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目の眩む様な数の音符を金属的なギスギスした音で激しく吹きまくり、最低音や最高音に執拗に挑み続けるサックス奏者コルトレーン。反面、無人島みたいに静かな本作を残すなど極端から極端への振幅も激しい演奏家だったように思う。この作品をリリースする以前にもViolets For Your FursやEverytime We Say Goodbyeなどサックスによる「うた」を披露していたが、聴き取りやすい少ない音数で「歌心」を表現する極意をこれだけまとめて聴けるというのはオリジナル作品としてはあまり例がないように思う。歌ものを楽器で演奏するためには肉声のような滑らかさをもって旋律を聴き手に届けなければならないが、そんなアナログ的な音を比較的出し易いサックスの特徴を存分に使い切った演奏が印象深い。原曲をいい具合に崩しつつも、重音やかすれを帯びる「楽器を通した歌声」は魅力的で、口ずさめるくらい聴覚記憶に強く残る曲が多い。また、単調に陥りがちなムードを変えるパーカッシブなピアノとドラムスの複合リズムで盛り立てるAll Or Nothing At Allの効果的な配曲も心憎い限りだ。 彼の中ではもしかしたら、過剰を通り越して限界を極めんとする前の束の間の休息だったのかもしれない。自分には数限りない音と限られた音の表現の間にどれほどの差があるのか今もってわからないのだが。 All For You: A Dedication To The Nat King Cole Trioカスタマーレビューピックアップ ダイアナクラールのCDは最新版以外は全部もっています。まあ、一般的にいうファンです。JAZZは好きですがギンギンにウンチクを垂れるほどの知識もありませんし、聴いた数もたかが知れています。そんな私が彼女のCDを何回も聴いてそして一枚選べと言われたとしたら間違いなくこの「All for You」。理由は 人気急上昇(既に登りつめたか)後の彼女は確実に音楽スタイルが変わった。商業主義っていうんですかね。それはきっと彼女のせいではない周りのせいでしょう。このあとの「Love Scenes」までが彼女の前期。その後は賞も頂いて結婚もして変わって当然だよね。だけどダイアナちゃん、オーケストラバックはがっかりだよね。いつまでも自分のJAZZを貫いて楽しんで楽しませてもらいたかったです。そしてそれを具現化しているのがこの一枚だと思うのです。じゃあワーストは?ですか?「The Look of Love」は商業的に成功したのでしょうが、私にとってのワースト1。 カスタマーレビューピックアップ 本当にセクシーなハスキー・ボイスです。美人だし歌もうまいし、言うこと無し。 やはり夜に合うアルバムで、一人でブランデーでも揺らせながら聴くも良し。素敵な女性といっしょに聴いても良い。とにかく雰囲気に酔えるアルバムです。 まさに大人が楽しむアルバムとでも言うのでしょうか・・・?静かにゆっくりと味わいたいものです。 カスタマーレビューピックアップ う〜ん!懐かしい。なんともいえません。この声。この擦れ声。そしてこのウネリ。寄せては返す波の様。煌めき揺れるスイング。意味のないスイングはない?当世アメリカジャズ界のナンバーワンの人気者ダイアナ・クロール。正に稀代の女性ヴォーカルの腕の喉の?見せ所?ベビー、ベビー、オーザタイム。彼女の真似してカラオケやってみたい!アメリカにおける「モテる女」トップ100赤丸急上昇中です。是非御視聴?試聴ください。 カスタマーレビューピックアップ 今日ピアノ・トリオというとp,b,dsと相場は決まっているのだが、この編成はバド・パウエル辺りから始まったもので、スウィング時代にはベースとギターがサポートする方が一般的だった。アート・テイタムもそうだったし、ナット・コールもしかり、である。 クラールのパフォーマンスは、ピアノ演奏も含めてこのアルバムがベストではないか。 本CDは三作目のリーダー・アルバムだが、グラミーを受賞して売れっ子になってからは、この頃のジャズ・スピリットが失われたようで、残念でならないと感じているのは私だけではないと思う。 カスタマーレビューピックアップ
ナット・キング・コールへのトリビュートCD.Krallの美しい歌声とピアノで40年代の名曲を蘇らせてくれます.全体のトーン,アレンジはまろやかで実にすばらしい.「Live in Paris」と並んでKrallのCDの中で一番の仕上がりではないでしょうか.何度聴いても飽きません.どの曲もいいですが,軽快なスイングを味わえる「I'm an Errand Girl for Rhythm」は特にすばらしい.最後の「If I Had You」もぜひ. My Favorite Things: Coltrane at Newportカスタマーレビューピックアップ たしか80年代前半、ビクターからインパルスの日本版LPが発売されていた頃、日本独自編集で、63年と65年のニューポート・ライブを1枚にまとめた物があった(時間の都合で1曲カット)。野口伊織氏の有名な写真をジャケットに使っていた。 CD時代になり、ずっとそのフォーマット(+残りの1曲)で再発されないかな、と待っていたが、意味の無い「セルフレスネス」やアーチー・シェップとの抱き合わせ盤が再発されるばっかり。半ばあきらめかけていた頃に、うれしい発売である。 しかも、既発のカット部分を復元し(ほんとのコンプリート)、音質も向上し、言うことなし。(ジャケットが野口氏の写真だったらなお良かったのに...) 今後は、これを定番としてカタログに残してほしい。「セルフレスネス」は、表題曲を「クル・セ・ママ」に組み込み(同一セッションだから)、もう廃盤にしましょう! カスタマーレビューピックアップ 音が良くなったから買いなおした方がいいという悪友の勧めで買い求めて聞いてみる。音が良くなったということにかねてより無頓着な当方は、久しぶりに聞いた63年の「My favorite things」のすごさに改めて脱帽。1963年ねえビートルズがデビューしてイギリス中がきゃあきゃあ言ってた時やなあ・・・。僕の頭の中は全然次元の違う音楽が同時に走っている。音楽というのはまことに不思議なものです。蛇足ながら65年の「My favorite things」との違いが極めて興味深い1枚です。 カスタマーレビューピックアップ 63年と65年のニューポート・ジャズフェスからの編集盤。63年はTRACK1、2と3。1と2は名作「Selflessness」(AS-9161)に入っている。そして3は78年に出た未発表集に収録されていた不完全TRACKの完全版だが、残念なことにベースソロの音が歪んで聴き苦しい。本CDのトレーンのソロはこの3が一番凄いのに、本当にもったいない。65年はTRACK5と6。5は「New Thing At Newport」(AS-94)に収録されているが、6は同じく78年に出た未発表集に収録されている。 65年の演奏を聴いてみて感じることは、、たった2年の間にトレーンの目指す音楽が激変していることであろう。共通のTRACK「My Favorite Things」を聴き比べてみれば明らかですね。このあとしばらくしてマッコイ・タイナーとエルヴィン・ジョーンズは退団し、替わりにアリス・コルトレーンとラシッド・アリが入り、フリージャズに向けてまっしぐらに進んで行くのだが、残された人生はあと2年しかない。今になって振り返ると実に感慨深いものがあります。 さらに特筆すべきは音質とS/N比がかなり向上していること。ただし、トレーンのサックスの音色が若干ツルンとしていて、「Selflessness」のオリジナルアナログ盤を聴き慣れた耳にはちょっと違和感がある。アナログ盤のサックスの音色はもうちょっとザラっとしているのです。これが今回の担当マスタリング・エンジニアの好みの音なのでしょう。ただし、音全体はアナログ盤を凌ぐ音になっていると思われるので、、「Selflessness」や「New Thing At Newport」の既発盤CDをお持ちのかたは、この値段なら買い替えるべきです。ゼッタイ!! カスタマーレビューピックアップ さてこのCD「ニューポート・ジャズ・フェスティバル」の1963年(1〜3曲目)と65年(残り)を1枚にまとめたものであり、1&2曲目は既発の「セルフレスネス」のマスターからのレストア(既発盤では曲の最後にクロージングアナウンスをかぶせてあったが今回は当然消えています)で、「インプレッションズ」も既発盤の短縮版から、未編集で23分以上のロングヴァージョンで収録したというスグレモノ!他のレビュアーさんが書かれているように、マッコイ・タイナーの熱演が光る!1965年収録曲は既発の「ニュー・シングス・アット・ニューポート(2000年発売盤、それ以前のものは編集されて短かった)」からコルトレーン・クアルテットの部分のみを抜き出して、1963年収録曲と比較できる様に1枚に詰め込んだスグレモノです!なお、全曲2007年にニューリミッックスしたものです。 私は、どちらも持っていなかったので、この1枚は素晴らしいプレゼントになりました。 素晴らしい! 上記の理由から、既発盤をお持ちの方も買い直す価値有りです! カスタマーレビューピックアップ
名盤"Selflessness"で既に発表された1963年7月7日ニューポートライブでの2曲が"I Want To Talk About You","My Favorite Things"だ。本盤でのニューバージョンは、よりぐっと身近に感じられるようになった。リミックスされて音質が向上したためか、まるでニューポートの港から心地良い風が吹いてくるこのように親しみ易い。楽器の輪郭の明確度が増し(特にヘインズのドラムスとマッコイのピアノ)、分離度も良くなった。トレーンのテナーには艶が増し、ギャリソンのベースは、より苦みばしる。少し大袈裟かも知れないが、コンサート会場の最前列にいるかのようだ。新たに付け加えられたメンバー紹介のMCも臨場感を盛り上げる。この日のトレーンはオルガニストJimmy Smithのグループが聴衆を煽り捲った後に登場したらしい。聴衆の火照りを冷ます一服の清涼剤が、"I Want To..."だった訳である。この日最後の3曲目"Impressions"は23分に及ぶ大作だが、トレーンのソプラノソロ、マッコイのピアノソロ、ギャリソンのベースソロ(不完全らしい)、トレーンのテナーソロと続き全く飽きさせられない。特に今まではカットされていたトレーンの出だしソプラノが鮮烈だ。音質の良さのためか初めて聴くかのように新鮮に聞こえる三曲だった。 さて、2年後の65年7月25日のステージではElvin Jonesがカムバックして、クラシックカルテットに戻っている。しかしグループの演奏内容は多きく変化した。フリージャズに傾倒していくコルトレーンが捉えられている。それにしても信じられないほどの濃密な演奏だ。リミックスの素晴らしさのためだけでないだろうが、カルテット4人のインタープレイの一体感が一段と増している。トレーンののめり込み方も半端じゃない。血反吐をはくかのような勢いでフリーキーなテナーを吹き倒す。2年前の爽やかなライブとコントラストをつけるようにひたすら暑苦しく過激。そして最後を飾る2度目の"My Favorite Things"は比較的あっさりとプレイされる。だが、トレーンのソプラノには神を求めているかのような精神性が加わっている。この日は一日中雨だったらしいが、モンクやガレスピーから成るグループの後にトレーンが登場したときは空は晴れ渡ったらしい。 いやはやそれにしても凄いライブアルバムがリリースされたものだ。75分間全く飽きることがなかった。 Live at Birdland
特価:¥ 1,653(税込) 中古品¥1572 より 発売日:1996-11-05 売上ランキング:Musicで48852位 ユーザー評価: Music / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ 1-3がニューヨーク、バードランドでの1963年10月8日のライヴ録音、残りが1963年11月18日のスタジオ録音。 不動のカルテットの全盛期のライヴ。『一般的には』1の『アフロ・ブルー』のソプラノ演奏で有名であろうが、僕はあえて2の『アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー』を徹底的に推したい(●^o^●)。テナー・サックスの高音部を主に使った中間部からラストにかけての一人コルトレーンが吹きっぱなしになるところがもう最高の最高である。まるでサックスのアカペラだ。バック・カバーに写された4人の演奏する姿は一様に目を閉じ、歯を食いしばり、音を拾いあい交信しているかのようである。交信が一人コルトレーンが吹きっぱなしとすべしとした時、聴く者は全てを止めその渦に自らを委ねることになる。わずかにしか音を立てないバードランドのリスナーがその音に同様に引き込まれているのが感じられる。 聴く者は全て眼を閉じ、集中し、コルトレーンの音に酔いしれる。そこには『最高の幸福な瞬間』が間違いなくある。そういう意味で本作こそジョン・コルトレーンの最高傑作だと思う。 カスタマーレビューピックアップ
インパルスに移籍後のジョン・コルトレーンはマッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン(あるいはレジー・ワークマン)、エルビン・ジョーンズ(あるいはロイ・ヘインズ)のベストコンボを結成し、次々と未踏の領域へと踏み込んでいった。一作一作が真剣勝負であり、一時もとどまることなく突き進む姿はやがて訪れる早すぎる死を考えたとき、当然のようでもあり、悲しくもある。最初のAfro-Blueのソプラノ・サックスは中東のメロディーのような不思議な響きの中にも美しさが横溢している。続くI Want To Talk About YouはMy Favorit thingsとともにコルトレーンのこの時期の十八番だ。テナー・サックスの高音部を駆使して、激しいアタックの中にも優美でハーモニックなサウンドが充満する。ライブのよさが十分に生かされたほどよい緊張とリラックスした雰囲気の演奏は、おそらくコルトレーンの数あるライブの中でも白眉といっていい。まさにコルトレーン・ジャズの完成期のライブ・アルバムである。 John Coltrane & Johnny Hartman
特価:¥ 1,983(税込) 中古品¥1000 より 発売日:1995-06-27 売上ランキング:Musicで56877位 ユーザー評価: Music / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ 以前から好きだったこのレコードを、今回、LPレコードを買って聴き直してみました。サックスの音の深さ、前に出る存在感、ボーカルの息使い、軟らかさ、すべてが期待通りでした。CDもSACDも、まだまだLPの音には敵わないと実感してしまいました。 カスタマーレビューピックアップ ジョニー・ハートマンのビロードのような優しく包みこむ声の雰囲気がアルバムのトーンを決定付けていますし、ジョン・コルトレーンが見事なバラード・プレイを披露しており、傑作だと評価されている作品です。全6曲、収録時間31分強という現在のCDではあまりない短さですが、1曲1曲がどれも聞き惚れてしまうくらいの完成度を誇っており、ステキな出会いを果たしたことで見事な演奏が出来あがったという見本のようでした。 激しく吹きまくるコルトレーンのイメージに合わない、という評もありますが、何回聞いても飽きがこないだけでなく、どんどん良さが深まっていきます。マッコイ・タイナーのピアノもいいですし、他のメンバーも控えめな演奏で好感がもてます。 1962年秋から63年春にかけては、本作の『コルトレーン&ジョニー・ハートマン』のほか『デューク・エリントン&コルトレーン』、『バラード』という愛すべき録音が残されています。この情感溢れる作品群が同時期に収録されたことに対して、コルトレーンのマウスピースの調子が悪かったので、激しくブローできなかった、早いパッセージが吹けなかったという話がありますが、これだけ内なる思いを飾らずストレートに表現しえたということによってコルトレーンの名声を確実に高めています。ヴォーカルとサックスの巨星が成し遂げたバラード集として後世に残る所以だと思います。 真面目で直向なコルトレーンが、ここでは自分を解放しリリシズムに酔っているかのように聞こえます。名歌手の歌唱同様、奏でられる音の一つ一つをじっくりと味わいたくなります。ヴィブラートも過剰ではなく、曲の良さを最大限に表現しているこのアルバムは、これからも多くの方に愛されていくことでしょう。 カスタマーレビューピックアップ コルトレーンの良いリスナーではないという自負があるので、僕にとってこのアルバムは大好きなジョニー・ハートマンの作品です。このハートマンやビリー・エスクアイアらの漆黒のクルーナーの歌声はきっと黒人の最も好むプロトタイプのひとつなんでしょう、アナログで今でも好んで聞く「ニューポート 72」というライヴ盤の冒頭に収められたハートマンの歌声には、マーヴィン・ゲイらのライヴで頻繁に聞かれる黄色い声援がやたらと聞こえます。このアルバムでのハートマンの歌声もそれらを容易に彷彿とさせてくれるものがあり、コルトレーン云々を抜きにしてひとつのヴォーカル・アルバムとして成立しているように思われます。コルトレーンの側から見ればとんでもないことだとは思いますが。余談ですが、僕はここでの「ワン・アンド・オンリー・ラヴ」とチェット・ベイカーの「レッツ・ゲッツ・ロスト」に収められた「ワン・アンド・オンリー・ラヴ」を続けて聞くと、ミュージシャンの立ち位置の違いが同じ曲をこうまで違って聞かせるものなのかとつい余計な感慨に耽ったりしてしまいます。 カスタマーレビューピックアップ 「バラード」「コルトレーンとエリントン」「コルトレーンとジョニー・ハートマン」はまちがいなくインパルス・レーベル時代のコルトレーンの3大傑作だ。「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」「ラッシュ・ライフ」などの名曲をハートマンが独特の甘い声で歌う。ハートマンにとっても傑作の一枚。ほかにもハートマンはインパルス・レーベルから3枚リリースしているがそれらも最高の出来。1963年録音なので40年も前のアルバムだが、いささかも古びていない。これぞ名盤。(松本敏之) カスタマーレビューピックアップ
「Ballads」と「Duke Ellington and John Coltrane」につづくコルトレーンのバラードです。ボーカルが入るため他の2枚より素直に 聞きやすい1枚だと思います。 都会のジャズ、夕闇に包まれる摩天楼という雰囲気(私には) 難しいこといいっこなしの1枚です。 John Coltrane and Johnny Hartman
特価:¥ 2,728(税込) 中古品¥1734 より 発売日:2004-11-16 売上ランキング:Musicで15099位 ユーザー評価: Music / 通常8~12日以内に発送 カスタマーレビューピックアップ ジョニー・ハートマンのビロードのような優しく包みこむ声の雰囲気がアルバムのトーンを決定付け、ジョン・コルトレーンが見事なバラード・プレイを披露しており、傑作だと評価されている作品です。全6曲、収録時間31分強という現在のCDではあまりみない短さですが、1曲1曲がどれも聞き惚れてしまうくらいの完成度を誇っており、心や休まる温かいヴォーカルとリリカルなテナー・サックスという2人がステキな出会いを果たしたことで見事な演奏が出来あがったという見本のようでした。 激しく吹きまくるコルトレーンのイメージに合わない、という評もありますが、何回聞いても飽きがこないだけでなく、どんどん良さが深まっていきます。マッコイ・タイナーのピアノもいいですし、他のメンバーも控えめな演奏で好感がもてます。 1962年秋から63年春にかけては、本作の『コルトレーン&ジョニー・ハートマン』のほか『デューク・エリントン&コルトレーン』、『バラード』という愛すべき録音が残されています。この情感溢れる作品群が同時期に収録されたことに対して、コルトレーンのマウスピースの調子が悪かったので、激しくブローできなかった、早いパッセージが吹けなかったという話がありますが、これだけ内なる思いを飾らずストレートに表現しえたことによってコルトレーンの名声を確実に高めています。ヴォーカルとサックスの巨星が成し遂げたバラード集として後世に残る所以だと思います。 真面目なコルトレーンが、ここでは自分を解放しリリシズムに酔っているかのように聞こえます。名歌手の歌唱同様、奏でられる音の一つ一つをじっくりと味わいたくなります。ヴィブラートも過剰ではなく、曲の良さを最大限に表現しているこのアルバムは、これからも多くの方に愛されていくことでしょう。 カスタマーレビューピックアップ コルトレーンの良いリスナーではないという自負があるので、僕にとってこのアルバムは大好きなジョニー・ハートマンの作品です。このハートマンやビリー・エスクアイアらの漆黒のクルーナーの歌声はきっと黒人の最も好むプロトタイプのひとつなんでしょう、アナログで今でも好んで聞く「ニューポート 72」というライヴ盤の冒頭に収められたハートマンの歌声には、マーヴィン・ゲイらのライヴで頻繁に聞かれる黄色い声援がやたらと聞こえます。このアルバムでのハートマンの歌声もそれらを容易に彷彿とさせてくれるものがあり、コルトレーン云々を抜きにしてひとつのヴォーカル・アルバムとして成立しているように思われます。コルトレーンの側から見ればとんでもないことだとは思いますが。余談ですが、僕はここでの「ワン・アンド・オンリー・ラヴ」とチェット・ベイカーの「レッツ・ゲッツ・ロスト」に収められた「ワン・アンド・オンリー・ラヴ」を続けて聞くと、ミュージシャンの立ち位置の違いが同じ曲をこうまで違って聞かせるものなのかとつい余計な感慨に耽ったりしてしまいます。 カスタマーレビューピックアップ このアルバムを名盤と云わないでどうする? 最初にに聴いたのはいつだったか、とにかく何時聴いても新鮮!涸れない!飽きない!のです。コルトレーンの中でも個人的にはBEST盤かも。ジョニーハートマンも何枚か聴きましたが、シャレードが入っているI Just Dropped by・・・・・が最高です、参考までに! カスタマーレビューピックアップ 「バラード」「コルトレーンとエリントン」「コルトレーンとジョニー・ハートマン」はまちがいなくインパルス・レーベル時代のコルトレーンの3大傑作だ。「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」「ラッシュ・ライフ」などの名曲をハートマンが独特の甘い声で歌う。コルトレーンも肩の力が抜けてリラックスした演奏。マッコイ・タイナーのピアノも、コルトレーンとの他の共演盤と異なり、たおやかな演奏ぶり。コルトレーン嫌い、マッコイ・タイナー嫌いにも楽しめる。ハートマンにとっても傑作の一枚。ほかにもハートマンはインパルス・レーベルから3枚リリースしているがそれらも最高の出来。1963年録音なので40年も前のアルバムだが、いささかも古びていない。これぞ名盤。(松本敏之) カスタマーレビューピックアップ
ジャズ・ファンなら誰でも知っている逸話だが、このアルバムのレコーディングの時期、ジョン・コルトレーンはマウス・ピースの調子が思わしくなく、いつものようにブロウしまくって疾走するコレクティブ・インプロビゼーションが出来なくなってしまったといわれている。その時やむなくバラードのアルバムを3枚レコーディングすることとした。それが本作と『バラード』そして『デューク・エリントンとコルトレーン』だ。 これがとてつもない名盤を生む。ジャズの歴史の中にはこういう逸話は数々あって、有名どころではキース・ジャレットが最悪の体調と最悪のコンサート・ホールで残した『ケルン・コンサート』、自宅療養中に自宅でレコーディングした『ザ・メロディ・アト・ナイト・ウイズ・ユー』がある。そういうふうに何か不具合である時の方がミュージシャンはいつもにない力を見せてくれるものなのかもしれない。 このアルバムは是非ともクリスマス・イブに彼女と聴いて欲しい作品だ。続けて『バラード』を聴くのもいいような気がする。ロマンチックなロマンチックなアルバムだ。ひたすら自らのジャズ道を求め極めようとするジョン・コルトレーンの楽器トラブル故の、ほっとして強さが脱けたテナーの優しい響きは何ものにも変え難い魅力で一杯だ。 閑話休題、ジョン・コルトレーンのアルバム『バラード』、『ジョン・コルトレーンとジョニー・ハートマン』そして『デューク・エリントンとコルトレーン』を聴かずしてジャズを語るべからずだ。 Attica Blues (Dig)
特価:¥ 1,488(税込) 中古品¥1017 より 発売日:2003-03-11 売上ランキング:Musicで40523位 ユーザー評価: Music / 通常8~11日以内に発送 カスタマーレビューピックアップ
囚人の85%がアフリカン・アメリカンというNY州アッチカ刑務所で、「犬よりもひどい」収容環境の改善を求めて蜂起した囚人達に対し、州兵が銃により鎮圧、43人の死者を出した71年9月の「アッチカ刑務所の反乱」。これをアルバム・タイトルにもってきた社会派シェップ72年の一大ブラック・ミュージック絵巻! クレジットされたミュージシャン総勢39名をまとめ上げ、ジャズからゴスペル、ブルース、ソウル、ファンクに大きく踏み込んで、ボーカルを前面に押し出すことにより直截的にメッセージを放つ。アルバム全体を貫くシリアスな肌触りは、Donny HathawayやMarvin Gayeあたりのニュー・ソウルも聴くブラック・ミュージック好きなら、もう必ず気に入るはず! 71年7月に逝った”Pops”ことLouis Armstrongに捧げた[9]もいい! Duke Ellington & John Coltrane
特価:¥ 1,983(税込) 中古品¥1549 より 発売日:1995-10-24 売上ランキング:Musicで70200位 ユーザー評価: Music / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ うるさいコルトレーンは、ちょっと・・・という方にお薦めです。何かをしながらより、じっくりゆったり聴くとなおさら良いです。一曲目の”イン・ア・センチメンタルムード”から引き込まれます。突き進んでくるようなエリントンのピアノとブハブハやりすぎないコルトレーンの掛け合いの妙が・・・いいだなぁー。これが。 カスタマーレビューピックアップ フリージャズへ深く傾倒し、容赦なくアトーナルなテナーを吹き倒すのがインパルス時代のコルトレーンの特徴だ。ただ、その中でも3枚のLP"Ballads","Duke Ellington","Johnny Hartman"がプレスティージ、アトランティック時代の面影を残すフォービートジャズとなっている。巷間言われるマウスピースの不調による、オーセンティックジャズ路線への転向だが、この"Duke Ellington & John Coltrane"が、トレーンが御大エリントンと張り合う最も緊張感溢れる聴き応えのある作品だと思う。参加ミュージシャンは、John Coltrane(ts,ss),Duke Ellington(p),Elvin Jones/Sam Woodyard(ds),Jimmy Garrison/Arron Bell(b)で全7曲はすべてカルテットによる演奏で、曲によりベース、ドラムスが入れ替わる。エリントンが連れてきたドラマーのウッドヤードは7/3曲、ベースマンベルは7/4曲の参加。エルヴィン7/4、ギャリソン7/3とほぼ五分五分の割合となっている。一曲目の"In A Sentimental Mood"だけが、エルヴィンドラムス、ベルベースのミングルで、どこかリズムセクションにぎこちなさが漂う。ただ、そこが魅力的に聞こえるのがジャズがジャズたるところだろう。暖かいトレーンのテナーと寂寥感が漂うエリントンのピアノのコンビネーションに泣かされる。2曲目からもマウスピース不調を感じさせない程にコルトレーンのテナーとソプラノサックスは快調に鳴り響く。やはりエルヴィンとギャリソン参加の3曲は激しい。ピアノのエリントンはこの頃はもういいお爺ちゃんだが、コルトレーントリオに煽られてやりにくそうではあるが、負けずに返す手練手管のコンピングが只者でなくお見事である。エリントンが連れてきた二人をバックした3曲は、爺ちゃんお得意のピアノが映える聴きやすいメロディの曲。自分のソロでは多少の甘さを加えつつも遠慮なく吹き倒すトレーンはやはり何処に行ってもあのトレーンだ。ジャズ史に残る2大?ジャイアントの共演はお互いに敬意を払いつつも、両者が手の内を遺憾なく出し切る味わい深い一枚となった。 カスタマーレビューピックアップ 青春時代のように、もうガムシャラにはジャズを聴かなくなった今でも、 時々引っ張り出してきて聞きたくなる、ほんの数枚のうちの1枚です。 さほど評価が良くないようなので、ちょっと悲しくなってレビューに参加です。 アルバムの出だし、波のように静謐に規則正しく始まるエリントンのピアノのシンプルなリフレイン。 やがてそれに心地よく身をゆだねるようにコルトレーンのサックスがメロディーを紡いでゆく。 レコードで聴いていた時は、針を置いてからのしばらくの静寂の後に エリントンの最初の「タラララランラーン」が聴こえてきて、 その瞬間のゾクッとする感じがたまらなかったものです。 このアルバムではコルトレーンの演奏もあくまで「静」ですが、 それは巨匠への遠慮というより、エリントンという広大で深い海に心地よく漂い、 ただ無私に美しいメロディーを探っているだけのように、私には感じられ、 挑発し刺激しあって高みに昇ってゆくのみが、ジャズの名演ともいえまいと思うのです。 シンプルで美しく、そして優しい。それが今でもこの1枚を聴き続けている理由かもしれません。 カスタマーレビューピックアップ 5曲目の「マイ・リトル・ブラウン・ブック」が秀逸ですね。大好きな曲です。 コルトレーンの吹くバラードは絶品です。このテイクでは内省的になりすぎず、美しいメロディを素直に奏でており、エリントンのピアノもそっと支えているのがとても好ましいですね。 穏やかなセッションで始まり、徐々にコルトレーンの伸びやかさが音に込められ、次第に落ちつきを取り戻し、この魅力的な演奏が終結します。 いつまでもこの幸せな時間が続けば良いのに、と思わせる演奏でした。 1曲目の「イン・ア・センチメンタル・ムード」がまたいいですね。エリントンのピアノの入りが印象的です。コルトレーンのテナーもどこかエリントンの世界に身を委ねている感じがして、彼に敬意を払っているのが感じられます。 名アルバム『バラード』のコルトレーンがお好きな方には、このアルバムもきっと気に入られることでしょうね。 エリントンとコルトレーンというジャズ界の巨人が出会ったステキなセッションでした。 ジャズっていいなあ、と思えるアルバムです。 カスタマーレビューピックアップ
たとえて言うなら、「これは2人の巨人が、お互いを気遣いながら義理で作った作品」であるように思える。ファン心理として、作られて良かったな、と思うかも知れないが、JAZZ史にはどうでもいい(仮に作られなくてもよかった)1枚。お金と暇がある人にはどうぞって感じかなぁ。 よっぽどのコルトレーンやエリントンのファンでなければ、もっと他に聴くべきJAZZはたくさんある。ましてや、JAZZをこれから聴きたいという人には、僕は絶対にお勧めしない1枚ですね。 When I Look in Your Eyesカスタマーレビューピックアップ 少人数のバーで酒でも飲みながらジャズスタンダードをしっとり聞いているかのような錯覚を起こしてくれるCD.ハスキーボイスは相変わらず聞くものを癒してくれます.バックとのからみもお洒落.夜に照明を落として聞くと思わずロマンチックな気分になります.ぜひおすすめ! カスタマーレビューピックアップ 1999年5月発表。ニューヨーク・アバター・スタジオで録音。 ダイアナ・クラール最初のグラミー受賞作。トミー・リピューマのプロデュース。ただし、ボーナス・トラックとなっている最後の『Why Should I Care』だけはあのデビッド・フォスターがプロデュースしている。 彼女は古いジャズの曲を見事に歌う。このアルバムではピアノも冴えている。古いジャズの持っている『癒し』が彼女のハスキーな声に乗って、めちゃくちゃ素敵な空間を作りだす。その上美人なのだから始末に負えない(●^o^●)。このアルバムの頃の彼女は今より若干ぽっちゃりしているが、十二分に輝いている。 今年のオスカーを総なめにしたクイント・イーストウッドが次回作で彼女の音楽を使うようだが、それも当然と思わせる輝きが既にある。 カスタマーレビューピックアップ 1999年5月発表。ニューヨーク・アバター・スタジオで録音。 ダイアナ・クラール最初のグラミー受賞作。トミー・リピューマのプロデュース。ただし、ボーナス・トラックとなっている最後の『Why Should I Care』だけはあのデビッド・フォスターがプロデュースしている。 彼女は古いジャズの曲を見事に歌う。このアルバムではピアノも冴えている。古いジャズの持っている『癒し』が彼女のハスキーな声に乗って、めちゃくちゃ素敵な空間を作りだす。その上美人なのだから始末に負えない(●^o^●)。このアルバムの頃の彼女は今より若干ぽっちゃりしているが、十二分に輝いている。 今年のオスカーを総なめにしたクイント・イーストウッドが次回作で彼女の音楽を使うようだが、それも当然と思わせる輝きが既にある。 カスタマーレビューピックアップ クールで洗練されたジャズアルバム。 ジャズを聴いてみたいな…と思ってる人にはおすすめの一枚。 選曲も渋めで、ちょうどジャズラウンジ風。 欲を言えば、ヴォーカリストとしての彼女ばかりが前面に出されていて、彼女のピアニストとしての腕がかすんでいるように思えるので、ヴォーカルなしの楽曲も合って良かったのではとも思う。それと、彼女の良い個性なのだろうけど、ちょっとクールに徹し過ぎている感があり、もっともっと熱いパフォーマンスも聴いてみたい。 それでもさすが一流のミュージシャンがバックを固めているので安心して聞ける感じがする。大好きなドラマーのルイス・ナッシュが2曲ほど参加しているのも、個人的には嬉しい。 ダイアナ・クラールは今やジャズ界の大スターだけれど、逆に本当の意味においてミュージシャンとしての正当な評価を得ているのか心配になる。 カスタマーレビューピックアップ
『Why Should I Care』 このアルバムの最後に唄われる曲なのですが、とてもいいです。ある意味、哀しいくらいに理知的なひとりの女性がいます。彼女は十分に分かっている。時は流れていくものだし、世の中には絶対と言えるものはないし、何かが変わっていくのに大した理由などなかったり・・・することも・・・ けれど、Que sera sera なるようにしかならないと唄えてしまえるタイプじゃない。何故なら、分かっているの。分かっているのだけど、いまだにあなたの心配をしたり、あなたのこれからのことを想ったりしている。・・・ Why Should I Care 私がそんなことを心配してどうするの? ・・・ 私はちゃんとそんなことは分かっているの。・・・ そんなニュアンスで唄う彼女に付かず離れずに寄り添う音たちがまた絶妙です。彼女の背中を押してみたり、彼女の髪を撫ぜてみたり、頬をつついて見たり・・・ しかも、そんなちょっかいの出し方が、キュートで、ロマンティックで、エレガント。間奏から現れ、彼女の手をとり、身体をささえ、やがて、彼女の背中をそっと押しだすようなニュアンスのピート・クリストリーブのサックスの音色のなんて紳士的なこと。終盤では彼女に対して紳士的過ぎたことを悔やんでいる紳士の哀愁までをも表現してみせてくれているようです。 一人でも多くのひとに聴いてもらいたいと思います。 Love Supreme (Dlx) (Dig)
特価:¥ 2,934(税込) 中古品¥2203 より 発売日:2002-10-29 売上ランキング:Musicで66221位 ユーザー評価: Music / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ
僕もアナログからはじまって、リマスターだの紙ジャケだのとあの手この手で何度このレコーディングを買わされてきたことか。しかし今回のコレは、音質に関しては最上のものではないだろうか。コレを聴いたらいままで聴いてきたのは、正規の海賊盤か何かだったのだろうかと思うくらいの雲泥の差、そんな音の向上ブリです。何たってマスターテープが違うんだから。リマスタリングがどうの、24bitがどうのといったセコい領域の違いではないのだ。そもそもこの「至上の愛」のオリジナルマスターテープは、インパルスの倉庫から77年頃には失われてしまっていたらしい(お粗末!)。ところが近年ジャズの考古学者マイケル・カスクーナ氏がEMIのアビーロードスタジオに初版の製作用マスターが眠っているのを発掘したそうな。もうこの音を聴かずして、「至上の愛」は語れない。 |
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