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Amazon人気商品ランキング/政治・社会psWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:5569/総ページ数:557 最終更新日:2008/10/16 偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書 (た-5-1))カスタマーレビューピックアップ この本を読むと、世の中で言われている事で、 何が正しくて、何が間違っているのか、よく 分からなくなった。 いずれにしても感情的に判断せず、科学的/社会的 知識をもっと持つことの大切さを感じた。 自分なりに改めて環境問題を考える、きっかけに なる本である。 カスタマーレビューピックアップ 「リサイクル」って確かに胡散くさいところがあるし、「故紙100%偽装」事件 以来、偽善的な臭いがつきまとう。 そして、「エコロジー」は「地球にやさしい」というキャッチとともにさらに 胡散臭く響く。 本書でもこの2つが論じられているように、結局「リサイクル=エコロジー」と 思いがちな我われの誤った観念が問題なのだろう。 本書の冒頭に書いてあるように、企業はイメージを上げて売上げを伸ばそうと エコロジーを標榜する。 で、封筒やら名刺に「100%再生紙使用」なんて刷り込むのだ。 これこそ、まさに「エコロジー」と「リサイクル」の混同と言えよう。 再生紙を使うのは、ただ単に、コストの問題に過ぎないのに‥。 そして故紙コストが上がると相対的に安い木材パルプを混ぜるのだ。 品質は上がるのに偽装だと言われて非難される。 メーカーもさぞ忸怩たるものがあることだろう。 とりあえず、エコに対する意識が上がれば、空き缶やペットボトルが回収されて ポイ捨てが少なくなるだろうから、あまりエコは無駄だムダだと言わないで欲しい かな‥と私は思う。 それじゃ、ダメ? カスタマーレビューピックアップ 『国家の品格』のような読後感でした。 おそらく掲載されていることは事実に間違いないのでしょう。 それをどう判断するのかは「信念」とか「考え方」の問題だと思います。 『国家の品格』の藤原さんも間違ったことは言わなかった、なおかつ筋の曲がったことも言わなかった。 正しいことを個人の主義主張の中で正しく述べたのです。 ですので、間違いはありませんし、批判されることもないと思います。 あるのは「好き嫌い」であって、なおかつ「現実的かどうか」なのです。 ここ十年の日本を見ても、最初は左寄りに傾いていたのに、右寄りに世論が傾いていることが多くなった。 でも最近は大きな左の枠組みの中で右寄りになりつつある。(地域主義とでも言うのでしょうか…) これは全て個人的な感覚なので了承頂きたいのですが、個人的ながらもそう感じました。 本書の個人的な感想をまとめてみると、 @大局的な思想の流れを変えることは難しい。 A局所的に間違っていることが全体的に間違っているとは必ずしも限らない。 B経済的な成功を求めないと継続できない社会構造になっている。 わかりやすく言うと、「あなたのおっしゃることは正しいですが、わたしはあなたの考え方は好きではありません。」というスタンスを許容する思想がこの中では抜けているのです。 一個人が日本や世界全てのことを把握することは絶対的に不可能です。 私たちは数値や歴史などからそれらのことを大局的に把握しているに過ぎないのであって、所詮色々なものに影響されて生活しているのです。 数多くの時と場合によっては世間やメディアの情報に基づいて判断しないといけないのです。 そうした中に、本書の様な世の中の矛盾を批判する書物が出て来ても良いと思います。 どちらかというと、もっとたくさんこの様な本が出て、いろんな分野で議論が盛んになれば良いと思います。 だた、注意しなければいけないことは、正しいことを知っていたとしても、数限りなくある正しいことのほんの一部にしか過ぎないということです。 世の中には、科学的に正しい、統計的に正しい、の他にたくさんの正しいがあると思います。 そのうちの少しの「正しい」をこの本で見つけて頂けたらと思います。 あまりスケールの大きいことはなかなか正確には判断できないのです。 また、一見正しそうにみえても本当は間違っていることもあります。 あの「不都合な真実」でもノーベル賞を採ったのですから。 大局的な正しさと局所的な正しさをどう『評価』するかの問題です。 カスタマーレビューピックアップ それなりに楽しく読める内容でしたが、意地悪な見方をすると、理屈もデータ類も自分の 主張に都合のよいものが多いような気もしました。 でも「お上が船頭やってるリサイクルだからすべて公明正大だなんて安易に思うな」とか 「リサイクルよりモノを大切に使う心のほうが大切なんだ」といった主張には耳を傾けるべき だと強く思いました。 さて次のゴミ回収の日、私はどんなふうに分別するのでしょう… カスタマーレビューピックアップ
世の中エコばやりですが,「ほんとにそれってエコ?」という物がたくさんあります.本書では,レジ袋の削減,リサイクル,バイオエタノールなどエコと言われているけれども実際にはエコになっていないという数々の例を数値的な根拠とともに示しています.個人的には全く同感な事例が多くありました. とは言うものの,これまで古紙回収のために分別を一生懸命やってきたのに,それがほとんど意味なしと言われるとちょっとショックでした.結局は買った物は大事に使って,なるべくゴミを出さないというのがポイントでしょう. 非常に多岐にわたる事例について,じっくりと説明されておりますので,エコに対する認識を新たにするとともに,世間の常識に流されないことの重要さを痛感します.ただし,エコとは直接関係しないかもしれませんが,横浜市ではゴミの分別収集のおかげでゴミ焼却場がいくつか閉鎖でき税金の節約につながったと横浜市長が自慢していましたので,それなりの効果はあるようです. 失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)カスタマーレビューピックアップ 戦争時失敗した6つの作戦の敗因を分析し、 失敗に繋った共通事事項(失敗の本質)を 明らかにすることで、今の自分自身や勤めている 会社が同じ轍を踏んでいないか考えさせてくれる本。 約400ページある長い本だが、第2章「失敗の本質」と 第3章「失敗の教訓」を読めばエッセンスを掴める。 内容としても日本軍の敗因となった「明確な戦略目的の欠如」 「過去の成功体験に縛られての過ち」「組織の硬直化」など、 今の職場でも頻繁に見られることが書かれていてドキッとする。 日本軍が犯した誤りを60数年たった今でも多くの企業が 犯していることを考えると日本人は戦争を起こしたことに対する 反省はしても敗因に対する反省はできていないと感じた。 この本の内容を自分の周りで起こっている事柄に当てはめ 熟考することで、どんな人でもたくさんの学びを得られると思う。 カスタマーレビューピックアップ 何となく、本屋で手にとってしまい買ってしまった。軍隊組織でも、会社組織でも失敗に通じる本質のようなものがわかるかと、ちょっと期待してみた。中身はノモンハンから沖縄までの6つの代表的な戦が描かれ、一戦毎に失敗が抽出され、最後に総括と教訓が示されたいた。過去の栄光を引きずり、最後まで精神論で突き進み、変革できなかった組織の姿が垣間見られた。 カスタマーレビューピックアップ まあ、古い本だからなんなんですが。 ミッドウェー作戦のところを読んだら、 海戦の経緯は簡単にしか記述されず、 その分、アナリシスも通り一遍な感じです。 山本と南雲が仲悪かったのはそうだとして、 ニミッツとスプルーアンスが住居をともにした話は ちゃんと出典があるのでしょうか。 なんかおやじのヨタ話に毛がはえたような印象さえする。 カスタマーレビューピックアップ 日本軍の行動を組織論の分析法でレビューした本 日本軍の6つの失敗、つまり 1.ノモンハン事件 誤りを繰り返す学習のなさ 2.ミッドウェー作戦 錯誤の上に錯誤を上乗せし、誤算のみが残る 3.ガダルガナル作戦 統合戦略のなさが、地獄を生む 4.インパール作戦 意味の無い作戦の無駄な正当化 5.レイテ海戦 高度の平凡性の欠如 6.沖縄 上層部との不整合が招いた結果 を詳しくレビューし何が決定され何が起きなかったを書いてある。 まず、6つの戦いを知らない私としては何があったのかが書いてある このような内容はとてもありがたく、また組織論的に分析を行っているため とてもわかりやすく要約されている。 また、その6つの戦いから導出される知見は、勇み足とも言える部分も あるとは言え、とても同感を覚える内容です。 戦後すでに60年を越えようとする今でもこれらの知見に古さを 感じないのは、6つの戦いから導出された知見がとても一般性があり 本質を突こうとした著者たちの意図どおりになっているせいでは 無いかと考える。 畑村先生の失敗学を、単体の失敗と見えるほど、組織的失敗 システム的失敗に踏み込んだこの本はとても新鮮で 新しいと感じました。 カスタマーレビューピックアップ
日本軍の失敗に事が書かれていますが、非常に考えさせられる本です。官僚制の問題もあることながら、だれも合理的な意見・判断ができなくなっていく状況は今の企業社会や地域社会、学校、マスコミなどに反省されることなく脈々とながれているような気がしてならない。私たちはきちんと総括してきたのだろうか。この本は、我々が過去反省をきちんと行わずに組織的な遺伝子をそのまま引き継いでしまったことを喚起させてくれる。読むべき本である。 ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書 う 2-1)カスタマーレビューピックアップ ・昔、田中康夫氏が長野県知事になった際、脱記者クラブ宣言をして「記者クラブ」という言葉が話題にはなったが、この本に記者クラブの弊害が詳細に書かれている。この制度により、記者と政治家が仲良しになりすぎて新聞発のスクープがなくなった。また最近総理大臣のぶら下がり記者がずいぶん若いなと思った。しかし、「メモあわせ」という行為をはじめ新聞記者どおしで仲良くなってしまったという記述を読み、納得した。 ・海外の記者と日本の記者の記者としての意識の差を感じてしまう。日本の記者は○○新聞の会社員という意識である。一方、海外の記者は新聞社には所属はしているが、一人ひとりが独立したジャーナリストでありその分野の専門家であるという意識という点で両者に差を感じてしまう。 ・他のレビューで「愚痴ではないか」といった感想が書かれているが、そのように思える内容も書かれている。しかし、この本を読む前と後では間違いなく今後新聞の見方が変わると思います。あと、就職で新聞記者志望の方は絶対に読むべき本です。 カスタマーレビューピックアップ ジャーナリズムは取材・情報発信において、閉鎖的かつ既得権益の固まりだというこ とが著者本人の体験を通して書いてある。旧体制や権力に対して批判的であるべき ジャーナリズムがその権化であることが分かる。確かに芸能やスキャンダルに関しては スクープがあるが、政治問題や財界問題に関しては質的なスクープはなく、どの報道番 組や記事も似たり寄ったりになっている。 しかし、これは今に始まったことではない。著者の指摘の通りであっても、日本の ジャーナリズムは崩壊したのではなく、昔から機能していなかったと考えるのが自然で ある。現在は、海外メディアやネットへのアクセスが容易になったので、必ずしも日本 の大手メディアを頼らずに済む。読者が質の良い情報を検索や選択を容易にできるので 一昔前よりは状況が改善しているという見方もあり得るだろう。大手メディアが流布す る情報に流されず、自分自身で情報を探し、選択し、考えることの重要性を気付かせて くれる一冊でもある。 カスタマーレビューピックアップ 「永田町の敵」「マスコミの敵」「史上最低のジャーナリスト」とまで罵られながらも、権力とメディアのあるべき関係を求める筆者の思いが、その文章に込められた痛烈な皮肉とともに楽しめる著作です。 欧米のルールがそのまま「標準」で「正しい」とは思いませんが、発足時にはそれなりに意義のあった仕組みや組織が時代に合わなくなり、それでも改善できないでいるのは記者クラブだけではないように思います。 いずれにしても肩肘はって自分の考え方を貫こうとする著者の姿勢には共感できます。尤も安易に流れた方が生きやすいのは事実ですが。 カスタマーレビューピックアップ 新聞等々の報道に疑問を感じていたので購入しました。自分に甘く、他人に厳しく…実際にそういう場面に遭遇したものですから。 「そういうカラクリだったのか。」と思いました。「ジャーナリストとしての姿勢や考え方」には共感します。 ただ、同じような繰り返しが多いので、途中から「あれ?どこまで読んだけかな?」と思うことがしばしば…。まとめればもう少し薄くなってしまう本だなと思いました。 カスタマーレビューピックアップ
一気に読み終えた。 日本のジャーナリズムに対する思いのたけをぶちまけた疾走感あふれる文章が、一気に読ませた。 ところどころ、「矛盾してないかい?」と思うところにつっかかるのだが、細かいところは、後でゆっくり考えようと、先を読ませてしまう勢いに負けた。 著者が、ジャーナリズムに対し、どんな理想論を持っているか、よくわかった。 それは、青臭くさえ感じるが、不快ではない。 評者には心地よかった。 落ち着いて読めば、矛盾点は見つかるだろうが、この本に限っては、許していい。 なぜなら、まずは著者の生の声であり、欠点も含めて、名を明かして記事・著作に責任を持つべきだ、というのが、著者の主張であるから、欠点も含めて上杉隆という人物を受け止めさせてもらう。 矛盾探しをするのも良い。 そのようなことも含めてジャーナリズムのあり方の考え、新聞報道に、どのようなバイアスがかかっているか、理解を一段深めるきっかけとなりうる、良書。 減点1は、あまりにアメリカのジャーナリズムを理想視し、そこに批判精神が感じられない事で、メッセージの信頼性を低めていることによる。 こんな日本でよかったね─構造主義的日本論 (木星叢書)カスタマーレビューピックアップ 大ヒットした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で 描かれた昭和30年代(1950年代)・・・・ 脱臭され美化された虚像であるとの批判が 実際の30年代を知る人々からなされているようですが、 内田氏の言う 「生活は貧しいし、国際社会でも相手にされない 三等国だけれど、全員が飢えるとき以外には ひとりも飢えないような暖かい社会。」という 一面は、豊かに描かれていたのではないでしょうか。 「格差社会」の是正を金で解決しようとする愚かさを 説いているあたりには、これからの時代を生き延びていく ための指針を見たような気がしました。 浅羽通明『昭和三十年代主義』と共鳴しています。 カスタマーレビューピックアップ 内田さんの思想は倫理学者エマニュエル・レヴィナスに影響を受けているだけあって、「他者と共に生きる」とか「礼を重んじる」といった倫理的なことが書かれています。道徳とか倫理とか聞くと鼻白む人もいると思うけど、しかし一方で、というべきか、と同時に、というべきか、内田さんは発想の仕方と結論がそこら辺の自称ラディカリストさんよりもよっぽどラディカル(=過激・根本的)なことも書いています。しかもあくまで当たり前のことを書いてるかのような柔らかい文体で。 「改革をやめろという方がよっぽどラディカルでアクティヴなスローガンなのである」(269p)とか「「ただちに変革を」というような定型的な言いかたをこそひとつ「ただちに変革」されてはいかがであろうか」(255p)といった具合に。 ぼくは割と「人はもっと自分勝手に生きてもええんじゃないか」などと思っているんですが、各テクストのタイトルや書き出しの主張に「へ?」と思っても、文章を読んでるうちに内田思想独特の論理展開に引き込まれ、各テクストを読み終わる頃には「そうかも・・・」と納得させられてしまうのでありました。 内田さんの文章を読んでると、倫理とラディカルであることって矛盾しないんだなあというか、「矛盾を矛盾として生き、引き裂かれてあることを存在の常態とするような人間の成熟(228p)」みたいな話は何度か登場するのですが(55年体制支持とか愛国者は愛国を語ってはいけないとか)、これが内田さんの思想の根幹なのかもしれません。 いつも手の届く範囲において何度も読み返したい本です。 カスタマーレビューピックアップ 一見すると、現代社会をまじめに批評した論考のようですが、よく読んでみると、そこかしこにナンセンスやパラドクス、論理的なズレが(意図的に)埋め込まれており、運良くその地雷を踏むと笑いのつぼにはまる、という仕掛けの本です。難しい言葉も多く使われていますが、そのぶんレベルの高い上質のユーモア・エッセイに仕上がっていると思います。 ユーモア・エッセイは性に合わないと言っていた友人も、この本のユーモアはわかる、面白い、と絶賛していました。 カスタマーレビューピックアップ アマゾンの内容紹介文を見て買ったが、内容はおどけた口調で書かれているものの難解で読みずらい部分もあり(特に第1章)消化不良という感想だ。著者の考えは多数意見の逆説を行くような感じで例えば女性差別についても男に価値がないから(生物学的には女100人に対して男一人でバランスが取れる)男に不当な高い価値が付けられて来たのが理由だとか。また原理主義の逆で人生を機嫌よく生きるためには物事にこだわらない、プライドを持たない、被害妄想にならないの三点が大事だそうである。個人的に参考になるのは自分が嫌になっても一気にリセットしようとせずに冷静に何処を直していけばよいかを考えることか。著者は真の意味でインテリでエリートであると思われるので弱者の自分にはあまり参考にはならないが発想の転換のきっかけを与えてくれる本かも知れない。 カスタマーレビューピックアップ
「哲学的思考=議論の前提に対する懐疑と事物の始原からの考察」による秀逸な日本社会論。本書の内容を熟読玩味することを日本の大学の教養課程(2年)の必須科目としてもよいような本。個人的に目からウロコであった箇所を、以下摘記すると:(1)「死者」という概念把握を通じて、人間ははじめて「自己意識」=「他者」を認識する(75頁)、(2)周囲の人間にとって「果てしなくいやな奴」になることが、「不快という貨幣」を採用した人々にとって唯一正統的な「債権回収」のありかたなのである(133頁)、(3)「自分探し」を煽り、「適職」という概念を発明したことそれ自体が、リクルートの奇跡的なサクセスの秘密なのである(153頁)、(4)家族が解体し完全な成果主義を採るような社会(マニュアル社会)ではシステム崩壊を未然に防ぐ「無償の匿名行為」には誰も興味を示さず、当事者意識(責任意識)は一向に醸成され得ない(176頁)、(5)グローバル化と差異性排除(例えば男女雇用均等)の行き着く先は、自分の代替物がいくらでもいて、「マーケット・サイズは二倍だが賃金は半分」の殺伐たる世界(195頁)、(6)社会システムを一気に改変する試みはファシズム(現代の奴隷制)を生むだけであり、それは漸進的な改良による以外はあり得ない(254頁)、などなど。それにしても、内田氏が2011年3月末日にリタイヤし隠遁生活に入る予定であったとは知らなかった(141頁)。 反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書 新赤版 1124)カスタマーレビューピックアップ 東大法学部大学院を卒業しながら、弁護士にも公務員にもならず、反貧困活動に全身全霊で取り組んでいる湯浅さんはやはりかっこいい・・・・。 文章を読んでいてぞくぞくします。 そこらの大学教授だとか、評論家が御託を述べるのとは異なり、湯浅さんの文章には最前線でこの国の奈落・誰も見たくない現実と格闘してきた人の強さと優しさがあります。 こういう人こそが日本人の光でありましょう。反貧困ネットワークも「だめ連」みたいなオルタナ系で終わらず、この国の未来とダイレクトにつながる「主流」になって欲しいと思う。 カスタマーレビューピックアップ 単なる社会活動の紹介や実例報告だけでなく、社会のセーフティネットのほころびを明確に解説している。すべり台社会の解説は働く人にとって「貧困」が隣り合わせであるということを教えてくれる。 かつて「格差問題」で脚光を浴びた識者の主張が色あせて見える一方、「反貧困」という言葉は非常に鮮やかに感じる。 大切なのは「格差」の偏差値そのものではなく、「格差」の最低値である「貧困」を社会全体の問題として捉えるために、社会構造の変化を考えることだろう。 「働く貧困層」の出現は、社会が持続可能で無い証左と思える。 「格差」のみを論じていても社会の実相は見えない。現在の社会状況を論じるなら本書のように「貧困」を正面から捉えて、社会構造の変化からその原因を求める視点が必要と思う。 カスタマーレビューピックアップ 週に数冊の本を読んでいるが、この半年間で最もショックを受けた本。 「反貧困」というタイトルから、政策や利益追求のビジネススタイルを批判する本という先入観を持って読み始めたが、貧困を切り口として今の日本の姿を見せてくれる内容だった。貧困問題は政府の政策が悪いためだけではなく、日本人全員の選択の結果だということが淡々と語られており、貧困が他人の問題で無いことが広く知られる必要があると思った。 そのためにも、特に世論に影響を与える人たちには、是非この本を手にとって欲しいと思うし、そういう意味では「反貧困」というタイトルから先入観を持たれないよう、次の作品は、日本の将来や国力に影響する根本的な問題を論じた内容だと分かるタイトルをつけて欲しいと思う。 カスタマーレビューピックアップ 貧困問題をより多くの人に考えてもらう為に、今日本が置かれている現状をつぶさに分かり易く書いてはいる。が、湯浅さん自身はお金に執着しない人に思うのは、滑り台のようなこの社会で落ちないためにしがみつく人の気持ちは理解出来ていない。 生活保護とか生活扶助基準とかに対し自己の問題として内包出来ないのは、その金額で生活する自分が考えられないし、許せないことだと考える人がいることを湯浅さんは念頭に置いてないからだ。弱者でもある貧しくて困っている人に、お金に執着しない高い頭脳をもった湯浅さんが手を差し伸べるのは、素晴らしい社会への貢献だと他人事に思う人まで動かせる本になっていない。 カスタマーレビューピックアップ
この10年間ほどでこの国の貧困は一気に進んだ。貧困はふつう見えにくい。しかし、ホームレス、非正規雇用従業者、生活保護世帯、ネットカフェ難民の増加は顕著であり、貧困のシグナルは点滅している。特別のわけありの人が貧困に追い詰められるのではなく、「今現在就労しているにもかかわらず生活していけない」人が増えてきている。セーフティーネットは三層(雇用ネット、社会保険のネット、公的扶助のネット)がどれも綻んでいる。とくに最後のネットといわれる生活保護のネットが破綻しつつある。ネットは破綻し、それゆえに一端貧困の道に入り込むと最低ラインまですべり落ちていく。著者はこのような社会を「すべり台社会」と命名する。また「溜め(深刻な衝撃の緩衝となるもの)」のない社会と規定する。問題はこの貧困の実態を認めない政府の姿勢、あるいは貧困のなかにある人々を自己責任論でさばく社会の風潮である。貧困という社会問題を解決するスタートラインにさえ立っていないのが日本である。筆者は現状を批判するだけでなく、改善のために反貧困のネットワーク活動(NPO法人自立生活サポートセンター「もやい」)に取り組んでいる。生活保護申請支援、居場所づくり(相互交流)、憲法25条、生活保護法に照らしての最低生活費を守る闘い(厚生労働省との)等々。その意味で反貧困の広範なネットワークづくりを呼びかける著者の提唱は重く受け止めなければならない。 ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)カスタマーレビューピックアップ 本書に書かれていることは今やすっかり常識になったが、それは本書の力だろう。 だから、まだ常識になっていない人は即読むべし。 これが常識になったところから始まります。 カスタマーレビューピックアップ 本書ではウェブ社会のトレンドを、GoogleやAmazonのビジネスモデルや思想、Web2.0の概念、ブログやWikipediaのムーブメント等を取り上げ概説しており、様々なネットサービスを利用するような人たちであれば理解しやすい内容になっているのではないだろうか。 本書が有益となるのは、(私も含め)多少なりともネットを利用しているが、ウェブ社会の動向は表層的・断片的にしか知らないような人たちだろう。 筆者の基本的な姿勢は、「ウェブ進化についての語り口は(中略)私は、そこにオプティミズム(楽天主義)を貫いて」いる。ウェブのリスクには敢えて目をつぶり、可能性を追求している。 人によっては違和感を覚えるかもしれないが、個人的にはこういった視点で見渡せたことが大きな収穫のひとつだったと思う。自分自身も様々な可能性を広げられるかもしれないと感じることができたから。 カスタマーレビューピックアップ ビジネスの将来を示唆する非常に興味深い内容だった。 日本的環境の一般的では、Web2.0と従来型のビジネスは別の領域にすみ分けているような状況かと思うが、本書で大いに触れられているGoogleによる各種サービスは著者がこちら側と呼んでいるこれまでのビジネス領域すら置き換えていく可能性を秘めており、その可能性は日々高まっている。おそらく、Web2.0的サービスがビジネス一般に浸透しない現時点での最大の理由はセキュリティと信頼性の確保だろうがこれらが確立するのも時間の問題だと考えられる。 本書は、そういった新しい技術に邁進しているシリコンバレーの姿が描かれている。 さらには、Googleが富の新たな分配モデルを指向しているように経済構造すら変革する可能性を秘めている。 こういった状況を本書は非常にわかりやすく解説している。 将来が本書の指し示す通りとは限らないが、一つの可能性として、ITと直接関係のない人も読んでおいて損はないだろう。 すぐれた啓蒙書だと思う。 カスタマーレビューピックアップ 久々に読んでいて、面白いと思った本でした。インターネットの世界で何か起こっているのか?特にグーグルの目指しているもののスケールの大きさがわかりました。ロングテール理論など、目からウロコといった感じで、新しい時代が到来するのかもしれないと予感させてくれる本でした。インターネットで、世界中の普通の人の叡智が結集されるかも知れない可能性に壮大な可能性を見出しました。コンピューターに関係ない人こそ、読んだ方が良い本だと思います。インターネットを普段使っていましたが、インターネットの世界がこれほど進んでいたとは、この本を読むまでは理解していませんでした。世界観の変わる良い本だと思います。 カスタマーレビューピックアップ
かくゆう私もネット世界の入り口でしか生きていない人間である。 幸運なことに、ウェブという言葉が世に出てきた時には それを学習できないほど幼すぎず それを敬遠するほど老いてもいなかった。 文字通りリアルタイムでウェブに触れてきたわけだが 就職してウェブよりはリアルな世界で生活するうちに疎遠になった。 知らぬ間に進化したウェブの世界を本書によって知り ただ広く、極大の可能性を秘めていることだけは実感できた。 こうして無名の個人が 呼吸しているようにレビューを書いていることが 実はすごいことだったりもするらしい。 うまくいえないけれどとにかくすごいらしい。 「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))カスタマーレビューピックアップ 他の山本七平氏の著作同様、読んでいて日本人の一員である自分自身を覆う壁を一枚一枚、冷撤な論理によって剥がされつつ、反論の余地なくその正体を暴かれていくような複雑な気持ちになった。 日本人論の大家と言われる氏の著作からは、常に何らかの貴重な知恵を与えられる。読んで得こそあれ損はないだろう。特に日本の各界のトップや経営者、中間管理職にとって自分自身の思考・行動を決定さす正体不明の呪縛(正体がわからない規範だからこそ、まさに「空気」支配は「呪縛」と言いうるであろう)、その妖怪の存在とその輪郭を把握さえできれば、将来の危機的状況から自分自身の所属する集団を救うことができるかもしれない。 また、日本の企業・学校その他の組織に加わる外国人の方々にとっても、日本で暮らし、働く上で思いがけない災厄を避けるため非常に有益な示唆を与えてくれるだろう。日本では、一旦「空気」という言葉が意思決定の根拠に使われれば、たとえそれがいかに合理的根拠に欠けたものであると感じても、それに唯唯諾諾と従わなければ著者のいうように「抗空気罪」という不文律の極刑に処され、下手をすれば組織の中で抹殺・軽くて村八分にされる危険があるという事実を、よくも悪くも知っておいて損はない。日本企業による外国人の入社研修プログラムなどにそのことを組み込むべき様に思える。そうでなければその従業員が可哀そうだ。 逆に、日本で幼年期〜青年期を暮らした日本人にとっても欧米等の企業・組織に加わる前に読んでおいても損はないと思う。なぜなら、今まで日本の風土の中で断片的に叩きこまれ、その規範に束縛されていることすら意識できない程に身に染まっている「空気」支配の価値観を外国に持ち込めば、「簡単に“ムード”(空気)に流される使えない奴」というスティグマを押されて場合によっては職を失うか思いがけない冷遇を受けるかもしれない。それを回避するための多くの示唆を本書が与えてくれると思われるからだ。 本書は、日本人独特の「空気支配」(ただ、多くの日本人はそれがあたかも「人類普遍の原理」のように錯覚しているように思える)というタブーに初めて科学的・論理的分析の光を当てた傑作であると思う。著者はその支配からの具体的な脱却方法までは示してくれず(示唆はあたえてくれている)、じゃあ日々の現場で対応している小生含めた庶民がどのようすればよいのか、というう課題は残る。しかし、脱却の前に呪縛の正体を自覚ことがまずは先決であろう。 本書が発表されたのが戦後30年、そして更にそこから30年を経た今、氏が指摘する空気支配は弱まったのか、強まったのか?KYなどという言葉に代表されるように寧ろ強まっているのではないか。「空気支配」発動の要件の一つとして著者が上げる“物体への臨在的把握”等がなくても、空気支配は簡単な善玉・悪玉よりわけの論法だけで日本人から相対的思考を奪い、絶対的空気支配を発動させ得るようになっているように思える(著者が30年前に底が浅いだけに危険性が低いと語った人為的醸成による空気でも、容易に強固な空気支配が完成しうるように思える)。 小生は、必ずしも日本人の特徴の全てを自虐的に否定する必要はなく、誇れる部分はどんどん世界に誇るべきであると思うが、この空気支配は日本人の弱点の一つとして、脱却・克服されるべきように思う。簡単に達成できることではないであろうが、将来いつの日か、日本人が「空気」に警戒の姿勢を見せる風習を身に着け、本書を見て「何で山本氏は空気の危険性なんてあたり前のことを、こんなに全力投球で一生懸命語っているんだろう」と言えるようになる日が来ることを誰よりも故山本七平氏が一番望んでいるのではいだろうか。 カスタマーレビューピックアップ ・”空気”それは、絶対権力のように驚くべき力で、あらゆる論理や主張を超えて人々を拘束するものである。 ・その日本人が支配される”空気”のメカニズムについて分析されています。 結構古い本なのですが今読んでも全く古さを感じさせず、本質をえぐっていると感じました。この一冊で山本七平さんの深さをまざまざと見せつけられました。他の著書も読まなければと思っています。 ・本書の中では”太平洋戦争”や”公害=イタイタイ病”が取り上げられています。 ・太平洋戦争はまことにお粗末な、特に軍指導部はどうしようもない無能者だったと思います。しかし、あの時も著書の中で分析されているように小学生でもわかる論理が通用せず、空気に支配され、玉砕してしまった。つまり、それから50年たった今もこの空気というものに支配される日本という国は何も変わっていない、わけなんですよね。 ・最近でいえば、”地球温暖化”問題などが良いではないか、と個人的には思っています。例えば学者に言わせれば、現在は地球の長い歴史からみれば準氷河期である。いくつも例が挙げられますが、一例を。IPCC(気候変動に関する政府間専門家パネル)の報告書では南極の氷が溶けることによって海面は下がると書かれているのに、それを日本の不勉強なマスコミが大騒ぎ、既得権益を増したい環境官僚が意図的にデマを流し、多くの日本人は”空気”支配されている。そのあたりは中国問題についても、従軍慰安婦問題についてもいえかもしれない。 ■空気に支配されてないようにするにはどうすれば良いか?それは対象を相対化することに尽きる、と書かれている。 カスタマーレビューピックアップ それに対抗する、方策を日本人は近代で失ってきた。 著者のこの視点は、極めて独創的で名著として長く残るのも当然である。 ただ、「日本では真実を口にすると嫌われる」あるいは「殺される」ため、著者も当時は言及できなかったことがある。 戦艦大和特攻は、レイテ海戦で突入成功寸前に日本艦隊が反転撤退をしたタメである。 温存した最後の主力をかきあつめ、武蔵をはじめその半数近くを米軍の猛攻で失いながら、決戦の最後に逃げた日本海軍の不名誉を消すため、旗艦大和を物神化してツメ腹切らせたのが大和特攻である。大和は生き恥をさらしてはならなかったのだ。 著者はフィリピンで地獄の体験をした。なのにレイテ海戦のことは奇妙にも書かれていない。 空気の支配がどれほど恐ろしいかの一つの例と思われる。 カスタマーレビューピックアップ 空気とは何か、われわれ日本人が言葉ではなくその場で感じる場の雰囲気みたいなもので、空気読めないも空気が許さないもその用法で使われている。遺影デモであろうが御真影であろうが、人骨処理で気がおかしくなろうが、ただの物質に対する物神論であり、物質の背後に悲惨を臨在され、その臨在的把握を絶対化することにより空気支配が可能なのである。 日本にも欧米にも静かに横たわる例えば十二星座とか精霊というアニミズムはありますが、欧米のように絶対的価値観を許さないというヨブ記のようなものが記される世界では、日本の物神論のような空気に支配される世界は成り立ちません。一歩間違えば滅ぼしたり滅ぼされたりの世界では空気支配の芽がないわけではないが、空気支配をなくそうとして実際相対化することによって無くしてきただけです。例えばヨブ記流に行くと、正直者はバカを見ない世界でありたいは、逆に言えばバカを見るものはみな不正直なものなのか、正しいものはみな報われるは、逆に言えば報われなかったものはみな不正を働いたのか、社会主義社会はみな能力に応じて働き、働きに応じて報酬が支払えるは、逆に言えばみな能力があるのか、報酬が少ないものは、報酬が少ないという苦痛のうえに、無能という烙印を押されるのか、という考え方になるが著者の意見です。思想が絶対化されることなく相対化された、絶対がないつまり絶対に正しいがない、という社会でないのが日本社会です。つまり日本社会とは舞台の演技者と観客が閉鎖された空間で空気を作って情報を統制して秩序を形作っているのであり、演技者は観客のために真実を黙ることによって隠し、観客が演技者のために真実を黙ることによって隠す状態なのです。 それは天皇と国民、父と子の関係、会社と社員の関係でも同じです。 つまり固定倫理とはいかなる状態でも、思想でもリンチは絶対悪であるというのと、情況倫理とは苛烈な弾圧下にあったのだから、リンチがあっても仕方なく、その情況を作ったものが非難されるべきであるというのと、辻褄の合わない論理というのがたとえそのような情況下にあっても、リンチはなく、それは反共の言うことである、ということです。それはリンチだろうが戦争だろうが絶対悪なのであり、どんな勢力であれ非難されるべきなのです。 カスタマーレビューピックアップ
議論の方向を決定してしまう、日本独特のもの「空気」について考えた本。 「空気」によって、本来自由なものがなぜか封じ込められてしまう。 「空気」に抗するには、並大抵でない努力と覚悟が必要である。 そして、空気に乗せられてしまうと、いつのまにか大失敗へと行き着く。 その失敗の責任はうやむやのままである。 「空気」に支配されているような状況では、議論もまともに出来ない。 先に都合のいい「空気」を作ってしまった者の意見が通るに決まっているのだから。 これは私見だが、「空気」というのは(特に戦後は)、倫理的側面に出やすいと思われる。 つまり、「こういう行動が倫理的(進歩的)なのだ」みたいなのがいつの間にか作られており、人々はその中で踊らされている。 それに抗するものは「反動」「とんでもないやつ」というレッテルを貼っておけば十分となってしまう。(「いつか来た道」「戦争賛美」などの類や、「権力の手先」みたいなのもその中に含まれるだろう) そういえば最近、「KY(空気読めよ)」という言葉が流行っている。 ただ、裏を返せば、そういわざるを得ない状況、つまり「空気の読めない行動」が多発しているということだろう。 そう考えると、そろそろ日本の「空気」支配も消滅に向かっている、そういういい兆しなのだろうか。 国家の品格 (新潮新書)カスタマーレビューピックアップ 本書が話題になったのが3年前の2005年11月。 それから3年。 著者が指摘されていた通り、 デリバティブ(正しくは、CDS:クレジット・デフォルト・スワップ)の時限爆弾が世界を巻き込んで大きく爆発しました。 余波はあまりにも大きすぎました。 しかし、これを機会に アメリカ経済やビジネスモデル、そしてその思想に至る アメリカ偏重主義からの卒業を求めています。 まずなによりも、著者も力説しておられた 基礎学力強化、道徳教育強化の促進。 最近、大臣の「日教組」発言もあり、 今後、公の場での教育論議論がタブー視されないのか、 少々不安ではあります。 しかし、国家の品格とは教育によって「情緒」が培われ そして、行動基準によって「形」ができるもの。 今だからこそ、 日本国として、日本人としての強みを見出し、 日本としての価値基準を持ちたい。 そして、世界には例がない 日本人による自国バッシング報道が終焉することを、 強く望みます。 カスタマーレビューピックアップ かなり面白い。 論理とか理屈とかで説明したり考えたりすることが 大好きだけど、そういうことの限界を数学的(?)に 説明している。そこが面白かった。 論理の限界をしました後、武士道を薦めていたが、 そこのあたりは、個人的には賛同できない。 最後あたりの才能を開花させる条件に 日本は当てはまっているという発言も楽しく見れた。 品格なんていらねえよ!と考えて○性の品格とか親のなんちゃらを 一ページくらい読んで嫌気が差したが、 そういうのがこの本にはあんまりない感じで、良かった。 カスタマーレビューピックアップ 賛否両論のようですが、私は結構重宝しています。後半の武士道からしか読み返しはしていませんが、前半も抵抗なく受け入れられました。皆さんが評価しているので、わざわざ私が出ることもないでしょう。 ですが、レビューを少し見て二つほど気になったことがあります。 ・論理を否定しながら、武士道や情緒などを論理で展開している。 それはそうでしょう。武士道や情緒に限らず、物事を成り立たせるために説明するためにはどうしても具体的に、そして論理的に話しますよね。相手に伝えるため、或いは説得力を増すためにです。でも、その精神が身に付いたらどうでしょうか。人に説明するときには当然論理は使いますが、自身の言動に関しては論理も説明もいりません。もはや体に浸透してしまったですから、わざわざ意識することも自身に説明することもないと思います。幼少期に道徳を学ばせ、成人になったらそれを理屈ではなく当然のようにするのと同じ原理ではないでしょうか。 当然、論理は武士道や情緒以外の説明にも使われているわけですが、それらにも当て嵌まります。なぜなら著者は「論理は重要です。しかし、論理だけではダメなのです。」と明言しており、それを踏まえた上で論理以外に武士道と情緒が必要と謳っているからです。 論理を否定しながら、武士道や情緒などを論理で展開している。と思った方は、もう少し表面上から観点を外したほうがいいと思います。 ・武士道は理想であって、一方では楽したい人と思っている現実がある。 一つの目標に千人が向かっていれば何人かが目標と反対方向、或いは懸け離れた言動を起こすのはしょうがないと思います。これは現実社会の至る所であるはずです。規模が大きくなればなるほど増え、しかもこういった人達は、目立ちます。 とはいえ、江戸時代に生きていたわけじゃありませんから、どのくらいのならず者がいたのかは知りません。もし相当多かったら、この一般論は否定されてしまいますね。 私みたいに共感している人間もいれば、そうでない人間もいる。議論されることはとても良いことだと思います。 カスタマーレビューピックアップ 数学者が書く日本のアイデンティテイを示そうとした本 元々は講演を本にしたものみたいです。 内容は、近代的合理主義の限界、論理だけでも限界があること そして、自由・平等・民主主義の根本も名目だけに成り下がっていることを 述べています。 その上で情緒と形を大切にした「武士道」の復活により、 日本という国家の品格を高めることを示そうとしています。 要約を書いていて思うのですが、論理が破綻しています。 いろいろ突っ込みどころが多く、どこでも反証が成立するのが この本の面白いところでしょうか。 作家、新田次郎、藤原ていを両親に持つサラブレットである著者は 「若き数学者のアメリカ」ぐらいの時はまだまともでしたが さすがにお年を召したのかと思われるような内容な本では無いかと思います。 カスタマーレビューピックアップ
とても読みやすいし、近代化以降の思想史的流れ、日本史の流れを要点でつかんでいるし、グローバリズムに翻弄されている日本人にとっては、ここまではっきりと欧米をコケにしている話は胸がすくような気分にしてくれるので、頷きながら読める本ではある。 ただ、ちょっと首をかしげたくなる部分もないわけではない。主張が感情的で、浅薄な印象を与えるところがある。 日本的情緒こそは、比類なき日本の宝であり、この感覚は欧米にはない、とか、 欧米は論理だけで物事を説明する。論理は基本的に対立だから、論理的思考だけでは戦争は無くならない、とか、 5世紀から15世紀の間での日本文学の質、産出量は世界一で、たとえばイギリスなんかはその間『カンタベリー物語』しかない、だとか…。というか、そんな昔のことを引き合いに出しても…。 そもそも、日本的情緒とは何なのか?という突っ込んだ定義がこの本では見えてこないし、 「もののあわれ」を説明するときに出てくる引用だとか逸話は使い古されたものばかりであり、著者が国文経由で「もののあわれ」を説明しようとしているがゆえに、この著者の文学的バックグラウンドのキャパシティと質を疑いたくなる。 たとえば、著者は中世、戦国時代、江戸時代を賛美しているが、中世から江戸時代にかけて、異性愛よりも同性愛が尊ばれた時期がかなり長い間あった。 日本的情緒を古典を読むことによって、復活させよ、というならば、同性愛を容認し、異性愛と同列に置かなければ、情緒の完全な復刻は不可能であろう。明治以来、日本人の性愛観は欧米的常識によって抑圧されているのだから。 そして、さんざん、情緒は論理では説明できない、日本人固有のものであると論じておきながら、著者は「情緒は言語である」と述べる。たぶん、ここでは書かれた言葉を指すのだろう。書き言葉は論理である。それ以外の何物でもない。 古代日本人は書き言葉を持たなかった。書き言葉は全て輸入ものである。本来の日本の情緒を取り戻せと言うなら、書き言葉を捨てろというに等しい。そんな情緒は今の世の中で通用するわけがない。人間の善意の進歩さえも否定する恐れがある。 述べたことを後から破壊する。納得した後に、矛盾が襲ってくる。 著者の主張は、今の日本人を小さじ一杯ほどは勇気づけるし、「祖国愛」の素晴らしさを蚤の鼻くそほどは認識させることはできるだろう、でも、著者の望む日本的情緒というのは、この本で見えてくるそれよりも、もっと複雑で、深みがあって、寛容なものなのではないだろうか。 マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)カスタマーレビューピックアップ 人間の本質を見つめたマキアヴェッリの名言の数々。 内容自体は非常に素晴らしい1作。 塩野七生が語録としてまとめたくなったのはわかる。 だが、不要に解説をつけても仕方がないとわかってはいつつも、塩野七生の言葉を読みたかったこともあり、その分だけマイナスとした。 カスタマーレビューピックアップ 私のバイブル、座右の書のうちの1冊。 たかだか420円で、下手なビジネス書数十冊の価値がありますよ。 君主論は読めなくてもこれなら読めるはず。塩野さんありがとう! カスタマーレビューピックアップ まったく偶然手に取った一冊ですがその強烈な主張に一気に引き込まれてしまった、 訳がうまいというのもあると思いますが400年の歴史を超えてここまで影響力を与えられることに妙に感動してしまう。 君主たるのも各あるべき口調ですが、ひとのこころはいつの時代も変わらないことを再確認させてくれます。 ひとを導く手段に光と影があるならば本書は影の主張です、かたく言うと性悪説的見解でそれならばこうせよというスタンスです。 読後にレビューを拝見したわけですが、20年以上前とかなり古い出版と原典なのにビックリするほどの評価数と高さに驚きました。 カスタマーレビューピックアップ 当然ながら、一気にヨンデモヨシ、一日一世なども良いだろう。 大切なことは、原点が「君主論」と「政略論」に亘って素材を選んでいると云うことである。 サマリー形式である。その君主論等いずれか片方を読んでから、当書を読んでいくと、読み手の人生観、リーダーシップ論、会社経営の方針がすっとでてきそうだ! いずれにせよ、現代日本の政治、経済はマキャベリの描いた共和制に好感持った雰囲気となっていっている(個人的見解)。 いつまでもアメリカへ尻尾を振る(あるいは共産党のように何度もカンでも反対する)政治だけではなく、既に進行しつつある「地方への権限委譲」の参考に当書簡を利用するも良しかな? 良書感謝 カスタマーレビューピックアップ
私事で恐縮ですが、今、理想の君主像を追求したというドラマを見ています。 映像も美しく音楽もよく、役者もいい人が沢山でてきます。 でも肝心の理想の君主様が、なんだか現実から目を背けて、 悪い意味での平和主義にむけて疾走中。 そのせいで、死ななくてよい人が、ばたばた死んでゆきます。 ああ、もったいない。 そこで、本棚から、大分以前に買ったこの本を引っ張り出してみました。 おかげで、やりきれなさがすっかり解消。 自分がマキアヴェッリの追求する君主像に近づくことが無理でも、 そんなリーダーの下でなら、自分のやれることをやろう、 と思えるような気がします。 民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもるカスタマーレビューピックアップ 本書は一人でも多くの方、特に若い方に読んでほしい。 災害や戦争、核攻撃に備えることをリアルに肌で感じさせて くれる一冊なのです。 戦場で軍隊同士が激突する、それだけが「戦争」の貌ではない。 本書にもあるように、軍事力の激突の前に、それはすでに始まっている。 (孫子ならずとも)無血で目的達成することが至上の勝利。 彼等はそのためなら何十年・何百年でもかけるつもりだ。 唯一の被爆国、とか言ってるなら、 核兵器に関する科学的な知識と民間防衛の普及を図りましょう。 愚かな戦争は二度と繰り返さない、とか言ってるなら、 まず法体制をきっちり整備して内を固めましょう。 チェック&バランスで組織の暴走をさせないように。 人は城、人は石垣、人は堀。 投了するにはまだ早すぎます。 カスタマーレビューピックアップ 私は共産党員です。ですが、この本は、平和を保つ私達日本国民の義務、責務が私達の頭から抜け落ちていた事を思い知らされた。 とくに、227ページの言葉にショックを受けた。 侵略にも、色々あって、目に見えない戦争もあるのだと言うこと。 私の立場にも大影響を与えた一冊であり、今の日本人には必読と思います。 軍事書のように思ってましたが、災害対策、非常事態対策などにも役に立つと思います。 カスタマーレビューピックアップ これは、日本と同じように平和を希求する国として、永世中立を謳っているスイス政府が国民に対して配布している本です。ともに平和を求めるということでは同じ理想を目指しているんですが、日本と違って、スイスは非常にリアリスティックにその平和というものを考えて、どこにも与しないが自国を徹底的に守る兵力は持つべきだと考え強大な武力を背景に平和を守ろうとしています。このあたりは、諸国の良心に期待して、基本的には武力を頼みとしない、頼るべきものは国際世界であるとする日本とは、本当に全然方向が違う方法で平和を勝ち取ろうとしている国です。 平和を守ると考える日本にとっては、世界のデフォルトは平和であるという世界観があり、平和を勝ち取ると考えるスイスにとっては、世界のデフォルトは弱肉強食だという世界観があるのでしょう。この感覚というか世界観の違いが両国の姿勢によく現れているのがこの本だと思います。 著書の中で、スイス政府は平和を勝ち取るためには、一糸乱れぬ統制こそが大事であり他国に攻め入られない為のものであるとして、いざという時に国防がスムーズに出来るように全員が軍隊経験を持つべきだとするし、いざ守備をするためには家族の安全がなくては力が出せないだろうと考えシェルターの作成と維持を義務づけます。彼らにとっては、それもまた他国に国民を人質にされないための方策であり、平和への努力の一つです。 それに引き換えると日本はどうでしょうか。諸外国の圧力や甘言、世論の雰囲気で諸外国に事実上押さえ込まれつつあります。また海外から不平等に扱われても自らの正当性を主張できない状態になっています。これはかな危険な状況です。しかし、それすら理解できていない人の方が圧倒的ではないでしょうか。勿論、今現在注目されている自給率の低さもこういうことの延長線上にあります。 自分は軍国主義者でもなければ右翼的な考え方もありません。 どちらかといえば、かなり平和主義者です。 けれど、その平和を維持する為に、武器を携えることはともかくとして、平和を維持して自分や自分の家族そして子供達の世代の日本人が平和に暮らせるようにするためには、まず平和というのは何もしなくても自然にあるという世界観は変えないといけないし、日本もそろそろもっと真剣に今後の世界の中で平和を維持するためにどういうことをしていかないといけなかを考えるべきではないかなと思います。武器だけでなくても平和を守る為にできることはたくさんあるし、それを意識することがまず先決であると強くこの本を読むと思います。 カスタマーレビューピックアップ 日本人にとってこの本の本質的価値は「戦争のもう一つの様相」という項目からである。ここには物理的攻撃に対してではなく、精神的攻撃に対しての対処の仕方が書かれている。この「戦争のもう一つの様相」という項目で書かれている事柄に現在の日本がいくつも当てはまることに危機感を感じる。「スイス」や「わが国」と書かれているものを「日本」と置き換えるとすんなり理解できるであろう。 私は日本へのスパイ活動は徐々に成功を帯びてきていると考える。一例を挙げれば、日本のある有名私立大学で国際政治学を教えている在日の某教授は韓国の新聞社に「日本の外交は誰が動かしているのか。」という名のコラムでこう寄稿したことがある(現在その記事はなぜか削除されている)【日本の大衆に迫る形と言語でもって批判的なメッセージを伝えること、『日本の良心勢力』だけでなく、政財界の指導層にも食い込むため努力すること〜中略〜在日韓国人の地方参政権獲得とともに、日本社会を内側から変化させる方法も進めなければならない。】と。 最後に本書の「戦争のもう一つの様相」から一部引用しよう。 「戦争のもう一つの様相はそれが目に見えないものであり、偽装されているものだけにいっそう危険である。それは国外から来るようには見えない。カムフラージュされてこっそりと国の中に忍び込んでくるのである。そして我々のあらゆる制度、あらゆる生活様式をひっくり返そうとする。このやり方は最初は誰にも不安を起こさせないように注意深く前進してくる。その勝利は血なまぐさくは無い。そして多くの場合、暴力を用いないで目的を達する。」 カスタマーレビューピックアップ
谷ごとに文化が違いライバル心を持つ国。 軍事上の要衝であったため、近隣の強国の間を綱渡りした国 国を守るため、国民を傭兵として各国に提供した国。 血筋を残すため、親兄弟が敵対する国々に分散して戦った国。 この本は、自国の民主主義体制を守るために国民のために作られた本。 この本の重みは、スイス史を知っているとより分かるでしょう。 漫画のような感覚で字面を追うだけでは理解しにくい内容。 |
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