連付ける 5、物事を分類する 6、アイデアを実行に移す 7、なるべく多くの人に影響を与える また、もしも以下のことにもっぱら時間を使っているようなら、 如何に社会的に地位が高く、報酬が多くても、 意外に速やかに価値を失う可能性が高い: 1、情報収集 2、情報伝達 3、判断業務 この「判断業務」には、意外にも以下のようなものが該当することが、 沢山の例示をもって理解できると思います。 判断業務の例: 1、医師の診断 2、裁判官の判決 3、政治家の政策立案 4、自治体の施策 5、ワインの価値判定 6、映画のヒットするしないの判定 7、売上を増やす為の販売条件の組み合わせ 8、膨大な通話記録から導出した犯人逮捕 9、公共投資入札での談合の摘発 10、バスケットボールの試合における八百長の摘発 11、プロ野球選手のスカウト 一見、データ偏重の軽薄な未来本の印象を与えますが、 世の中の仕組みが大きく変わってきたことが感じられるかな?というカンジです。 また、人間は如何に自分に都合の良い判断をするか、自己保身のメカニズムに囚われているか、 自分の能力を過信しているか、といったとても人間臭い部分を再認識します。 カスタマーレビューピックアップ 内容は明快です。 大量のデータを、正しい方法で分析にかけた結果の意思決定は、専門家の経験や直感に頼った意志決定に勝るというものです。 専門家にしかわからない機微はあるのかもしれませんが、人間という生き物がどうしても持ってしまう思考の偏りの短所を考えると、機械的な分析が人間に勝るというのも、首肯しうる結論なのかもしれません。 実際に、アメリカでは医療、政治、法律など、さまざまな分野において、データに基づく意思決定が重要な役割を占めることがあるそうです。 もちろん、このデータを正しく使うためには計量経済学の手法を正しく理解する必要があります。 情報技術の発達は、この計算を可能とするための大量のデータ収集を容易にし、同時にその大量データ処理も可能としました。 今後、ネット上により多くの知が蓄積されていくことを考えると、データによる分析が、より多くの分野で、人間の経験を凌駕していくのかもしれません。 もしそうだとすると、人間が社会においてもたらすべき役割は、少しずつ確実に変わっていくことが予想されます。 人間の本質的な能力が、僕がおじさんになる時代には今よりもっと大切になっていく事でしょう。 これからの時代、新たに何かを学ぼうとするときには、それが十年後に陳腐化しないのか、考える重要性が増しそうですね。 データ解析能力の必要性も改めて感じました。 自分が分析をする立場にならなかったとしても、分析結果をしっかりと読むリテラシーは、非常に大切になる事でしょう。 ということで、林文夫のEconometricsを読むことにしました。 あと、Eviewsの使い方ももっと色々と覚えないと。 (Super Crunchingの訳が、「絶対計算」ですか。 ずっと「絶対計算」の英語はAbsolute なんとかだと考えていたので、英語の文献をググるのに手間取りました…) カスタマーレビューピックアップ エコノメトリックスという手法が、単なる経済学の分析手法というだけでなく、およそすべてのビジネスのやり方を根本からかえる可能性を持っている、というすごさをあますところなく伝えてくれる。 もう私には、それをマスターする脳味噌の余力もありませんが、せめて自分の子どもたちには数学を真面目に勉強させようと思うきっかけになりました。今はまだ日本では通常のビジネスではエコノメトリックスがそんなに利活用されていないと思いますが、おそらくあと20年後は、エコノメトリックスを使う人とそれに使われる人に二分されると思います。おそろしい世の中です。 なお、以上のことがわかるためには、前半、特に第一章を読めば十分。あとは、日本人にはやや身近でない実例も多いので、飛ばし読んでも、その価値は下がらないと思います。 カスタマーレビューピックアップ
本書の主題である絶対計算とは意思決定を左右する統計分析です。 主な統計手法は 1.回帰分析 2.無作為抽出 を用います。 絶対計算式のトピックスでは ワインの値段を方程式で予測する方が、ワインの著述家のカリスマ ロバート・パーカーよりも優れていた! MLBのスカウトよりも貢献出走塁のデータを調べた方が、優秀な選手を 発掘できる。 一方、絶対計算の欠点は 1.統計的に珍しい現象の因果関係的な影響を推計できない 2.絶対に不適合だとわかっている臓器移植するような事態が起こる! 3.人間は何が何を起こすのかについての仮説を生み出すのに必要。 そしてこの点では人間が絶対計算を上回っている。 面白いトピックスは本書全般に溢れています。また翻訳家の山形調は健在。 そして本書のレビュー群も見事に絶対計算の中に組み込まれていきます。 地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直すカスタマーレビューピックアップ 温暖化をめぐる議論の中で、あまり巷では言われない立場を「シンプルに、かつ分かりやすく」語ってくれる本です。 この問題を考えてみるのに「テレビで言っていること」が大変一方的であることを教えてくれます。そしてまたそれは「反論の余地のない真実」なんかではないのです。 出来るだけたくさんの人たちに手にとってみていただきたいと思います。幸い「訳」もこなれていて一般の方々たちにも読みやすいものになっていますし、専門知識を要求するところもほとんどありません。 本書をきっかけに、日本でももっと冷静な議論が広がればいのにな、と。 カスタマーレビューピックアップ 宗教論争のようになりつつある温暖化問題に関して、冷静な議論をしている良書です。日本の一部の論拠の乏しい温暖化懐疑論とは異なり、人為的な温暖化は認めた上で、その不確実性の大きさを述べています。そして、人類が有するリソースが有限である中で、どのように対策をとるべきかを論じています。温暖化対策が不要と主張しているわけではありません。 アル・ゴアはもちろんのこと、スターン報告についても真っ当な批判をしています。私たちは、アル・ゴアやスターンのような科学の顔をした政治的な意図や単なる個人的な感情論を読み取って、しっかりした科学を理解し正しい判断をしなければならないでしょう。本書はその助けにきっとなります。福田首相はじめ多くの政治家にも是非読んでもらいたいものです。 ただ、著者は温暖化の専門家とまでは言えないためでしょうが、具体的な温暖化対策の提案は弱い感は否めない点は少し残念です。 カスタマーレビューピックアップ 最近の温暖化論者の主張は、戦前の日本の軍国主義者に似てきているのではないかという気がしてなりません。すなわち、「鬼畜米英」ならぬ「鬼畜温暖化」「鬼畜CO2」と叫んでCO2削減のための聖戦への参加を強要し、聖戦に疑問を呈する者は、「売国奴」ならぬ「反環境主義者」として袋だたきにされる。目指すは「大東亜共栄圏」ならぬ「京都議定書プロトコル」の確立であり、それを達成するまでは、経済発展だの利便性だのといった甘ったれたことはいうべきではない。「欲しがりません勝つまでは」というわけです。 筆者のビョルン・ロンボルグは、このような「聖戦思想」に対して3つの問題提起をしています。第1は、温暖化は、(災厄をもたらす可能性はあるとしても)、直ちにストップを掛けなければならないほど大変な災厄をもたらすの?本当に「鬼畜温暖化」なの?ということ。第2は、「CO2」に対する聖戦で、本当に世界を救うことはできるの?例えば、アル・ゴアは、北極海でおぼれかかっているシロクマを救え!と叫んでいるけれど、CO2を削減すれば本当にシロクマは救えるの?ということ。そして、第3の、最も基本的な事柄は、世の中を「聖戦思想」一色に塗り固めてしまう前に、もっと議論をし、様々な政策の利害得失を考えてみる必要があるのではないの?ということです。 何を今更と思う前に、本書を読んでみて下さい。費用対効果や、何と何がトレードオフになっているかを考えず、むやみにCO2との戦いに突入していこうとするのは、アメリカとの勝ち目のない戦いに突入してしまった日本の愚を繰り返すことになるのではないか、そのことをもう一度考えさせてくれる著作だと思います。 カスタマーレビューピックアップ CO2削減をする場合のCostは莫大であるのにBenefitはほんのわずかであることが数学的に良く説明されています。 それだけのコストをかけるのならば、他にもっと実効の上がる方法や対象があることも良く説明されています。冷静な議論の土台を提供してくれます。 良い本だと思うのですが、惜しいのは、温暖化の主因がCO2だとの前提で論を進めていることです。 現在の温暖化には自然変動(小氷河期からの回復過程)が大きな役割を果たしており、CO2による温暖化はあるとしてもごく小さな割合になると考えられます。 ですから、本当のCost-Benefitはこの本に書かれているよりも更に悪いものになると考えられます。 その点をよく理解した上でこの本を読めば、大変に参考になる本だと思います。 「正しく知る地球温暖化」(赤祖父俊一)と「地球温暖化論のウソとワナ」(伊藤公紀、渡辺正)を併せて読むことをお薦めします。 カスタマーレビューピックアップ
論点を整理してみました。ご参考にどうぞ。 前提 地球が温暖化していること、その原因がCO2であることには、まだ疑問が残りますが、 ロンボルグはとりあえず正しいと仮定し議論を進めています。 論点(1) 温暖化はどの程度問題なのか。現在の議論は、温暖化のための、暑さによる死者の増加は 研究されているが、寒くなくなることによる死者の減少は追求されていない。等 温暖化のメリットデメリットが詳しく分析されていないのではないか。 論点(2) 温暖化は、現在人間が直面している問題の中でどのように位置づけられるものか。 貧困対策、紛争対策などのほうが、はるかに現実的で重要ではないか。 論点(3) CO2の削減は、温暖化の対策として効率的なのだろうか。 カトリーナ等の「ハリケーンの被害」を防ぐには、CO2の削減が費用に応じた効果が あるのだろうか。その他の温暖化の「被害」に対する対策も同様で費用対効果の観点から は非効率的ではないだろうか。 アル・ゴア氏は、人類が連帯し大きな問題に立ち向かうことの素晴しさを訴える理想主義者。 それに対しロンボルグ氏は問題の重要性、その順位付け、対策の効率を考える現実主義者。 理想主義者の言う事は心に響くものがあるが、諸問題に分配できる資金は有限。 冷静に考えれば、答えは見えてくると思う。 数学で犯罪を解決するカスタマーレビューピックアップ 数学技法を使用しながら、犯罪を解決する手助けをするアメリカの人気ドラマ「NUMB3RS」 そのドラマで事件解決に使用される数学を私のような文系人間にもわかりやすく そして興味深く説明してくれる数学技法の解説本です。 数学を本格的に学んだ方には物足りない内容かもしれませんが、 そうでない人にとっては、真実のみを映し出す数学の世界の虜になる恐れがあるような 魅力的な本です。 データマイニングや囚人のジレンマ、ベイズ理論、暗号化等、概念をここで押さえて、 興味が出た概念に関しては、別の本で更に掘り下げてみる為のきっかけにもなると思います。 また、数学による犯罪解決を通して、目に見えている論理や真理と思われるものが 本当に正しいのか、一度別の方向から見る事も重要なのではと気付かせてくれる本でもあります。 カスタマーレビューピックアップ 様々な犯罪に対して、数学的なアプローチで解決の糸口を示す。例えば、連続強盗がある地域で起こっているとき、解決に対して数学者はどのような助けができるか。警察は、次に犯行が起きそうな場所に勘を働かせて張り込みをするかもしれない。数学者は、それとは逆に、過去の犯行場所の地理的分布を数学的に解析して犯人の居住地を推理する。これは地理的プロファイリングといい、実際に操作現場で使用されている手法である。 また、ある看護婦の当直日に心臓疾患が「異常な程度」頻発しているとする。それがどのくらい異常なことか、初歩的な統計の知識を用いれば、検証ができる。数学者が行なったこういった解析が証拠のひとつとして採用されて有罪になった看護婦がいたそうだ。 その他、データマイニング、ニューラルネットワーク、暗号、などなど、ホットな話題でいっぱい。訳者解説によれば、データマイニングとかニューラルネットワークについてはあまりよい概説書がまだないので、この本かなりいけてるらしい。確かにそうかも。お得な一冊です。 ちなみに著者の一人は、数学者がFBI捜査官の兄と難事件を解決していくというアメリカのTVドラマシリーズ「NUMB3RS」の監修者。すごくおもしろそう。まだDVDが出ていないらしいが、見てみたい。 カスタマーレビューピックアップ 読み物として内容は面白い。「その数学が戦略を〜」では、絶対計算者なる人々が既存の専門家達の鼻っ柱を折る痛快モノを装ってはいたが、タネあかしをすれば基本的に重回帰分析だけだったのに対して、本作は多様な手法を紹介しており、またそうした手法を何故その例で用いているのかについてもそれなりに説明していて、なかなかに面白い。共感できたのは、理論を現実に応用する時の困難についても言及している点である。 カスタマーレビューピックアップ 『NUMB3RS』は数学応用して犯罪解決に利用する米国刑事ドラマである。本書は、ドラマでは簡素な説明に留まっている数学的論理について紹介し、実際の犯罪捜査や社会における位置づけを述べている書の邦訳版。DNA鑑定と統計学的な手法で真犯人確率を推定したり、確率的に犯人を絞り込んでいくベイズ推定や、テロリストとの交渉術としての囚人のジレンマなどを紹介している。やや難解な部分は読み飛ばしても論旨は理解でき、数日で読破可能。 現代社会は数学による理論で成り立っていると行っても過言ではない。GPSや信号の制御、携帯電話など全てが数学を元に合理的に構築されているが、一般市民にとってはそれがどのように利用されているかはわかっていても、具体的な理論についてはほとんど知られていない。犯罪捜査においても、実際の証拠から合理的に容疑者を犯人と示すには数学が必要であるが、これも一般市民にはイメージしづらいことと予想される。そう言った意味で、本書はその意外性を紹介する目的を十分に果たしている。とくに、ジョン・ナッシュらによって構築されたゲーム理論などが犯罪捜査に応用できることや、目撃証言の信憑性についての検証を、ベイズ推定を用いると印象とは異なった数値となることなども非常に面白い。 一方、難点として、著者の一名は数学者ではあるが、統計学を専門としているために、ニューラルネットワークなどでは具体性がない説明となっていたり、指紋捜査やDNA鑑定については単純な統計手法を冗長に説明したりと、著者の得手不得手がばれるような、一貫性のない紹介となっていることが挙げられる。同様に訳者も数学の専門家ではないため、説明があやしくなっている部分も見られる。したがって、数学に詳しい者には物足りなく、知らない者にとってはわかりづらい部分ありと、やや中途半端な内容に感じた。 数学の意外性を紹介するだけであれば面白いが、前期問題点から原著を直訳しただけであれば星3つだった可能性もある。しかし、最終章はドラマの各エピソードや訳者が推奨する関連図書について、原著にはない捕捉を独自に行っている。文章は雑ながらも、面白い内容を広い読者に紹介しようとする良心的な努力が表れており、訳者の努力によって総合的に星4つの評価。 カスタマーレビューピックアップ
数学の効用を説明する本は多数あるが,評者が読んだ中では本書が最も面白い本だ.主に書かれているのは,説明のためにわざわざ作った例題ではなく,現実.高校までに習う数学ではなく,大学で習う数学や専門家が使う数学.思考の訓練や科学技術の言語としての側面ではなく,数学(応用数学とか情報科学とか工学とか呼ばれるものも含む)をストレートに使う話.幅広いトピックス.概念の定義が面倒な話題では説明が表面的であるなどトピックスによって温度差はあるものの,総合すると非常にわかりやすい説明. 数式入りの縦書きのために読みにくい部分があるとか,最後の1/5ぐらい(元ネタ紹介と訳者補遺)がヌルいとか,数式に誤植があるとか,細かな文句はつけることもできるが総合すると素晴らしい本.高校生からセミプロまで,広い範囲の人に勧めることができる.暗号の説明なんて短い中に証明以外の主要なものが詰め込まれているし,カジノやテロの話なんて読みながら色んなことを思いついて計算を始めたくなってしまう.裁判がらみの話は必須の教養と表現しても言い過ぎではないだろう.「自分は数学はわかんないけど立派に生きている」では済まされない.また,プログラミングができる人ならば読みながら自分でコードを書いてみたくなるのではなかろうか. 知的欲求を満たすための読み物としてはもちろん,大学の参考書,中学や高校の数学教師に要求される教養本としても価値が高い.ドラマ「NUMB3RS」を見ている必要はない(評者は見ていない). 誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのかカスタマーレビューピックアップ 著者は、未来の報酬の心理的な割引は、 合理的な指数関数ではなく、双曲線型であるという、 ハーバードにいた心理学者ハーンスタインの 仮説を研究してきた。 この事実はいまでは実験経済学の中で広く知られていて、 最近でも阪大のCOE研究でも使われているほどである。 双曲割引では、異時点間の選好に矛盾が生じる結果、 ダイエット中なのに、つい食べてしまう、とか 禁煙したいのにできない、とかいうような人間的、 あるいは日常的な悩みを説明できるのである。 これはすでに行動経済学のすべての教科書に書いてあるので、 詳しくはそちらを読むのがいいだろう。 本書は教科書に比べて、あまりにも話題が散発的で、 あまりまとまっていないため、エッセイというべきだからである。 著者は第一人者であるため、 私は双曲割引の基礎となる神経科学的な基盤について 示唆しているのではないかと期待して読んだが、 それは全くなくて、 過去の人間の知見と双曲割引仮説がいかに整合するかに の説明に終始しているのは残念である。 カスタマーレビューピックアップ 訳者の解説が長く本論をかみ砕いて解説しているために、意志という掴みづらい事柄にもかかわらず、どんな人でも面白く読めるのではないでしょうか。癖や痛みにまで言及しないほうがわかりやすくてよかったと思いますが、人文科学を研究している人にはぜひ読んでいただくといいかと思われる一冊です。 カスタマーレビューピックアップ ヒトのもつ限定的合理性に関し、友野典男は「行動経済学」の中で、網羅的、横断的に 様々な議論を紹介している。その中で双曲割引は少々批判的な紹介に留まる。しかしエ インズリーはまったく逆に、双曲割引ひとつでどこまで行けるか、やってみようじゃな いのというアプローチをとっている。その辺は、学問の領域に目配せしなきゃいけない 経済学者と臨床的に使えるものは使っちまえという精神科医との差なのかもしれない。 エインズリーは驚くべきことに、意志の発生すら双曲割引との関連から説明してしまう のだ。さらに意志の持つデメリット(満足度を減らす場合等)まで検討している。 しかし、本書はプロットも一本槍で筋が通って読みやすいのかといえば、さにあらず。 訳者も述べるように、枝葉が伸びすぎ(枝葉も面白い話が多いのだが)、いったい自分 は何を読んでいるのか、著者に置いてけぼりにされるような箇所が少なくない。 また最初に訳者解説を読むべきかどうか判断に迷う(私は最初に読んでしまった)。な ぜなら第10章にあるように、それは報酬消費のピークにはやく到達しようとする「い けてない」拙速な行為だからである。(逆にいえば、本書の読みにくさは、読者の満足 を最大化するために最適化されたプロットなんだろうか。なんて考えたが、多分それは 考え過ぎ。)しかし普通の読者であれば問題は無さそうである。双曲割引という概念に 初めて触れる場合や、本書の押さえるべき主脈は何かについて水先案内を受けたい場合 は、むしろ先に読んでおいた方が、適当だろう。 カスタマーレビューピックアップ
人がなぜ矛盾をはらんだ行動をしてしまうかを双曲割引の理論でもって説明している。理論は完璧のような気がするが、その著者の言っている双曲割引の信憑性を裏付けるデータがほしかった。というのも、矛盾した存在である人間の愚行は特にこれだけのページを読むまでもなく一般人にも周知の事実すぎて、あまりにもあたりまえのこと読まされすぎた感があったからだ。しかし、この理論から、さまざまな可能性を予見させる考え方は大変おもしろく、一般的な読み物として結構おもしろいと思う。それから、訳者の山形氏は訳者としてすごいのかでネットの自由は進化するを読んでも感じたが、文章が大変ポップな感じがして、こういう分野の本を読むのに肩がこらずによめる感じもとてもいい。本論を読む前に、訳者の解説を読んでから読むこともお勧めする。 戦争の経済学カスタマーレビューピックアップ ああ!よい本だと思ったのが、アメリカという国は戦争をすれば不況になる国だということでした。 カスタマーレビューピックアップ 山形浩生訳。相変わらず、「こんな本が読みたかったんだよね」的な本を訳す。必ずしも文体は好きではないが、目の付け所が違う。 内戦の分析の項が一番興味深かった。内戦はなぜ起こるのか?民族対立か。宗教の違いか。 まず、貧困と内戦の発生率には強い相関がある。世界の内戦の8割が、1/6の「最貧国」で起こっている。貧困国では警察力が弱く、反乱勢力が拡大しやすい。また、貧困国では一般に男性(潜在的反乱戦闘力)の教育水準が低く、戦争従事の機会費用が低くなるとも言われる。 もっとも強力な要因は、資源である。原料依存度がGDPの26%に達すると、紛争リスクは14-23%である。その他の条件は同じでも、原材料依存度が低ければ、紛争確率はたった0.5%だそうだ。 一般に、天然資源は先進国住民の生活を豊かにしているが、資源の近くに住んでいる人々の多くを豊かにするとは限らない。これは、これはけっこう衝撃的な事実ではないだろうか。シエラレオネは世界有数のダイヤモンドの産地であるが、この国では深刻な内戦で、430万人の8%の国民が死亡、20%が難民化した。 そういえば、チベット自治区で暴動が起こってすごい話題になっているが、あれもチベットで石油やガスなどの天然資源が大量に発見されたことと無関係ではないだろう。中国人が鉄道引いて我が物顔で自治区を開発し(=荒らし)まくっているらしい。そしたら怒るよね普通。 カスタマーレビューピックアップ ミクロ・マクロなどの入門的内容が戦争という面白い切り口で書かれている。本書は教科書として使うことも想定していたようだが、使うとしたら教養課程向けの「経済学入門」的な講義向け。経済学部の教科書としては物足りない。 ただし、読み物としては面白い。戦争にまつわる様々な神話がもろくも崩れ去っていくのは爽快ですらあった。価格の面の経済性は良かった。 戦争がネタであるだけに、多少のバイアスを覚悟しながら読み進めていたが、内容に問題はなかった。 ただし、経済学的な言い回しになっていないなど翻訳に多少の難あり。ということで星4つ。 カスタマーレビューピックアップ 戦争を経済性という切り口だけでクールに考察しているのが、新鮮。 新しい戦争と呼ばれた9.11以降の話や内戦、核の拡散など、 広範な話題を含んでいるのも良い。 経済学的には初歩的な内容だそうだが、“人間が合理的に行動する”ことを 前提にしている学による考察だけに、変な感情論の入り込む余地が無く、 いっそすがすがしい。 カスタマーレビューピックアップ
戦争がもはや経済に良い刺激を与えるものではないことをデータを用いて示すなど知的好奇心をいたく刺激してくれ、ぼくの2007年のベストブックに輝いた作品だ。 各章の最後にはまとめとクイズが用意されていたり、マクロ経済とミクロ経済に関する記述はどこなのかが一目でわかる点は、経済学に精通していない人にはうれしい心配りだ。 国際政治学を専攻する学生が経済学を学習する際、イメージが沸きやすそうだと思うので手にとってみるとよいかも。 戦争というぼくたち日本人にはなじみのうすいものを、経済という枠組みで捉えた本作を読むと新たな発見に出会えるかもしれませんよ。 なお、本作を経済学のテキストとして期待しすぎると少々物足りないかもしれないので、その点はある程度の割りきりが必要。 オススメ! 暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々カスタマーレビューピックアップ 現時点でCO2が温暖化の原因である根拠は 不明であるという事実を知る読者なら 全ての議論を肯定できるでしょうが、ほぼ 全ての国民は低炭素社会を達成しなければ 未来は訪れないと妄信しているのですから もう少し分かりやすい図などがあった方が よかった気がします、ビュルン・ロンボルグの 本を引用する方が多かったのは環境問題という 分野の専門家がいかに一方的なイデオロギーに 洗脳されているか良く分かる現象でした。 この本の著者は無論違いますよ! イラスト付きでお子さん向けにもう一冊 書いて欲しい良著でした。 カスタマーレビューピックアップ Co2の排出削減を本気でやるなら、全国の電力会社が出力を下げるしかないのですね。誰かのお宅で冷房温度を28度に設定しても、作ってしまった電気はどこかで使われてしまいます。排気ガスを撒き散らす車は、ハイブリッドカーなど性能のよいものを作ってはいけません。なぜならみんなが余計に乗るから。燃費が1キロという乗用車を作れば、みんな乗らなくなりますよ。クールビズだって、新たにそういうファッションの誕生だからGDPは拡大します。Co2の削減は、つまるところ経済の縮小のはずなんですね。 リサイクルについても、ごみの分別など個人の環境問題参加意識をくすぐって、その先では同等の製品を新たにつくるより大きな手間隙・石油・資金を投入して再利用をしていると言う指摘。ECOはEGOか。 カスタマーレビューピックアップ 数人の筆者による執筆、対談編集本 肩書き(権威)から絡みとると東大京大早大などの教授が名を連ねている。 個々の方の主義主張は「なるほどな」と思わせる部分もあり、国を憂う気持ちも分からないではない。何冊かのこの手の本を読んで感じるのは、地球温暖化の根本的な原因がクリアーカットに示されていな現状(科学万能ではないので当たり前の話であるが)をある人は過激にCO2は悪の根源だと言い、またある人は、CO2などまったく関係ないと言い切る。 結局小市民的には「どっちなの?」となる。 科学論文の結論から導かれるディスカッションや示唆は時に未来を予測し、また未来において否定される。特に地球温暖化という未来予測は現在の科学技術でどこまで言い切れるのかが専門家の中でも意見が分かれているのであろう。また地球温暖化という問題は既に科学という文脈から政治経済の文脈にある種移行してしまった感もある。 小市民としては、悲観的データ解釈と楽観的データ解釈、さらには政治外交問題まで読み込まないといけないのだろうか。 また本書末尾に参考文献としてかなりの書籍をコメント付きで載せているが、編集者と出版社の何らかの意図的な構成が気にかかるのは自分だけだろうか。 カスタマーレビューピックアップ 個々の執筆者の誠意を疑うものではない。しかし、出版社と編集者の姿勢には大いに疑問が残る。 本書の末尾には、「編集部」による、関連図書ガイドが付されている。それ自体は、様々な書籍を網羅して、大変参考になったのだが、その中の一冊、アラ・ヤロシンスカヤ『チェルノブイリ極秘』紹介の下りに、疑念を生じさせる箇所がある。 その本の訳者が、ソ連以外の国で起ったときも、情報が国民に公開されるのか、と疑念を表明している点に触れ、自由世界も共産世界も五十歩百歩とみなし、共産主義世界の公害や言論統制を軽視しようとする、日本の進歩的知識人によく見られる兆候を示している、などと決めつけている。 ブックガイドとして、それこそ、余計な言及であろう。そんなことは、その本を読んだ個々の読者が自分で判断すればいいことなのだ。 また、自由世界なら当局以外の物でも放射能探知機を持っている、などと書いているが、自由世界でも、ごく限られた者しか、そんな機械を所持していないだろう。 さらに、環境問題に何の関係もない、佐藤栄作の日記まで持ち出してきている。 本書に収録されている論考や対談は、ほとんど「諸君」に掲載された物だが、「編集部」の姿勢を見ていると、例えば、天皇の戦争責任や南京大虐殺を巡っての、岩波/朝日文化との政治的対立を彷彿とさせ、はなはだ気色が悪い。 もし、岩波/朝日勢が、地球温暖化に疑義を表明する立場を鮮明に取ったら、文芸春秋は、逆に、本書に収めれた著者たちを反動呼ばわりするのだろうか? なお、本書では、著者の一番上に武田邦彦氏の名前が冠せられていて、武田氏が主要著作者のような印象を受けるが、、武田氏が関わっている論考/対談は、9編のうち、2編にしか過ぎない。最近の武田氏の著作の売れ行きに便乗した商法だろうか? 武田氏の愛読者は、要注意だ。 カスタマーレビューピックアップ
現在の地球温暖化論および環境問題対策に違和感を感じる論客達による論説集。色々な切り口から総合的に地球温暖化に疑問を投げかけ、その本質に鋭く迫る好著である。 まず、薬師院氏は、「温暖化が本当に異常気象を引き起こすのか?」「地球温暖化が人為的なものであるという証拠はあるのか?」「人為的活動がなかった十世紀から十三世紀頃にかけて、地球の気温が現在よりもかなり高かった時期があることをどう説明するのか?」「1970年代には寒冷化の危機が叫ばれていたのにいつの間にか温暖化に変わった。氷河期接近の危機はどこに行ったのか?」といった疑問を投げかける。しかし、地球温暖化論者は誰一人、この疑問に答えなかったと言う。 現在の地球温暖化論議は、科学を越えて「モラルの問題」(アル・ゴア氏)となっており、この理論が科学的に正しいかの検証を行なう気が全くないように見えるところに胡散臭さを感じるという。それは全くそのとおりであろう。 山形氏の「効果のほとんど期待できない二酸化炭素の削減に多大な費用を費やすなら、温暖化で被害を受けるであろう発展途上国への直接的援助に使った方がいいのではないかという議論があってしかるべき」という視点も新鮮だ。 一度、環境対策を業務とする組織が立ち上がると、仕事を確保するために環境ビジネスを維持しようとする力学が働くという指摘も納得させられた。 科学的裏付けなしに世界中が対策に突っ走っている地球温暖化問題を立ち止まって考え直すのには最適な1冊であろう。 論理で人をだます法カスタマーレビューピックアップ へ理屈を論理立てて 「へ理屈である」ことを ひたすら立証する本。 なんか人の悪口ばかりを読んでいるというか いかに人がバカであるかというのが 項目別に纏められてしまうと なんか疲れてしまう。 得る物も特に無く 読み切るのが面倒くさかった。 カスタマーレビューピックアップ ありがちで初歩的な詭弁を広く浅く紹介・解説している本.心理面や政治面ではなく論理面の説明が中心となっている.なかなか面白い.けっして高度な内容じゃないんだけど網羅性がピカイチ.挿絵も秀逸. この本で最も大切なのは第13章の<番外編>だと思う.ここで述べられていることは,論理の一貫性を大切にするにしてもダブルスタンダードを問題視するにしても大前提となる.要は「そもそも何のための議論か」を忘れるなと.このことを考えていれば,相手の発言の問題点を明解に把握できなくても,安易にだまされたり思考停止に陥ったりすることはほとんどなくなると思う.本書をざっと読んだ後でマスコミや政治家の言動を思い浮かべると色々と思うことがあるだろう.本書の個々の記述はそんなに丁寧なわけではなくって,説明の間違いや訳者に突っ込みを入れられていたりする部分が目立つ.だけど,本の立場が教科書的なものではなく「読んで自分で考えてね」的なものなので,このことは大きな問題ではない. あと,いくら論理面を学んでも,嫌がらせや保身や気晴らしや世論操作が目的で議論の形をとる人を説得するときには全く効果はありません.話をしている本人に指摘しても逆ギレされるぐらいでしょう.誰の詭弁を分析するのか.分析内容を誰に説明するのか.対象となる人物は一般には一致しないのです.せっかく網羅性に優れているんだから、一章ぐらいはこの手の話(とくに対処法)に費してほしかった。 カスタマーレビューピックアップ この本を読んでいて、思い出すのが、映画やテレビの裁判物に出てくる弁護士や検察官が使う論理のテクニックだ。彼らの論理はちゃんと筋が通っていて、グーの根も出ないけど、その論理には何処か無理があるように感じていたのだが、何処に無理があるのか、間違っているのかよくわからなかった。この本は沢山の例を具体的に挙げて、何処がおかしいのかちゃんと解説してくれる。これまでは相手の論理がおかしいなあと思いながら、相手に反論できるだけの力がなかったが、この本を読んでかなり力が付いたように感じた。YESかNOかという単純な論理は危ないということがよくわかった。数字を使う論理も危ない。問題を単純化しすぎるのも危ない。 「環境問題」の本を数冊読んだが、その中での論理もちょっとおかしいなあと感じながら読んだ。もう一度読み直せば、今なら何処がおかしいのか、指摘できそうだ。 カスタマーレビューピックアップ TVの番組で政治家、評論家、知識人と言われる人達が、この本に載っている手法を、いかに多く使っているかが読んだ後、面白い様に分かる本です。ごまかそうとした時、分からない時、不確かな時、話したくない時など、不利な場合に使われている事が多い様なので、話し手の心理状況が分かるようで、面白く、対談番組、デイベイト番組が見れるようになります。もちろん、会社での会議でも…。 カスタマーレビューピックアップ
論理的に説得されてしまうことがある。 でもなんだか感情的に納得できない。 なぜだろう? そんな時に出会った1冊です。 論理とは正しく使った場合は効果的ですが、間違って使うと騙すことにつながります。 しかも騙していることに気づいていないで騙していることも多い。 自分で自分を騙しているのだ。 間違った論理展開を知り、素直なコミュニケーションをしたい方にオススメな1冊です。 地球温暖化は止まらないカスタマーレビューピックアップ 昨今姦しい地球温暖化論への、気象学者による痛烈な反論。 趣旨は、近年観察されている温暖化は人為的な二酸化炭素排出によるものではなく、 自然の気候変動周期によるものである、ということ。 そのことを得られる限りの証拠を挙げて、徹底的に論証しています。ここは、温暖化 論争の政治的局面を超えて、学問の推論というものを見せつけられるようで、非常に エキサイティング。その論証の経緯で、人為的な二酸化炭素排出による温暖化論へ の、学術的レベルの反論にとどまらぬ、痛烈な批判を展開しています。 温暖化によるメリット(農業生産とか増えるかもよ、など)も証拠を踏まえて提示し、 人為的に如何ともし難い温暖化をなんとか抑止・防止しようとする方向でリソースを 使ってしまうような方策への重大な疑義を提示しています。 温暖化しているという観測の科学的根拠に疑問を持つ立場の人にも、それでもなんで も温暖化自体は(人為的な理由によるのであれなんであれ)してるっぽいッスよ、という ことで、新たらしい観点からの証拠を調べられるので重要な一冊かと。 それでもなんでも、やっぱ温暖化はなんとかしないとヤベェんじゃねぇの?という立場 の人にとっても、あり得べき学術的論争とは如何なるものかを目の当たりにする意味 でも、読んで損はないと思われる一冊です。 最後に、やっぱシミュレーションは、その結果を実際の観測結果と照らし合わせること によって、当のシミュレーションの前提となった変数や変数相互の関連性を検証し、そ の検証の結果としてより実態に近いであろう仮定を導くための、そのプロセスのひとつ の構成要素ないしはひとつのツールなのであって、扱える情報量や計算速度がどんど ん向上することが望ましいことは間違いないにしても、あくまでシミュレーションの結果 をそのまま正しい予測と考えてしまうのは、でっけぇ誤謬なのでありますな。 カスタマーレビューピックアップ この本は、幅広い領域を丁寧に調べてあります。 巻末の参考資料も充実しています。 優れた「地球温暖化についての辞典」になっています。 また内容も、「エネルギー問題と人類の関係」まで及んでいます。 主張は違いますが、同じ翻訳者の『環境危機をあおってはいけない』ロンボルグ・著(文藝春秋) と併読すると、マスコミの偏った報道と違う情報を得ることができます。 カスタマーレビューピックアップ 自然界のメカニズムは、現代の科学をもってしても、まだまだ未知なことに溢れている。 わたしたちは、例えば「雲」ひとつとってみても、それがどのような因子によって変化し、結果どのような影響を導き出すのか、ほとんど分かっていない。 だから、いくらコンピュータが高性能化しても、それはどこまでも予測値の域を出ない。だから、50年後100年後の気温のシミュレーションも、精度という観点からみると絶望的ですらある。それは科学者であれば、温暖化危機説の人も懐疑派の人も同じである。 シミュレーションはあくまでも参考のひとつであり、だからこそ、世界で観測されているさまざまな現象を、ひとつひとつ正確に解析していく必要がある。 本書は、地球温暖化危機説を支えるさまざまな要素を、マスメディアが報じない事実を多数含みながら、丁寧に検証していく。 環境憂慮の言説は、ときとしてヒステリックであり、非科学的である。 地球温暖化というテーマを、もう一度「科学」というスタートラインに戻って考えることは、無駄な努力ではない。 本書は、その一助となるに違いない。 場合によっては、年間1兆円もの温暖化対策予算を、医療や福祉に移行した方が良いかもしれないのだ。 カスタマーレビューピックアップ 本書で著者達のグループは、地球温暖化は地球の1500年周期の流れの一つで心配することはないといっている。またその裏づけと、温暖化は大変だというグループの矛盾点を指摘して一冊に仕上げている。 私は本書には否定的な立場を取りたい。なぜなら、デング熱は北上をし続けて、台湾まで進入しているし、スーパーコンピューター、地球シミュレーターがかなり正確な近未来予想を出しているからである。もちろんこれも一つの考え方だと思うが・・・。 世の中が以前と比べて住み辛くなってきているのは、無軌道な開発の産物である。だから、今こそ修正の時期ではないだろうか?そういった意味での温暖化対策は人類の一つの行程であるので歓迎すべきものであると思う。本書等により、その人類の努力に水を注されたくはない。 カスタマーレビューピックアップ
物凄い本が出た。これを読んでなお二酸化炭素は地球温暖化を引き起こす悪者に決まっている、と思い続けるのはちょっと難しい。かといってすぐに転向すべきだと言っているのではない。少なくとも、ちょっと待てよ、と立ち止まるきっかけになる。白状すると、私はゴアの『不都合な真実』を立ち読みして大いに感銘を受け、このままでは地球は大変なことになる、と大騒ぎした。来日時の講演会を逃したことを大いに悔やみ、彼の発言をウェブサイトで漁った。しかし、彼の言葉に引っかかった:(二酸化炭素が悪者ではないという意見もあるが、という質問に対し)「オマエは自分の子供が熱を出しているときにSFを信じるのか?」これは、彼が著書の中で繰り返し称揚している科学的態度とはほど遠いではないか。そこで彼の本を購入して読んだ・・・というより、通勤の行き帰りの電車で終わってしまうほど無内容だった。さらに、以前から抱いていた疑念が抑えきれなくなった。気温が上がり、二酸化炭素濃度が高まれば、植物は嬉しいのではないか?森林は繁茂し、作物は豊かに実るのではないか?光合成を少しかじれば湧いてくる当然の疑問である。光合成など知らなくても、テレビなどマスコミが二酸化炭素地球温暖化説を真実のごとく扱うのを、本当かなあ、と思っている人はぜひ読んでいただきたい。圧倒的な証拠と説得力で疑問に答えてくれる。それでもまだ疑問に感じれば引用文献にさかのぼることもできる(一つだけだが、私も確認した。元の文献に都合のよい偏向を加えた形跡はなかった)。地球温暖化は二酸化炭素濃度の上昇が引き起こしていると信じている人にも、立ち読みでもいいから手に取っていただきたい。日本語版への序文だけでもいい。ゴアのように反対意見を黙殺することは、自分の心と頭に蓋をすることになる。この本を読んでちょっと立ち止まって考えてみませんか? 環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態カスタマーレビューピックアップ この本で述べようとしていることは、訳者あとがきによれば、 「地球環境が大変だ!このままでは人類が滅びてしまう!自体は放っておけば悪くなる一方だ!早急に対策を打たないと大変なことになってしまう!」という論調の本が多いが、落ち着いてきちんとデータを見てみれば、全体として環境は色々な面で良くなってきている。 どうでもいいことに慌ててバカ高いコストを突っ込んだりせず、本当にやるべき事に有効にお金を使おうよ。」 ということだ。 これを言いたいがために、環境に関する主要なほとんどすべての分野について、膨大なデータを提示して説明しているために2段組で600ページ近い分厚い本となっているが、その懇切丁寧な説明はこの手の問題を考えるに当たり、非常に役立つ資料となる。 食料は不足しないし、森林は減っていないし、化石燃料も当分枯渇しないし、一時期騒がれた酸性雨問題などと言うのは存在さえしない、というのは、マスコミからの情報を基準に生きてきた我々にとって衝撃的でさえある。 数多くの無駄な大騒ぎの真相を知らされた後で大御所の地球温暖化が登場するが、ここまで読んでくると結果は読まなくとも分かる。「こんな効果の少ない対策に大金をつぎ込むなら、今現在の貧困対策に使った方が人類にとってはるかに有効だ。」ということだ。 最後の章には、人命を救うための各種対策の費用を計算してみると、健康関係の費用が極めて安いのに対して、環境関係は約200倍も掛かる。費用対効果の高いものから順に実施すべきだ、という意見は極めて合理的で理性的なものだ。 この本を読んだ後には、マスコミの報道を鵜呑みにする気が起きなくなる。 詳細なデータの提示なしに結果だけが騒がれる環境問題には注意しなけらばいけないということを教えてくれる極めて貴重な本である。 カスタマーレビューピックアップ 環境問題は様々な要素を含んだ問題なので、いろんな切り口の意見があって当然だと思います。この本は、統計という数字から見えるものを中心としているので、話が明快でハッとさせられることもありました。 しかし、『地球環境のホントの実態』という副題は言いすぎのような気がします。 統計上の数字に置き換えられたデータを見ることができますが、この本では具体的な実態に触れることが出来ませんでした。 あまりにも巨視的な印象を受けます。 石弘之の『地球環境報告書』などは逆に具体例に溢れ、近視眼過ぎるのかもしれません。 二つのバランスが大事なのだと思います。 著者はアフリカなどでも経済成長をすればいいのだということを書きますが、 先進国の繁栄が途上国における様々な搾取によって成り立っているということを考えると、 首をひねります。 この本には経済学的な発想が溢れているけれど、社会学的な知見は見当たりません。 それはそれでいいのですが、先進国の姿が理想であるかのように扱われていることに違和感を抱く人は多いでしょう。 著者によると感情的な批判があったようですが、それも分かるような気がします。 著者自身も感情的なところがあるからです。 レスター・ブラウンに対する執拗な批判は読んでいて気持ちのいいものではなかったのも確かです。 文体も、お説教をしているように感じます。 それも反発を招いた一つの原因かもしれません。著者も一人の人間です。完全に中立であることはできない。 持ってきたデータも自分の都合のいいものを使っている印象を受けました。しかし、それは仕方の無いことでしょう。 もう一つ、反発を招く要素があるとすれば、彼自身は世界中を見て回っていないということです。 石氏は120カ国以上を回っているので文体に鬼気迫るものがある。 これも好みの問題ですが。 この本も、環境問題のほんの一面に過ぎないと思います。読んでも損はない。そういう本ではないでしょうか。 カスタマーレビューピックアップ 本書はとにかく範囲が広い。地球温暖化はもちろん、森林破壊、食料危機、エネルギー資源の枯渇、水、 大気汚染、酸性雨、水質汚濁、化学物質、生物多様性等々、について著者の考えを述べています。 約600ページ有り、この本一冊がそのまま環境問題に関する百貨事典のような感じです。 また、本書のために精査した参考文献の数が凄い! その数なんと2,930!!その全ての出典が本書の最後に載せられており、 「興味ある人は是非自分で調べて欲しい」そうです。 で、結論からいうと、現在の世界は「確実に良くなっている、が、十分には良くない」ということ。 ・地球は確かに温暖化しているが、それが与える影響はマスメディアが論じるほどに深刻なものでない、 ・森林破壊はあるが、それ以上に再生し、増えている、等々、マスメディアで伝えられるものとは違う結論が導き出されています。 注意したいのは、著者は「だから環境破壊を継続してもよい」と言っているのではないということ。 環境保護に費やす費用を、客観的事実に基づいて世界を取り巻く諸問題に優先順位をつけ、効率的に使うべきと主張しています。 これはマイケル・クライトンと同じ主張ですね。 本書を読んで痛切に感じたのは、一次情報の大切さということ。本書で度々引用される、ワールドウォッチ研究所の 「地球白書」と同じ一次情報を用いているが、その解釈が全く異なるということ。場合によっては「恣意的」に 客観的事実が曲げられて伝えられている可能性が大きいということ。かといって、私のような一般人には 常日頃から本の参考文献の一次情報に目を通すことは時間的にも語学的(学術雑誌は英語で、専門用語のオンパレードですから) 難しいですけどね。 アル・ゴアの「不都合な真実」を本屋でパラパラと読んだのですが、とっても衝撃的ですね。破滅的的な写真で視覚に訴え、 感情に訴える。「保護か、破壊か」のような、分かり易い二者択一を迫っているように感じました。 環境危機を示すデータは見当たりませんでしたが・・・。 環境危機に興味ある方は、環境危機を訴える本 (ワールドウォッチ研究所の「地球白書」や、 レスターブラウンの「プランB」等)とともに、本書を読んでみることをオススメします。 カスタマーレビューピックアップ 「世界は滅びつつある」と何十年来繰り返し続けるレスター・ブラウンのようなハルマゲドン論者、「温暖化」をタネに大幅に誇張された脅迫映像に満ちた講演で世界中を巡業するアル・ゴアなど、人々を脅し続ける輩に騙されないための、データに基づく冷静な議論に基づく著作。 「本当はそれほど深刻じゃないのはわかってるが、地球が危ないと言い続けないと、人々の関心が環境問題から逸れてしまう(大意)」というグリーンピース幹部の談話も紹介されているが、この本自体に対しても同じような意見をいう人がいる。そういう悪質な情報操作をデマゴーグと呼ばずしてなんというのだろう。環境問題はたしかに重要だが、それだけに資源をつぎ込みすぎると他の問題の解決に使えるリソースを減らし、人々を不幸にしてしまう。 そのようなデマゴーグに騙されず、貴重な人命を救うにはどうすれば良いか、正しい知識を身につけるためにも、この本を読もう。「このままでは地球がダメになる、人類が滅びるといろんな人がいうけど、どうすればよいのか分らない」という人も、この本を読もう。悲観的すぎる脅迫から心の健康を守り、何をしていけばよいか、より確かな情報を教えてくれる。 とりあえず、みんな自信を持ってちゃんと働こう。経済成長は人々を救う力を与える源だ。それから、温暖化対策よりHIVや水道を作る援助にもっとお金を出すように、政府に働きかけよう。議員に手紙を書き、投票に行こう。 カスタマーレビューピックアップ
ロンボルグはもともとは環境主義者であったが、アメリカのジュリアン・サイモンという著名な「反」環境主義者の著作を論駁しようとして、その正しさを確認したという。 環境問題のほとんどは、何か緊急の政策を要求しているように描かれ、かかれることがマスコミの常であるが、この著作でそういった緊急性はどのような分野にも存在していないことがわかる。 経済学者として気になるのは、環境主義の実践にコストがかかることである。そのようなコストは直接に現在の社会問題の解決にも転用可能だからである。地球温暖化を防ぐために何兆円ものコストがかかるのなら、その金は直接に貧困層の救済に当てたほうが効率がいいのではないだろうか。著者も同意見のようだ。 もう一つの感想は、環境主義に反対する人間は魔女狩りにあって、即座に何の言い訳も許されず断罪される中、環境主義の盛んな西欧でこのような果敢な科学的主張をした著者の勇気に敬服する。 クルーグマン教授の経済入門 (日経ビジネス人文庫)カスタマーレビューピックアップ いいです、クルーグマン。 <で、経済にとって大事なことというのは---つまりたくさんの人の生活水準を左右するものは---3つしかない。生産性、所得分配、失業、これだけ。これがちゃんとしていれば、ほかのことはまあどうにでもなる。[…]みなさんの多くは、これじゃちょっと少なすぎるんじゃないかと思うだろう。インフレはどうした!国際競争力は!資本市場の状況とか、財政赤字とかはどうなんだ!うんそれはだね、その種の話は次元がちがっていて、国の状態のよしあしには間接的にしか影響しないんだ。>(p.27) なるほどなるほど。感心感心。こういう爽快さ、いいですね。世界が少し明るくなった気がする。インフレと失業率の関係(すごく関係ある)、貿易収支と国内景気の関係(あんまり関係ない)など、マクロの専門家からの新鮮な分析が非常に小気味よい。アメリカ経済についての分析が中心だけども、日本に関する記述も多くておもしろい。 おおまかな傾向として、日本人の書く経済本には、この説はこうであの説はこうでぼくの説はこうで、だからぼくの説が有効、みたいな考察が微細に渡って述べられていることが多い。まあ、それはそれで丁寧でよいのだけれども、たまにはこういうずばっと書式もよい。 前者の経済描写は日本画で、後者はグラビア。日本画は微かな白黒の濃淡を駆使して経済を分析する。素人にはよしあし・正誤が分からないことも多い。グラビアは、数色で鮮やかな原色世界を再現する(クルーグマンは、「生産力」「所得分配」「失業」の3大要素のみに絞って経済を説明しようとしている)。前者の方が芸術として重宝されたりするけど、別にぼくらはグラビアで十分だったりするわけですよ。 できあがったグラビアはあんまり素敵じゃないかもしれないけど。リア・ディゾンとか、そんな風にはいかん。 カスタマーレビューピックアップ 本書の狙いである、超難しい本と、空港で買う時間つぶしの本との間、という位置づけは、まさにその通りで、要は、読み応えを感じながら、超難関の課題にぶち当たらずに、読みぬくことができる、経済学の本である。具体例(貿易赤字、インフレ、日本の医療、SLアカウントなど)をベースに議論が繰り広げられているので、非常にわかりやすい。個人的には、医療の話(日本は、医療費が政府により低く抑えられているから成り立っている)や、貿易の話(貿易赤字を抑えようとする目的を、ドル安政策で実現しようとしても、成立しない)などを通じ、経済の話を経済学の理論から入ることの、非現実性を痛感できたことが、本書のGainであった。 カスタマーレビューピックアップ 訳者のくだけた翻訳体(読みやすさが三割はアップしてます。ちょっとなれなれしいですが)と、クルーグマン自身が生来持っている論理の明快さとがあいまって、この一冊で経済のシステムが了解できたような気分に浸れること請け合いです。雑誌媒体等ではアジアの通貨危機をその仕組みや在り方から予言的に言い当てた(言い当てたこと自体は否定しませんが)人物として紹介されることも多いので、手っ取り早く経済のなにかを語りたい方にはお勧めです。 カスタマーレビューピックアップ 経済学における第一人者である著者が、経済学について最新の動向も交えながら数式を交えずにわかりやすく解説していました。 まったくの文系人間の小生でもとりあえず最後まで読める内容となっていましたが、生産性・所得配分・失業が経済のポイントだ、ということ以上踏み込んで理解することが残念ながらできませんでした。経済においては、為替や国際競争力ではなく、自国内企業の生産性が最も重要という指摘は納得できました。 経済を理解するための入門書なのに、経済においてわかっていない点が多く挙げられている点や日米関係について言及されている点は面白いと感じました。 カスタマーレビューピックアップ
本書を最初読んだときそう思ったのである。 僕が経済に抱いていた素朴な疑問を切る、斬る、伐る・・・。 そして経済学になんの知識も持たない僕はすみやかにクルーグマン教徒に。 ソコここでにわか覚えの知識を披露してみるモノの、 「天才の認識とはいえ、一つの認識にすぎない」ということを思い知らされる・・・。 とはいえそれは付け焼き刃を振るいすぎた僕の過ちであって、教授の責任ではない。 経済、特に貿易について知りたい人にとってはまちがいなくおすすめの入門書だと思う。 分かりやすく、興味深い内容。語り口も面白い。 翻訳は口語調で楽しい。訳注にもあったが、教授の語り口を再現したという。 しかしこの訳には好き嫌いも有るようだ(僕の恩師は「オネエ言葉みたい・・・」と嫌悪しておられた) 僕は楽しく読めた。 余談ですが、本書中によく出てくる「連邦準備銀行」あまりに面白かったので写真を撮りに行きました。 しかし探してもなかなか見つからず、番地から「これかな?」というビルを撮っていたら 警備員に怒られました。正解だったようです。さすがアメリカの心臓、外観も撮られたくないらしい。 観光客の人はご注意を。 |
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