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Amazon人気商品ランキング/文学・評論psWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:390397/総ページ数:39040 最終更新日:2008/10/12 2009週めくり岩合光昭×ねこ (Yama-Kei Calendar)20世紀の幽霊たち (小学館文庫 ヒ 1-2)カスタマーレビューピックアップ 刊行以来、じわじわとその評判が伝わっている今作、一読したが、じわじわなんてもんじゃない。早急にこの面白さを誰彼となく伝えたくなる傑作だ(笑)。 これは、18篇の短編からなる魅惑的な逸品。身も毛もよだつホラー、悪夢と甘美の薫りが融合する幻想、あまりに奇妙で抒情的な友情、カフカ的なしかしこちらはグロテスクでピカレスクな奇談、、、一編一編のクオリティが高いものが多くて、凄いお値打ち感。それだけに、一気に読み続けると、かなりコアで濃厚なエピソードが多く、翻訳小説特有の言い回しのまわりくどさもあって、どっと疲労感に襲われる。1日2編程度のペースで読み進めるのが健康的か(笑)。9日間に渡って幸福なひとときを過ごせるしね。 レイ・ブラッドベリ、スティーブン・キング、ロアルド・ダールら、かって読み耽った作家たちのアンソロジーの断片が甦ってくる。 誰彼となく、との表現を使ったが、この種のジャンルが苦手な方も居るので、評価は★4つとしたが、ハマル人には堪えられない1冊。 カスタマーレビューピックアップ
完璧と称する書評などありますが、もちろん完璧ではありません。作品間の質のばらつきは見られます。しかし、「ポップアート」などの複数の作品は大多数の作家には逆立ちしても出せないクオリティーを持ちます。恐ろしくなるような才能が垣間見られるのは間違いない。訳のせいかもしれませんが、喚起されるノスタルジアやユーモアのセンスは父親に似た雰囲気があります。 この本はこれでいいと思いますよ。今後の要注意人物として登録します。 ローマ人の物語 (33) (新潮文庫 (し-12-83))カスタマーレビューピックアップ
待望の、「ローマ人の物語」の文庫最新刊です。 このシリーズ、前半ほど波乱に富んだ魅力的な人物は出てこないんですが(史実とその分析なんで、当然ですが)、それでもとても面白くて含蓄に飛んでいて自分にとって滋養になる作品なので、出るたびに古代ローマの世界にはまり込んで読んでしまいます。 さて。 本作では3世紀のローマが舞台で、このあたりからローマは完全に崩壊へと向かっていきます。それまでは敗者を同一国家の帝国内に同化して肥大化させてきたローマが徐々に潰れていく過程が描かれています。この33巻はその序章ということで、どうしてローマが滅んでいったのかということをその当時の3人の皇帝を順々に紹介していくことで浮き彫りにしています。 たとえば、カラカラテルメで有名なカラカラ帝(ちなみにテルメは浴場です。なので宝塚にあったカラカラテルメはカラカラ帝の浴場という意味だったわけですが、イタリアからきた人はどうしてこんなものが日本にあるのか首をかしげたでしょうね。感覚としては、日本人がヨーロッパにいったら、その片田舎にいきなり「秀吉太閤の湯」みたいなお風呂屋さんがあるようなものですから)。 彼は「すべてのローマ帝国領内の人間はローマ市民権を得る」という新法を出しますが、これがいけないと塩野七生さんは書きます。一見すると、これはローマの敗者同化主義の延長で、今まで同様の権利委譲に見えるし、ヒューマンなものだが、これによって逆にローマ軍の中核である市民の志気が下がり、財政上の問題も出て来た。人間は「取得権ならば頑張るが、既得権になった時点で頑張らなくなる」という視点からこの法によってかえってローマ全体の一体感が薄れたのではないかという風に示しています。 このあとタイミングも悪くローマは、長年の宿敵パルティアを倒して大ペルシアの復活をもくろむササン朝ペルシアとの戦争に突入してしまうんですが、その前段階としてのパルティアとの戦争に弱腰であったとしてカラカラ帝は暗殺され、それを指揮していたのではないかといわれるマクリヌスが皇帝としてたつも、戦争をシリアの放棄という形で講和した(このあたり、弱腰だとして前皇帝を非難して暗殺した本人がそうなっちゃうのが少し理解に苦しむ人ですが)ということで、マクリヌス自身が暗殺で殺されてしまいます。反動のような形でカラカラの血をひく、ヘラガバルスやアレクサンダルが皇帝にたつもののじわじわとローマは崩れていきます。ヘラガルバスなどは、男色でしかも自分が受けの方であったことを公然としていたこともあって侮蔑の上で殺されてしまいますし、アレクサンドルもガリアとの戦いでの弱腰を非難されて暗殺されます。 こうしてみてみると、時代が要請したこともあるかも知れませんが、マッチョではないということで少しでも弱腰を見せるといかに皇帝であろうと暗殺されたり殺されたりしていく、しかも前線で配下の将軍や近衛軍に殺されたりしていくというパターンになっていきます。やはり軍部が力を持つと恐ろしいことになっていくのだなぁとしみじみ思います。 これよりも古代のローマでも内戦めいたこともあったし、元老院と皇帝の戦いや、皇帝ら有力貴族同士の権力闘争もありましたが、あくまで巨頭同士の戦い的なものが多かったのが、このあたりの皇帝は絶大な権力をもつといえども、気にいらなければ殺されるような危ういものになっていってて、このあたり通史としてローマ国が建国されたあたりからずっと読み進めてきただけに感慨深いです。感想というよりは紹介みたいになってしまいましたが「ローマ人の物語」はやはり面白いです。 エネルギー(上)カスタマーレビューピックアップ この作家の小説は、「トップ・レフト」以来注目していました。 ほかの方も書かれていますが、この「エネルギー」と言う小説は、ち密な取材に基づいた事実を基にした小説です。 新聞、テレビのニュースでは伝えられていなかった舞台裏が書かれておりとても興味深く読むことができました。 金融関係の説明もあり、楽しみながら勉強もできると言うこの作家の小説の良い特徴がとても出ています。 ただ、説明に図が用いられたらもっと簡単にわかりやすく読めるのにとも思いました。 その点、残念でした。 (最も、分からなかったところは目を通すだけでも楽しめますが・・・) 途中、間延びしている感じもありましたが、トータルで見るとお勧めな小説です。 (下巻の最後に用語説明集が付いています。) カスタマーレビューピックアップ エネルギー源価格が高騰し各国がその囲い込みに走る中でタイムリーなテーマであるが、本書では原油、天然ガスをめぐる投機の動き、イランやサハリンにおける開発の動きなどが政治的な動きを含めてこれでもかというくらいに緻密に述べられており、ほぼノンフィクションといってもよいくらいの内容。新聞などで報じられている表面的な事実の裏で、エネルギー源をめぐって国際的にこんな動きになっていたんだということがよく理解できた。ただ、構図が分かってますます我が国のエネルギー安全保障の脆弱性に危機感を持ってしまった。内ゲバに興じている場合ではない。 カスタマーレビューピックアップ
著者の小説には、他の経済小説にはないリアリティがあり、その緻密さにはいつも感心させられます。エネルギー業界のことはよく分かりませんが、それでも読んでいるうちにその世界に引き込まれてしまいました。 おそろし 三島屋変調百物語事始カスタマーレビューピックアップ ●まず時代小説なんですがあまりその点で手を控えている人は誤らないでください。普遍性のあるテーマばかりですからあるあるという感じでドキュメンタリー感覚で読めると思います。時代小説の設定や風景に頼るところは全くありませんので純粋に登場人物の心の動きを探る楽しみ方ができます。●ただ異様に過激な暴力が多くときには死につながり後味が悪いです。経過までの心理描写は納得行くのになぜか暴発の引き金が不可解で非常に混沌とした印象です。刃傷ではなく大抵棒だったり素手なので執拗で凄惨です。ちょっと何とかならなかったのでしょうか。昔のような闊達さや人間の英知、動機・結果の納得感のようなことが最近の作品からはトンと失せてます。●特に気になったのは中盤終わりくらいのお福という女性のみにまつわる一件、有能で忠義深い使用人を非常に理不尽な形で失っています。それなのにお福はあまり苦悩していないし、その張本人であるお福の父親と犠牲者があるきっかけでまた出会いますがやはり詫びていません。江戸時代の奉公人に対するあるじの一般的な振る舞い考え方を冷淡に切り取っているのですがこれもやはり私には不可解で暗い影を落としました。●終盤は何とかならなかったのでしょうか。なんだか急にファンタジーですね。幻想的な雰囲気を伝えるために心理よりも風景描写が多くなんともいえない膠着状態になります。この前まではスイスイページをめくっていたのですが急に読みづらくなります。宮部さんはファンタジーになると結末の描写が異様に丁寧になるので非常に失速するんです。もうちょっと人間自体の描写に傾けたほうがいいと思いますけど。会話の応酬で補ったり。一応会話はあるのですが暗示的で分かりづらいです。 カスタマーレビューピックアップ はずかしながら、某、宮部みゆき殿は小学生の息子の国語の問題集で「火車」が出てきて読んだのが初めてでした。短い抜粋ながら深い視点の切れのある文章が印象的でした。 で、この「おそろし」を初めてきちんと宮部作品で読ませて頂いたのですが、うーん文が上手い!流れるような文体で情景がスムーズに浮かびサクサク読めます。ベストセラーになるわけだ。 内容も人の心の奥の深い部分に迫ってきます。まさに人間であるが故の「おそろし」。 中でも最終章でのあやしの家の家守の言葉が心に染み入ります。人は自分の視点でしか世界を覗く事はできず。全ての人を救う事はできない。でも、自分のできる範囲で精一杯生きて行こうと決心したおちかの心意気に共感です。 おまけですが、江戸の情景や設定も細かく、江戸風俗案内としても楽しめます。 真っ黒の絹布団にあんな艶っぽい話が出てくるとは、正に江戸のないしょ話。 カスタマーレビューピックアップ 「三島屋変調百物語事始」という副題からしておどろおどろしいが、内容はもっと「おそろし」。特に第四話「魔鏡」。 いわく因縁のある鏡を覗き込んだ我らがヒロイン・おちかが鏡の中に見たものは・・・・・。 この場面を読んだとき、偶然か、宮部みゆきのこの作品に込めた意気込みが乗り移ったのか、拙宅住まいの梁がギシリと鳴ったので、私は思わず「ギャーッ!」。 そして、第五話「家鳴り」も怖い。おちかが不思議な屋敷を勇気をもって探索する場面、あのエラリー・クイーンの名作「Yの悲劇」で、少年がこれまた不思議な屋敷を探索する推理小説史上1・2を争うと言われているコワーイ場面、これを思い出してここでも思わず「ちびりそう」。 宮部みゆきは、当初、この百物語をシリーズ化する気持ちはなかったようだ。そのためか、本書の第五話は第一話から第四話までの登場人物がすべて出揃うオール・スター物語となっているのはご愛嬌。 しかし、昨今伝えられるところによると、一年に五話をまとめて単行本とし、今後19年間に亘って百物語を完成させる予定と聞く。 本書のこの壮大なライフワーク化こそ「おそろし!」。 カスタマーレビューピックアップ ジムワークの帰りに立ち寄った書店でふと手にとる。 で、そのままスターバックスでしばし読み耽ってみる。 なるほど、面白い。日本人の端くれならば、みな百物語とか怪談とかには目がないわけだし、平易な文章で頭も疲れない。コーヒーのトールサイズをゆっくり2杯飲む間に読んでしまう。 だが何か物足りない。なんだろう。 そこでもう一度書店に入り、ハーンの『怪談』を読んでみる。で、なんとなくソレが分かる。 この平成の怪談には、『不条理』がない。起こった事象の一つ一つ、出てくる亡霊にまできちんと理由があって、分かりやすい悪役も用意されている。つまりとても読者に親切に出来ている。 語り手が過剰に説明してくれるために、テーマパークのライドに乗っているような気分になってしまう。エンターテインメントとしては、完璧だ。 だが、かつて日本人の原風景の中では、人間の思慮の及ばない理や力が、人間の意思とは無関係に存在した時代が確かにあった。 それは理屈や説明を拒絶する何かであり、必ずしも劇的ではなく、必ずしも恐怖でもなかった。だが人智の及ばないそれを、我々は『怪談』として語り継いできた。 だからこそ『kwaidan』や『遠野物語』の中に見られる民話群は、かつて日本人のすぐそばにあった怖れや畏敬を淡々と今に伝え、心の奥底で『恐怖』の原型を醸成している。 『おそろし』というこの小説には、そういった人智を超えた畏れは存在しない。あるのは『恐ろしいのは人間の情念、歪んだ感情なのだ』、という分かりやすいメッセージである。 つまるところ、この小説は『怪談』ではなく、オカルト、もしくはホラー小説の類なのであろう。その意味では十分に楽しめる作品だ。 そういえば今は亡き杉浦日向子氏の『百物語』には、失われた『不条理』が数多くちりばめられていた。そしてあれは怖かった。 カスタマーレビューピックアップ
読み終わった後、 これは宮部みゆき版「シャイニング」+「ニードフルシング」だと感じた。 謎の屋敷、人の魂を集める男。 キングのテイストがふんだんに感じられる。 大大満足。 時代小説ではあるが、 ストーリーが複数で構成され、 最後にストーリーが重なっていくいく、 モダンホラーである。 こういう小説が好きだ。 今回は「あかんべえ」、「お初シリーズ」より主人公は年長に設定されている。 おちかは自分の過去に傷ついて心を閉ざした娘。大人だ。 従来の主人公はイノセンスで、 そのイノセンスを武器に怪異に立ち向かったいたのに対して、 おちかはイノセンスを失ったがために悩み苦しんでいるのである。 最後の場面で家守にイノセンスの喪失を責められる。 おちかはそれに反発し立ち向かう。 そこが従来の時代物と一線を画す点である。 家守のキャラクターが効いている。 キング的に解釈すれば「悪」の象徴。 「悪」との対決が本作のテーマである。 エピソードの中ではお彩が出色である。 愛と死と恐怖を体現したすごいキャラクターだ。 お勧めです。 デコイ 迷鳥 (SHY NOVELS 209)カスタマーレビューピックアップ 二組のカップルのお話を交互に、過去と現在を織り交ぜて描いて、いろいろなことに配慮の行き届いた構成だった。ところどころに魅力的な人物が配置してあって、スピンオフの期待が高まる。欲を言えばもう少しひたって味わえる余裕が欲しかったかも。それはやっぱり一本のラインをずっと追っていく場合と違って細切れになってしまうから。そのかわり中身がぎゅっと詰まっていて読み応えがあった。中表紙の子供たちはそれぞれ大事なものを見つけたのだろう。 ところで、私は佐藤さん(偽名)が大好きです。ずっとこういう役回りなのかなあ。それもかわいそうだなあ。佐藤さんにもいつか幸せになってほしいです。 カスタマーレビューピックアップ 久々の英田さん、奈良さんコンビということで、 期待しすぎてハズすかなと思ったんですが、とても面白かったです。 お腹いっぱいです。 BL+記憶喪失やら爆破事件やらと、一つだけでも重たい事柄を、 しっかり上下巻でまとめてくるのは流石だなと思います。 いろんな人の死が絡むので、二組(特に火野×安見)の今後には複雑な思いが湧いてきます。 とりあえず男でも女でもいいから、誰か佐藤さんを幸せにしてあげて! カスタマーレビューピックアップ 英田さんの「エス」「DEADLOCK」シリーズは、いずれも警察と犯罪社会を描いたBLでは抜きん出た作品だと思いますが、所々で会話に不自然さを感じたり、世界観を語る部分が説明的すぎたり……と、私個人的には多少引っ掛かりがありました。 が、この「デコイ」にはそれらが全く感じられず、二組のカップルの過去と現在を様々な伏線をからめつつ、実に上手く描ききっていると思います。 典型的なハッピーエンドではありませんし甘々シーンは殆ど無いので、全編硬質で緊迫感のあるストーリー。ちょっと言い過ぎかも、だけど、初期の高村薫さんの小説を彷彿とさせました。 奈良千春さんとの相性は抜群で、イラストの重要性を改めて再認識しました。上下巻の表紙とも美しい!青と赤の対比が素敵ですよね。 カスタマーレビューピックアップ 上巻で絡み合った糸を解きほぐしながらラストへ向かって一気に物語は進みます。 読者に立ち止まらせない勢いのあるストーリー展開、ややもすれば都合良すぎる設定と思ってしまう登場人物達の過去や話の展開も疑問に思わず読みきってしまいました。 勧善懲悪ではない、空虚さや、哀しみを抱えてそれでも生きる登場人物達の描写がいいです。 最後、ストーリートチルドレンや児童虐待の記述が説明文的でやや、冗長でした。 重要な社会問題ですが、小説としては淡々と書ききってしまった方がすっきりしたかもしれません。 なんにせよ、上巻を読んだその日に下巻を買いに行ってしまいました。良作。 カスタマーレビューピックアップ
英田さんは、私にとって当たりはずれがかなりデカイ作家。 ハードボイルド風味の「es」シリーズや「DEAD LOCK」シリーズは文句なく面白いけど、 1冊ものやラブコメ風味の作品はどうにも面白くないので、 最近はかなり肩透かしを食らっていたのですが、 久々にきたな、という感じで、気合の力作でした。 正直、今までの英田作品でいちばん好きかもしれません。 「es」シリーズの背景を使いつつ、前よりもずっと重たい印象を受けたのは、 やはりキャラクターの過去によるものだと思います。 その辺が非常に綿密だからこそ、胸を締め付けられるような思いを何度も味わいました。 2カプ同時進行も面白かったし、カプ同士が甘くない分ハードボイルドに磨きがかかっていた気がしました。 こてこてのBLを望む人向けの内容ではありませんが、 小説好きのBLファンにはぜひにとおすすめしたいです。 「es」のキャラがこっそりひっそり登場するところがまたよかったです。 てか、佐藤さんかわいそうすぎる…(笑)。 砂漠(Jノベル・コレクション) (Jノベル・コレクション)カスタマーレビューピックアップ 社会という「砂漠」に向かう前の、大学生の青春物語。 いかにも、日本の大学生らしい会話と生活。 気の合う仲間とつるんで、麻雀をして、女の子と遊んで、ちょっと冒険をする。 「ノルウェイの森」以降の、日本の青春文学の伝統を踏襲しながらも、超能力とかが出てきたり、ちょっとした文面トリックがあったりするあたりは、やっぱり伊坂。 ああ、たしかに大学生のころは、こんな時間の流れ方だった、と思い出す。 世界への見方も、時間の流れ方も、文面も、大学生感覚。そこがおもしろい。 鳥井は「軽さ」、西嶋は「根性」、北村は「クールさ」、それぞれ青年が格好いいと評価するモチーフをキャラにうまく分配している。 男の子に比べると、女の子のキャラづけはちょっと弱いか。 軽くゆるく読める本。 題名はちょっとださいけど、そのだささもまた青年らしくていいかと。 カスタマーレビューピックアップ 他のレビュアーの記載にもありますが、青春小説という言葉が1番しっくりくる作品です。 作品の構成は、北村という学生の印象に残っている思い出を四季に分けて取り上げるというもので、 それぞれの登場人物が4年間の大学生活で、人との出会いや折々のイベントで少しずつ変わっていく (成長していく)様子が、ユーモア・知性・感動をまじえながら描かれています。 この作品を読み終えた後に、自分の学生時代を何となく振り返ると、それまで思い出しもしなかった 記憶をじんわりと蘇らせてくれるような不思議な力のある作品です。 一方で、これまでの作品と比較すると、多少読み手を選ぶような性質もあるように感じました。 本作の面白さを十分に得るためには、『麻雀、ロンドンパンク、サン=テグジュペリ』に関する知識や 興味が多少なりとも必要です。まだ準備のできてない方も、本作を楽しむことはできると思いますが、 読後にそれらに手を伸ばし、再読してもらえればより面白さを感じれると思います。 それと1点、『秋の10』のワンシーンのことですが、古賀氏が北村に三萬をきっても大丈夫だと言い、 南にロンされるシーンで、セオリーと上がり手に矛盾があるように思いました。 麻雀通の方は、確認してみてください。 以上の理由と、同じ青春小説に分類されるであろう石田衣良さんの『4TEEN』に比べると 若干見劣りがするように思い、評価は☆3つとしました。 カスタマーレビューピックアップ 伊坂幸太郎さんの最新作「砂漠」読みました。 文句なく面白かったです。プロットの巧みな、小さなエピソードが全部無駄にならずに回収されて最後に繋がっていくのはいつもながら伊坂マジックで、読んでいてとても気持ちよかったです。 青春エンタメ小説、と言えばいいのでしょうか。 伊坂作品には珍しい(と思うんですが)大学に入学したての5人の男女が主人公で、彼らが仙台にある大学で学生生活を送る中で出会ういろいろな大学生らしいエピソード(もちろん合コン、恋愛、破局、学園祭、クリスマス、免許取得などなど)を描きつつ、それでいて大筋の話がしっかりと最後まで繋がっていく。いつもながら完璧な作品です。伊坂作品は本当にハズレがないです。 髪の毛をたてて、つんつんにした「かわせみ」みたいな鳥井。 ちょっとクールで。人付き合いが悪いようでそうでもない岩手出身の主人公「北村」 人とずれていて、熱くいろいろな事に義憤を燃やす、信念の人「西嶋」 クールビューティ、超絶の美人の「東堂」 人見知りしがちな、でもサイコキネシスの使える本物の超能力者「南」 この東西南北が名前についた4人+1名が名前の通りに麻雀したり遊んだり、仙台で多発する連続膀胱魔事件や、窃盗団事件などに関わったりしながら進んでいくこのお話は本当にとても楽しかったです。春夏秋冬1シーズン一章で1学年ずつ上がっていく章構成も見事に完璧でしたし、文句を言うところが一つも見当たりませんでした。 とにかく面白いです。青春エンタメとして完成品です。5つ星評価の星5つでお勧めです。あ、蛇足ながら「チルドレン」に出ていた某氏の話もちらりと出て来ます。 ちなみに、2008年「本屋大賞」、第21回「山本周五郎賞」受賞作品だそうです。 カスタマーレビューピックアップ さすがに伊坂幸太郎は、キャラを立たせるのが上手いな-と感じました。 しかし、キャラ設定より先の人物像が見えてこない。 登場人物は、どこまでいっても漫画的なキャラの仮面を脱がない。 これは、青春小説としては致命的だろうと思う。 著者お得意の、奇抜な設定は影を潜めている。 しかし、「人生」を描くといったような、新しいものに挑戦しようという熱量は伝わってこない。 ただ、モチベーションの低い文章がダラダラと続くのみである。 私は伊坂幸太郎の小説が好きですが、本作品は凡作でしょう。 カスタマーレビューピックアップ
主人公達はよくいる大学生や少し変わった大学生と言った感じ。 ストーリーも変わってるようだがむちゃくちゃ現実離れしている訳でもない。 とにかく面白い! 伊坂さんの世界観にはいつも圧倒させられますね。 死神の精度 (文春文庫 (い70-1))カスタマーレビューピックアップ 短編集にみえて、短編集でない。 なんだか、とっても不思議な作品。 話は、それぞれ違うのだけれども、 “死神”が主人公として、全作品に登場。 話も、バラバラのようにみえて、 実は、つながっていたりもする。 映画では、小西真奈美がその役を演じていましたが、 本は、また別の人物が、その役を担っていたんですね。 映画は、映画で素晴らしいですが、 本は、本で、さらに素晴らしい。 なかなかない、稀有な作品です!! PS 映画鑑賞後だったため、 “死神”が金城武さんに思えて仕方がなかったです。 カスタマーレビューピックアップ 題名にひかれて購入しました.ホラーとかサスペンスを期待して読んだのですが、どちらかというとユーモア?ペーソス?風のほんわかした小説です。登場する死神の設定が「異常死を与えるための調査官」で、なんとなくロボットっぽく笑えますが、ハッピーエンドっぽくおわるストーリーがあざとく、いまひとつ楽しめませんでした. カスタマーレビューピックアップ 味わい深い、短編集でした。 なんと言っても、死神が魅力的。 雨の日の空しか知らない死神が、最後のお話で青空に遭えるのは、予想内でしたがホッとしました。 少しずつ繋がっていくのも短編集ならではですが、最初と最後の話で結構な時間経過があったのが面白かったです。 カスタマーレビューピックアップ 死神は「死」の判定を下すために、きょうも人間界に降り立つ。 全部で6話の短編には、様々な人間模様があり、どれも楽しめる。 テーマは死を扱った作品ですが、重くならず、良い意味で軽く読めます。 個人的には題名でもある「死神の精度」が気に入っています。 最後に下す「死」の判定理由がこれまた面白いなぁと思いました。 実際にはありえない話ですが、実際にあるのではないかと思ってしまう。 これもまた、伊坂マジックでしょうか。 カスタマーレビューピックアップ
初めて読む作者の本なのですが、死神の淡々とした視点が面白かった。 価値を置くものはミュージックだけ。 決して情に流される事無く淡々と仕事を処理していく視点は、確かに死神らしい。 けれど、人に興味はなくても対象者を調査しなければならないため人とかかわって いかなければならないため、サラリーマンのようにコツコツ働いている点に、 ちょっぴりおかしみも感じます。 それぞれ対象者が異なるため、死神との関わり方、距離感、様々描き分けられているのが見事。 時々同僚と会うシーンも興味深いです。 もっと死神シリーズを読みたいなと思いました。 あやしうらめしあなかなし (双葉文庫 あ 25-2)がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)カスタマーレビューピックアップ 内臓疾患は人が外から見たのでは分かりません。そんな病をかかえておりますが 立派とはいえませんが50代をすぎて頑張って生きています。 わたくしは10年ほど前からわたくしの描いたイラストを病気のお子様やご家族が mailでプリントしてよいか、あるいは原画を描いていただきたいなどなどずいぶんと わたくしのfairyの絵が皆様の手にわたっています。数は800程だとおもわれます。 触覚のついたかわいらしいものやきれいなangal motherのものなど種類は沢山あります。 mailで心境を相談なさるかたもいらっしゃいます。一時はわたくしの体力に負えないときも ありました。my websiteの一ページには重病のお子様の応援の言葉のページもあります。 お子様達は小さい体でりっぱに死を受け止められている方が多く、こちらが勇気をもらって おります。亡くなられると聞かされて本当に言葉も無く華を手向けるばかりです。 このご本のお子様もきっとたくさんの愛情と勇気をご家族さまにのこされたのだと おもいます。 小さな天使の言葉、ぜひお買い求めください。 推薦いたします。 カスタマーレビューピックアップ
この本は,何度読んでみても凄いと思う。それは著者・山崎敏子さんの息子・直也君が,とても9歳とは思えない言葉を幾つも遺しているからである。例として,「お母さん,ナオが死んでも暗くなっちゃダメだよ」「身は滅びても魂は永遠だよ」といった言葉が書かれているが,これらの言葉は逝く人が,この世に残る人に対して贈る,大きなメッセージといえる。 一体なぜ,生死を賭けた闘病をしている人の心はこれ程までに輝いているのか。その科学的理由は分からないが,いずれにしても,直也君の家族を思いやる気持ちには脱帽させられる。 是非,これを読んで家族への思いやりについていろいろ考えて欲しいと思う。 |
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