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Amazon人気商品ランキング/ノンフィクションpsWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:68989/総ページ数:6899 最終更新日:2008/07/26 がんばれば、幸せになれるよ―小児がんと闘った9歳の息子が遺した言葉 (小学館文庫 や 6-1)カスタマーレビューピックアップ 内臓疾患は人が外から見たのでは分かりません。そんな病をかかえておりますが 立派とはいえませんが50代をすぎて頑張って生きています。 わたくしは10年ほど前からわたくしの描いたイラストを病気のお子様やご家族が mailでプリントしてよいか、あるいは原画を描いていただきたいなどなどずいぶんと わたくしのfairyの絵が皆様の手にわたっています。数は800程だとおもわれます。 触覚のついたかわいらしいものやきれいなangal motherのものなど種類は沢山あります。 mailで心境を相談なさるかたもいらっしゃいます。一時はわたくしの体力に負えないときも ありました。my websiteの一ページには重病のお子様の応援の言葉のページもあります。 お子様達は小さい体でりっぱに死を受け止められている方が多く、こちらが勇気をもらって おります。亡くなられると聞かされて本当に言葉も無く華を手向けるばかりです。 このご本のお子様もきっとたくさんの愛情と勇気をご家族さまにのこされたのだと おもいます。 小さな天使の言葉、ぜひお買い求めください。 推薦いたします。 カスタマーレビューピックアップ
この本は,何度読んでみても凄いと思う。それは著者・山崎敏子さんの息子・直也君が,とても9歳とは思えない言葉を幾つも遺しているからである。例として,「お母さん,ナオが死んでも暗くなっちゃダメだよ」「身は滅びても魂は永遠だよ」といった言葉が書かれているが,これらの言葉は逝く人が,この世に残る人に対して贈る,大きなメッセージといえる。 一体なぜ,生死を賭けた闘病をしている人の心はこれ程までに輝いているのか。その科学的理由は分からないが,いずれにしても,直也君の家族を思いやる気持ちには脱帽させられる。 是非,これを読んで家族への思いやりについていろいろ考えて欲しいと思う。 ほんとうの環境問題カスタマーレビューピックアップ テレビの報道が馬鹿馬鹿しいと思えるぐらいに、この本を読んでいると面白い。この本は全部読み終わっても又読みたくなる。 「レジ袋よりもエコバッグのほうがコストがかかる」は確かにそう思う。エコバッグは買う気にならない。 カスタマーレビューピックアップ 現在、環境問題においてCO2削減、CO2削減とイタズラに騒いでいる日本の幼さを叱ると共に、本当に日本にとって必要な環境対策を論じた本。地球温暖化問題に棹差すような発言はタブー視されている中で小気味良い本である。 まず地球温暖化問題においてCO2の削減に反対しているアメリカ、排出量取引の駆け引きに走る欧州などが、この問題を外交・財政問題と捉えているのに対し、日本が生真面目にCO2削減に取り組んでいる姿を"幼い"として嘲笑する。温室効果ガスとしてCO2より水蒸気(人間の制御が効かない)の方が効果が遥かに高く、しかも温室効果ガスの97%は水蒸気が占めているのに、今更CO2削減は無いだろうと思っていた私は我が意を得たりと言う感じである。本書中でも、年6%の削減目標を50年間守っても、効果は殆どない事が数字で示されている。CO2削減に掛ける金があったら、新しいエネルギー生成方式の研究に費用を掛けた方が良いと言う意見にも賛成である。いつまでも石油や天然ガスを浪費する生活を送っていては、現在の資源国を利するだけで国益にも反する。日本を「資源のない国」から「資源を創造する国」へと転換する事が、国益にも通じ、ひいては地球環境の保護に繋がると思う。 ショック療法的に環境問題を採り上げ、今後の日本のエネルギー政策を提言した刺激溢れる書。 カスタマーレビューピックアップ 新聞等ではあまり知られていない環境問題をずばずばとそしてわかり易く書かれています。 この本を読んでからペットボトル飲料はほとんど買わなくなりました。 この本では、ペットボトルの再利用はエネルギー効率が悪いため、エネルギーの節約として有効ではなく、むしろ可燃ゴミと一緒に燃やしたほうが焼却炉稼動上、省エネだと書かれています。ペットボトルの分別による回収は、実はほとんど再利用には結びつかず、回収業者は回収したペットボトルをほとんど燃やしており、複雑にからむ利権への警笛を鳴らしています。 有効な再利用も行われていると思いますが、重要な情報として認識するべきなのでしょうか。 カスタマーレビューピックアップ 虫好きのお二人の放談、面白く拝読しました。環境問題がきわめて政治的な背景を持つことは痛いほどよくわかりますが、今後、地球規模のこの問題をきっちりと考えるためには、まだ圧倒的にデータ不足、というのが私の見方です。温暖化もIPCCの予測も、何かをシミュレートできるだけのデータがないまま、ザルのようなメッシュで地球を単純化しているのではないかと思うのです。そこで一つ提案! SETI@homeの環境観測版とでもいうようなシステムを、世界中の有志で作る、というのはどうでしょう? miniSDやUSBメモリに装着できるような環境観測キットを作り、それを携帯やPCにつないで、日々各所の気温や湿度や気圧、空気成分分析などのデータを蓄積するんです。GoogleEARTHと地球シミュレータを合体させたような感じで、せめて1Kmメッシュ、6時間単位くらいでデータを蓄積していく。これを100年くらい続けたら、かなり面白い分析も可能になってくるのではないかと思うのですが……レコーディング・ダイエットではないけれど、毎日毎日こうしたデータ収集に精を出せば、自ずと環境に配慮した暮らしをするように意識改革されるのではないかとも思います。まぁ、音頭を取ってシステムを作りあげるのは至難の技かと思いますが、純粋に地球のことを考えるなら、国益とか損得とかで人の懐を忖度する前に、過去の地球がどうこうではなく、“今現在の地球”を正確に観測することが大切なのではないかと思います。 カスタマーレビューピックアップ
自分も環境立国を考える人間として去年の春、環境管理士の資格を取り少しずつ不都合な真実から始まり、山本良一氏のThink the Earth Projectなどで環境問題に翻弄している時、武田邦彦氏の「環境問題はなぜウソ…」や池田清彦氏、養老孟司氏などの環境問題の考え方はほんとう環境問題で、政府や環境省が票田や利権で考えているとしたらこれまでのリサイクル法はほんとうに無駄な税金でNO政策に思えてきた!やはり日本はモノづくりから代替エネルギー、付加価値を加えた農業への転換、無駄な環境問題(リサイクル)に一兆円もの税金を使われ、洞爺湖サミットで環境立国宣言して排出権取引で他国に何兆円でCO2を買い取ることになる。 ほんとうにアメリカと中国にほんとうの省エネを薦めEUのしたたかさにNO!と言える外交を政治屋ではなく政治家にお願いしたいものだ。 真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝カスタマーレビューピックアップ 前線で戦った上級指揮官の手記は初めて読んだ。最前線で戦う"兵士"としての視点のみではなく、大本営の戦略策定に携わる立場にあった"指揮官"としての視点からの各記述には、これまでの戦記とは一線を画すものがある。戦記ものを多く読んできた方にも、新たな視点からの興味を呼び起こさせながら読めると思います。 カスタマーレビューピックアップ 読み終えてまず感じるのは、戦争の臨場感をとても鮮明に感じ取ることができたということ。臨場感といっても、派手な戦い振りのことではなくて、当事者だからこそ誇張なしでどのように対峙してきたかがよくわかった。この手の題名の本は苦手だという人にも是非読んでほしいと思う。そして後半は、キリスト教信者としての活動が書かれているのだが、前半の対比という意味においても、際立って浮かび上がってくるものがある。 単なる戦記ものとの先入観を持たれた方は、期待を裏切られる一冊であり、読み終えた私はあと何度かは読み返してみたいと思っている。 カスタマーレビューピックアップ 昔、テレビで取り上げられて、息子が自叙伝の草稿を持っていた物を今回、出版したものです。内容は幼少の頃の夢から真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦等と綴られています。後半はキリスト教の伝道者として、自分が牛小屋の近くで生まれたのとキリストが馬小屋で生まれたことをダブらせるあたりはキリスト教信者としては当然でしょうが、感心させられます。戦争では自分がミッドウェーでは虫垂炎に罹り、戦死しなくて済んだ話。山本五十六を凡将扱いするなど面白いです。数奇な運命を辿った、旧海軍軍人そしてキリスト教伝道者。人間、淵田の姿が鮮やかに浮かび上がります。 カスタマーレビューピックアップ
この回想録は2部に分かれる。軍人としての淵田と、キリスト教伝道者としての淵田である。この回想録の前半がキリスト教伝道者に引っ張られて、反省・反省のいわば自虐的なものだと面白くないと思って読んだがさにあらず、バッチリと軍人・淵田が息づいていた。語られていることは、すでに知っていることも多いが、ミッドウェーの海戦がその前のドゥーリトルによる東京爆撃に矜持を傷つけられた山本五十六の云わば復讐で、戦略的な合理性を欠いていた、といった指摘は戦争の人間臭さを感じさせて面白い。この回想は事実があってから随分と時間が経ってから書かれている。結果が分かってから書かれているのだから、多少とも我田引水的な点があるのでは?と思うがよくわからない。その点は、中田整一氏の親切な解説で補われている。後半の伝道者としての回想は信仰の問題だから、色々の読み方があるだろう。 ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論カスタマーレビューピックアップ パール判事は、南京大虐殺を初めとして、日本軍の犯罪の事実を認めている。こうした大切なことを、小林よしのりは無視している。 カスタマーレビューピックアップ 専門家じゃないからこそ、視野の狭さから解放させてくれる良書。パル判事関係書は4〜5冊読みあさったが、一部の関係書物と違い、ストレートに訴えかけてくる。専門家・知識人は改めて「表現」の手段を考えなければ、論破できないであろう。もう、自分の国に誇りが持てない左翼知識人・自虐史観知識人・司馬史観信奉者は、今まで積み重ねてきた情報・知識を捨て去る勇気を持たなければ、日本の未来はない。街に出て、大衆を見ればおのずと答えが出るはずなのに、それを直視しようとしなければ、戦後民主主義の悪に洗脳されていることが分からないのは残念である。最後の病気の苦痛に耐えて来日したパルの無言の叫びを理解できないものは、自分を見つめ直さなければ、歴史を見つめ直さなければ、誇りを持てない三流国と呼ばれても仕方がない。自分はそれだけは避けたいと切に祈る。 カスタマーレビューピックアップ 小林氏による。パール論です。 さすがすばらしい切れ味ですね。小林氏のように第一次資料を丹念に読みこなす力があれば、このようにしっかり読み解けるということですね。 薄っぺらな学者のいいかげんな思惑にはもう振り回されないで、しっかり問題を見極める力を大切にしたいです。 法の真理を追究したパール、素晴らしい人です。 カスタマーレビューピックアップ 普通の学者以上に徹底して検証した漫画を超えた学術本だと言える。 パール氏の名誉と真実を守ろうとした著書の熱い思いが伝わると同時に、また非常に勉強になりました。ところで、「虎太郎」さんとやら、あなたはきちんと著書をよんで評価を下したのか?読みもしないでいい加減な評価はやめていただきたい。 カスタマーレビューピックアップ
国際法の専門家でもなく歴史学者でもない、漫画家による この本のほうがパール判事のいいたいことを的確に伝えている。 本の中でも言っているが、国語力の問題(かただの薄らサヨクがわざと間違えているか)。 専門家だとか学者とかいう以前の、資料を精確に読む、 内容の趣旨を精確にとらえているか、というはなし。 中島氏が精確にパール判決書をよめているとはとても思えない。 自分の信じているイデオロギーを最優先したという印象。 世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)カスタマーレビューピックアップ 2001年6月に初版が出て永らく品切れ状態でしたが、今年6月30日に増し刷りされ再び販売されることになり、これを待っていた身としては本当にありがたく思います。帯に「ネットで激賞の嵐、トレーダー永遠のバイブル!!、熱烈なラブコールに応え緊急増刷!!」とあり、この本の復刊を粘り強く角川書店に要望されてきた方々に心から敬意を表します。 やはり評判どおりの読み応えで、ラインマーカーで色をつけた箇所は自分だけの箴言集となりました。付録としてリバモアの投資の鉄則がついており、本書の重要箇所をざっと復習できます。ここは本書の良いまとめとなっています。 私個人として少し気になったのが、180ページ「リバモアは、自分の意識下の世界、つまり眠ることのない自分の精神を理解しようと、やむことのない努力を続けた。フロイトを研究し、ユングの論著を読みあさった。」という箇所です。フロイトとユングは無意識を研究した心理学者ですから、「自分の意識下の世界、つまり眠ることのない自分の精神」という訳は本当に正しいのかなあ、という思いです。ここの箇所が「自分の無意識の世界、つまり眠ることのない自分の魂を理解しようと、やむことのない努力を続けた。」というのなら筋が通るように思うのですが、どうなんでしょうか。 まあ、いずれにせよ、リバモアはフロイトやユング、さらにアリストテレスまで読んでいたというのですから、やはり相場にかかわる者として心理学や哲学の勉強は怠れないなと思った次第です。 良い本だと思います。皆さんにもお薦めします。 カスタマーレビューピックアップ 定価の10倍以上なんていうプレミアが付いていましたが、 ようやく復刊されたようで角川書店さんありがとう。 中古本の価格暴落時が買い時かもしれません(^^) カスタマーレビューピックアップ それに相応する内容です。 たとえ株が全くわからない人間が読んだとしても、ジェシー・リバモアという1人の男がウォール街に挑んだ人生は読んでいて痺れます。 相場を動かすのは人の心理とはよくいったもので、それは昔も今も変わらない普遍の真理だといえる。 実際リバモアが相場で成功した理由も、純粋に数字に興味を持ち、大衆の心理を読む株式相場という一種のゲームを楽しんだ所にある気がします。 最近、マンガ版、文庫版とリバモア関連の本が出版されましたが、あちらはあくまでリバモア入門編といったところで、より本質的なリバモアという人物を知るにはこの本が最も適した書籍だと思います。 カスタマーレビューピックアップ リバモアの次男ポール・リバモアと、長男ジェシー・リバモア・ジュニアの妻パトリシアの二人へのインタビュー と、当時の新聞記事、ルフェーブルの著書、リバモアの著書をベースにして書いたと思う。リバモアが長広舌を ぶつシーンが結構あり、延々と長く続く会話など、おそらくリバモアの本をもとにスミッテンが創作したんだろ うなと思う。正直、伝記というより小説という感じ。あと、巻末にリバモアのトレードルールの要約がある 本書のテーマはスミッテンによると以下の四つ。 ・人間の心は変わらない。だから市場も変わらない ・世俗的豊かさと精神的豊かさは比例しない ・何事かをなすためには強固な意志が必要 ・人類の偉大な行為はたった一人の個人によって成し遂げられる リバモアの頂点は、1929年の大恐慌のとき。彼はバブルだということを的確に見抜き、大成功を収めた。しかし、 大成功を収めたのに喜びはなく、気持ちは重く沈んでいたという。その後彼は死ぬまで抑鬱状態で過ごしたらしく、 トラブル続きの晩年をおくることになる。 なぜ彼は没落してしまったのかについて、スミッテンは深く解明することはしておらず、それゆえ、30年代にあった エピソードを幾つか書いただけで(リバモア以外のドロシーとかのエピソードのほうが多い)、1940年に彼が自殺し たことをちょっと唐突に書いている。思うに、リバモア本人のことよりも、リバモアが儲けたこと、どのように儲け たかということしか興味がなかったのではないだろうか(それしかないだろ?と言われればそれまでですが)。 1940年11月28日、32口径コルトオートマチックで自殺。 遺言状には、自分が落伍者でもうこれ以上頑張ることができない、行き詰まってしまったと書いてあり、情緒不安定 だったということが読み取れる内容だったらしい。 アル中と浪費癖のドロシーは、リバモアと離婚後、彼女も下り坂の人生を送り、1985年孤独に死んでいく。リバモア にとことん溺愛され、甘やかされたリバモア・ジュニアは、飲酒、DV、浪費、ギャンブル、女遊びの果てに1975年 自殺。唯一、ポールだけは家庭をもち、幸せに暮らしていく。 カスタマーレビューピックアップ
プレミアがついて高いので、本の「はじめに」だけコピペします。 この「はじめに」だけでもマーケットの本質に関わるすごいことが書かれてますよ。 人の心はいついの世も変わらず、 変わるのは人々の顔ぶれであり、 財布の中身であり、 カモにされる連中であり、 株価を操ろうとする連中であり、 戦争であり、 天災であり、 技術である。 しかし、 そうした要素が以下に変化しようと、 株式市場は変わらない。 人の心が変わらず、 人の心こそが市場を動かすとすれば、 市場もまたいつの世も変わらないのだ。 市場の動きに理屈はない。 経済学で動くわけでもないし、 理論に従って動くものでもない。 市場を動かすのは人間の感情にほかならず、 なぜかといえば、 人々はなし得るほとんどすべてのことを市場に持ち込むからだ。 人類が消えた世界カスタマーレビューピックアップ いま、忽然と人類が誰もいなくなったらどうなるなか。 という魅力的なSFテーマを現実のものとして探求したノンフィクション。 SF映画だと「人類最後の男 オメガマン」、 そのリメイクの「I Am Legend」が見せてくれた、人っ子一人いない世界。 他にもいろいろあると、 人類がいなくなった世界を描いた話は多いと思いますが、 そんな世界がどうなるのだろうと、一度でも思ったことがある人には 楽しい(?)一冊だと思います。 ただ、話はかなり多岐にわたるので、少々広げすぎにも思いました。 ということで、評価は☆三つ。 カスタマーレビューピックアップ 今、人類が消えたら世界がどうなるか?そして人類がいることで、どれだけ 地球に対して害を与えているか?(プラスチックは還元されない。細かく溶けて いったそれを魚等から人は摂取している。ウラン238は還元されるのに28万年 かかる等々)といったトピックを通じて、環境問題を考えています。 各トピックも、一つあたり20〜30pの分量になってますので、寝る前とか 昼食後の休憩時を使って読み進めることが可能です。 環境問題を論ずる前に、先祖も含め人間が行ってきた事柄とその影響を一気に 俯瞰するに役立つ一冊です。 カスタマーレビューピックアップ この本は「人類が消えたら世界はどうなるのか」という思考実験を試みることにより、人類が地球環境に与えている数々の影響について深く考察することに成功した面白い本である。 昨今、環境問題が政治経済上の大きな議題となっているが、問題が複雑すぎてとらえようがないと思っている人も多いだろう(私もそうだった)。本書はこの問題を「人類が明日、全員消滅する」と仮定することにより(全員消滅する理由については深く追求していない)、単純化することに成功している。 題名からも分かるように直接環境問題に焦点を当てているわけではなく、あくまで「明日人類が消えた」場合に世界がどう変わっていき、最終的に人類の痕跡がいつ頃消えるかについて考察している。「どうすべきか」について語ってないところが、逆に多くの読者の支持を集めている理由になっているのではないかと思う。 筆者はミネソタ生まれのアメリカ人である。アメリカ人にありがちな価値観の押しつけやキリスト教至上主義的なところも見られず客観的に事象をとらえていることにも好感を持てた。 環境問題に関心がある人にはこの本を特にお薦めしたい。 カスタマーレビューピックアップ この壮大な思考実験は、当然のことながらある強烈な問いかけを投げかけている。 つまり「人類は地球にとって害悪でしかないのではないか」という問いだ。 この高度に脳を発達させた哺乳類が、母である地球に対して行ってきたふるまいは決して褒められたものではないだろう。 1907年にレオ・ベークランドが成功した完全人工合成樹脂「ベークライト」の合成はその後人類が消滅しようがしまいが関係なく、 プラスチックというこの厄介な物質とすべての生物種が今後何千年何万年と付き合わなくてはならないことの始まりでもあった。 プラスチックは現実的な時間枠のなかでは生分解されず「細かく砕かれる」だけ。 どんどん小さくなって、動物プランクトンですらプラスチックを口にすることになる。 食物連鎖に完全に組み込まれていく。それでも分解はされない。 これまで人類が製造してきたプラスチックは燃えて灰にしたほんのわずかなものを除けば、ほぼ全てがある大きさで存在しているのだという。 プラスチックですらそうなのだ。では、大量の放射線を吐き出し続ける世界の441箇所の原子力発電所は? ・・・というような耳の痛いシミュレーションが続く。 とは言え記述のメインは、未来ではなく過去だ。 人類が成したことを検証することによって初めて人類なきあとの世界が想像できる。 ハードSFはすべてそうだが、単なるSFではなく科学的アプローチに重点が置かれた本だ。 人類が消えたあと、いや、地球すらも消えたあとの何十億年後の世界において、 それでもいつまでも残る人類の痕跡は何か。 その答えとその理由のくだりが個人的にお気に入りの箇所。 それは読んでのお楽しみ、ということにしておきます。 面白い本。固い本ではありますが、オススメです。 http://ekojin.com/ カスタマーレビューピックアップ
人類と環境との関わりについて述べた書ですが、著者の立ち位置について注意が必要です。 基本的には人類文明により地球環境は歪められているというスタンスですから、 著者の考えでは、現在の地球はCO2排出による温暖化が進んでおり、各種化学物質で汚染されていることになります。 今やその毒性が疑問視されている、環境ホルモンやダイオキシンが槍玉に上がっているくらいですから、押して図るべしです。 中立的ではないという前提で読み進めると、それなりに楽しめる本ではあります。 墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)カスタマーレビューピックアップ 520人が死亡した墜落事故。遺体は、ある体育館に集められた。完全なものもあれば、あるいはバラバラのものもある(その悲惨さは本書に詳しい)。夏の猛暑の密閉空間。猛烈な死臭が充満する。遺族は泣き叫び、時に激しい怒号を日航社員に浴びせる。悲しみと不眠の作業の中、強い意志で医師、看護士たちは身元確認を粘り強く行う。周囲にはマスコミの目もある。関係者の誰もが過労でいらだち、わずかなことでももめごとがおきるピリピリとしている。日常と比較して信じられないくらい異常な、極限状況だ。とりわけ、「におい」のすさまじさは、この事故に思いをいたすときに、想像から欠いてはいけない重大な要素のような気がして、読後の強い印象となった。 この事故は私が小学校のころに起こった。当時は「日航機が墜落し520人が死亡、4人だけが生き残った」という風に頭で理解していたが、この本は、それが具体的にどういうことだったのかを、遺体とかかわるものの観点からつぶさに教えてくれた。どの箇所を読んでも涙なしには読めなかった。とりわけ、悲しみや、遺族への同情で、医師、看護士、警察など関係者が涙するのを読む場面では。 当時の関係者の中には、事故で人生観が変わったと言うものも多いそうだ。今われわれは本書を読むことで、それに酷似した何らかの変化を自分の内に感じるのは間違いない。極限状況についてはフランクルの『夜と霧』が名高いが、これとはまた別種の極限状況をあぶりだした秀作として、本書が多くの人に読まれることを望んでいる。 カスタマーレビューピックアップ この本を名作としているのは、筆者の高い描写力である。 筆者は自らの私見を殆ど交えることなく、 自らがかつて現場で見た遺体とそれに携わる人物を、 克明に、詳細に描ききっている。 この辺の書き方は、さすが、長年に渡り様々な現場を見て調書を取り続けてきた ベテラン警察官ならではと言ったところだろう。 その克明な描写ゆえに、この本からは遺体の凄惨さや検視官、遺族の苦悩が、 まるで実際に見ているかのように読者の目にも写りこんでくる。 読み終わった後は、「500の幸せな人生が一瞬で肉塊と化す不条理」とか、 果ては「人間とは何か」とか、色々と考えてしまった。 もちろん、このようなテーマを扱った作品であるので、 読んでいて決して気分の良いものではない。 思わず本を閉じてしまいたくなるような描写も多い。 しかし、検視現場に携わった検視官や看護婦は、 皆、「あの現場で人生観が変わった」と述べているそうである。 そのような現場を緻密に描写したこの作品は、 人生を考える上で決して損にはならない一冊である。 全ての人にお勧めしたい。 カスタマーレビューピックアップ この世は沢山の事件、事故様々な不条理が待ち受け人々の人生に影を落とす。 この不条理では多くの命が失われ、悲しみの渦が広まった。 亡くなられた命、その遺族の為に遺体の身元確認に奮闘する人々。 多くの悲しみが渦巻く不条理という深淵を警察、看護婦、医師達の熱き命の灯が暖かく照らす。 著者をはじめ身元確認に携わった人々の根底にある善意という灯は私とって眩しく暖かいものだった。 カスタマーレビューピックアップ このテの本を読む動機には誰しも少なからず共通の不心得的好奇心が存在するはず。本書は圧倒的なドキュメンタリズムで 決してTVでは知るすべの無い事実のみを記録した貴重な作品であり 気の弱い方では 完読すら危ぶまれます。しかし読めば読むほど この事故に遭われた方々 そして遺族の方々への同情の念と対岸の自分の好奇を恥じる気持ちが湧いてくる そんな一冊です。日航事故関連はもとより 様々な事件 事故 災害 戦争等のルポルタージュの中でも出色の作品と言えるでしょう。 カスタマーレビューピックアップ
私のほかに大量にレビューがあり、ここまで読まれないであろうが、良い本だったので筆を 取る。墜落時、全行政機関および自衛隊は、ジャンボ機の墜落を全く予定していなかった。 本書は、警察官として身元確認班長として行動した筆者による体験記である。 想定と前例がない中、ほとんどがいわゆる離断遺体であり、体がバラバラになってただの小さな 肉塊になったものを含め、外部と完全に遮断した公民館においてその遺体確認作業と行なってゆく。 医師、歯科医師、看護婦、近隣の自治体の協力を得ながら、遺体確認の確実性に当然ながら厳しい 注意を求め、一つの遺体、遺骸、肉魂にも間違いをすることなくその親族らに引き渡した。 8月に発生した事件であり、遺体の痛みにも注意しなくてはならず、報道陣による遺体撮影を防ぐ ため、窓も全て覆いをかけて閉めきり、35度の中、睡眠をほとんどとらずに連日連夜遺体確認を 進めた。 いつまでも引き取り人がこない幼児の遺体に、筆者が毎日抱き上げ、頬ずりし、謝る場面である。 これは、このような奇跡的な作業がなされるには、関係者の全員が、 遺体に心情を同化させずにはおられなかったことを如実に物語る。涙なくして読めない作品であり、 また人というもののもつ素晴らしい側面を教えてくれる本である。日航123便のボイスレコーダ はYOU TUBEで聞けるが、日航機上の日航職員が最期まで落ち着いて職責を果たしたことがわかる。 彼らを含め、本件の対応にあたった全ての人々に対し、ここに敬意を表します。 勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─カスタマーレビューピックアップ 最近売れている野間勝代さんの本ということで購入しました。非常にレベルの高い本だと思います。大学で管理会計を専攻していたお陰で何とか読み通すことができました。なるほどなあという点が多く共感でき、いい本だと思います。一方で、ビジネスの実践書というより学術的専門書の域を出るまでもう一歩という感じです。企業を外部からあるいはトップマネジメントレベルから捉えた視点になりがちなのが気になりました(内容を消化するのに時間がかかった)。メーカー営業畑の私には自分の業務で実践するとなるとちょっとという点が多いです。公認会計士、証券アナリスト、経営コンサルタントという著者の出身畑の影響でしょうか。随所に肩書や経歴が出てくるのが邪魔です。あまりにも頻繁で中味の説得性には還って逆効果に思えます。商社の営業部門やメーカーではあまり馴染みのない専門用語やカタカナ英語が多いですね。全体的に、相手の立場に立ってもうひと手間加えてほしかったです。この点は、出版社と著者に今後期待することです。財務や会計のプロ、金融機関のビジネスマンにはわかりやすいでしょう。メーカーや商社のビジネスマンは頑張れば読み解けると思います。 カスタマーレビューピックアップ 外資系企業を渡り歩かれたエリートの本としては、たいへんわかりやすく書かれており、私としては、助かりました。マクロ的な発想や抽象的な表現の連続かと思いきや、すごく具体的事例や表現になっており、読者にすべてを公開しようというくらいの姿勢が感じられて大変好感が持てました。次回作も楽しみにしています! カスタマーレビューピックアップ 本書は、起業家や商売人にはとても参考になり、人口が減少している今の日本市場におけるビジネスモデルの構築に非常に役に立つと思います。 しかし、どこの本屋にいっても山済みにされている勝間さんの書籍を見ていると、マッキンゼーの大先輩である大前研一先生の”選択しなくなった日本人”という言葉を強く感じます。 勝間和代さんのご活躍は大変すばらしいし、これからも頑張って欲しいと心から思いますが、今の日本人は”本でさえ”選択しなくなってしまったのかなと危惧します。 また、現実に老舗の出版社が廃業に追い込まれている出版業界おいては、自分たちが食ってくためにそれこそ”売上と利益”を確保するために”売れ筋”の作家さんに頼わざる得ないのかなあと思います。 あるテレビ番組で、ニュースキャスターの久米宏さんが、”今の日本人はブームに乗りやすく、テレビでも映画でも本でもCD(宇多田ヒカルさんなど)でも売れ筋に対し、一揆に大量に消費する傾向が強く、すぐに飽きる。商品やサービスを簡単に使い捨てる”とおっしゃていましたがそのとおりだと感じます。 優良な書籍が売れるのは、大変良いことではありますが、読者もただ読むだけでなく、勝間和代さんを見習って、自分自身が具体的な行動を起すことが、何よりも大切なことだと強く感じました。 カスタマーレビューピックアップ 最後の章である第8章にはこの本のサマリーが書いてあります。 まずは第8章を読んで本の要点を把握 ↓ 分からない所や知りたいところをチェック ↓ 目次でその個所を探しだして読んでみる この流れで読むと効率よく読んでいけると思います。 私は理系出身なので経営とか利益ということがあまり分かってないですし、 きちんと学んだことがないのでお金がらみの本は読むと眠くなることが多かったんですが、 数字がやたらと出てくるわけでもなく会計用語もあまり出てこないので、 この本はわりと分かりやすく読むことできました。 入門書として読むにはピッタリだと思います。 カスタマーレビューピックアップ
CDにはヒットした曲だけをあつめたBEST版と いうものがあります。 すばらしい。一読すべき本です。 ただ、借り物が多い。 キャズムなんてそのまんまです。 ですからあまり本を読まない人にはおすすめです。 BEST版の本ですから。 BESTな本のBESTな所を切り取ると ベストセラーになる。という見本の本でもあります。 サブタイトルは、ものまねというより ギャグかと思いました。 本書に書かれている利益についての考え方は、いつも みんな薄々気づいていたことだと思います。 それをズバッと書いているところは勝間さんならでは だと思います。ハッ とされたかたも多いのではない でしょうか。この思い切りの良さが勝間さんのすばら しいところだと思います。借り物が多いものの、それ を簡潔にわかりやすく書いてあるということも評価で きます。 あと秀逸の本を探すのも大変です。 本書に、勝間さんのお勧めする本が、書かれています。 これは良書が多いです。 シュリーマン旅行記清国・日本 (講談社学術文庫 (1325))カスタマーレビューピックアップ 貿易などで発掘に必要な資金を用意できると さっさと事業をたたみ世界旅行に出かけた時の 旅行記がこの作品です。 思い込みや間違いも多いですが、独特の審美眼で 清国と日本の風俗を観察し、イザベラ・バードの ような西洋の目線で東洋を語るのではなく道具や 生活習慣にまで食い込み描写する様はまるで自分が その場所にいるような錯覚を覚えるほどで不思議な 感覚になり読ませます、日本の質素で合理的な家や 食器などの道具を絶賛し、風通し良い世間といえる 社会構造がこの国の最大の魅力だと言っています。 あー江戸時代のほうが今の日本よりもしかしたら 幸福だったのかもと思ってしまうほどの褒めようで 恥ずかしくなるほどです。清国の旅行がよほど 合わなかったらしいことからの落差もあるでしょう。 楽しい読書もたまにはいかがでしょうか? ドイツ語、英語、フランス語、オランダ語 スペイン語、ポルトガル語、スウェーデン語 イタリア語、ギリシア語、ラテン語、ロシア語 アラビア語、トルコ語と文章の丸暗記により 他国語を自由に操り旺盛な好奇心と冒険心で トロイアの遺跡も彼の功績のひとつです。 カスタマーレビューピックアップ トロイア遺跡の発見で有名なシュリーマンは,その偉業を遂げる前の数年間,世界漫遊をしていた.その際,幕末の日本も訪れており,本書はその時の見聞録. シュリーマンが当時の日本人に対して受けた印象は,礼儀正しい・親切・高慢不遜さがない・たいへん清潔とのことで,その前に訪れていた清国との違いに,たいへん驚いたらしい.また,西洋との文化の違い,例えば人々が家の中に家具類をほとんど置かない(持たない)ことなどについて,色々と彼なりの解釈・考察を繰り広げ,つぶさに記しているところが面白い. シュリーマンが見た,今から五世代ほど前の日本人が持っていた習慣,あるいは美徳と言えたかもしれない性質は,今はもう失われてしまったのだろうか?それとも,普段意識しないようなところで生きているのだろうか.私たち自身を知るうえでも,貴重な本かもしれない. カスタマーレビューピックアップ 1865年、江戸末期の日本。当時の日本について私がおぼろげに知っていたことは、教科書に書いてある非日常的なことや、時代小説の中の想像の世界に限られていました。しかし、シュリーマンが書いたこの旅行記は、私達を生きた江戸時代へそのまま運んでくれる、まさにタイムマシンです。秀逸な和訳(原文は仏語)による所も大きいのでしょうが、細やかで読みやすい描写が当時の日本人の息づかいや体温まで生き生きと感じさせてくれます。 日本を訪れたことのある知人達から何度もその素晴らしさについて聞かされていた著者は、日本へ行くことを永年夢見ていました。類まれな商才と語学力を生かし、やがて世界をまたにかける貿易商として成功、巨万の富を築きます。そして、その潤沢な資金を元に、43歳の時に世界漫遊の旅へ出発し、ようやく念願の日本へ。今この稀少な見聞録を手にしている私達にとって幸運だったのは、この著者が旺盛な好奇心、執拗な探究心、さらに異文化を暖かく受け入れる広い心の持ち主だったことです。 日本に滞在した期間はほんの1ヶ月程度だったようですが、その取材力と行動力は驚嘆に値します。聞くもの見るもの全てに興味を示し、それらをなるべく克明に記録に残そうとしています(雑貨類の細かい寸法まで!)。そして何より興味が尽きないのは、そんな著者の暖かい目に映った、純粋で愛すべき私達の祖先の姿です。貧しいながらも清潔で配慮の行き届いた生活ぶり、外国人である著者に無邪気な好奇心をあらわにしつつも懇切丁寧に接する町の人々、また決して賄賂を受け取ったりしない高潔な役人たち。銭湯が全て混浴で、性に対して大変おおらかな国民性に著者が新鮮な驚きを感じるあたり、いつしか自分もこの外国人著者と同じ視点に立ち驚きを共有していることに気づかされます。 そして読後に残る、心の痛み。それは、かつて存在したそんな日本と日本人の美徳に対する喪失感に他なりません。 カスタマーレビューピックアップ 著者のシュリーマンはトロイア遺跡の発掘をしたことで有名な人だが、彼は考古学を勉強して遺跡の発掘をする前は、とても成功した貿易商だったらしい。そして、インド、香港、上海など現在の中国の都市、日本を廻り、さらにサンフランシスコ、ハバナ、メキシコを経てパリにしばらく滞在した。この長い旅行の間、シュリーマンはずっと旅行記を書いていて、この本はその一部ということになる。まずは清の北京と上海を訪れた時の日記があり、それから横浜、江戸の様子が描かれているが、外国人を迎える現地の人の様子なども国によって少しずつ違うのが面白い。特に当時の中国の様子と比較することで、ある出来事が当時は一般的だったのか、それとも日本に独特のものだったのかが分かるのが良かった。文章も、講談社学術文庫という硬いシリーズにもかかわらず、とても平易で読みやすく、一気に読み切ってしまった。 シュリーマンは日常の本当に些細な点にまで目を向けていて、そこが面白い。日本人の宗教観については他のレビューで触れられているので省くが(彼の観察眼には驚かされる)、市民が毎日入浴していることにも感心しつつ、それにも関わらず日本には皮膚病が多いことに気が付き、その原因を魚を生で食べていることだと推測してみたり、日本人が酸っぱい味を好むので、果物は青いうちに摘み取られ、熟した果物や野菜には関心を持たないと記述している。また、最後にはとても短いがシュリーマンの日本文明論が述べられている。封建体制の抑圧的な傾向を指摘するなど、短い滞在にも関わらず、彼は日本の中に渦巻く目に見えない雰囲気を感じ取っていたようだ。 シュリーマンが清国と日本を訪れたのは1865年5月から約4ヶ月間。日本は大政奉還の直前で欧米諸国への反発も大きく、外国人を取り巻く情勢はかなり不穏なものだったようだ。物珍しいために、みんなが寄ってくるというのもあったが、とても1人で街歩きが出来る状況ではなく、当時はアメリカ以外の国は領事館を江戸ではなく横浜に置いていたらしい(1863年には英国公使館焼き討ち事件が起きている)。何とかつてを駆使して江戸のアメリカ公使館を訪ねることに成功したシュリーマンも、常に5人の役人に付き添われている。そんな限られた自由の中で、ここまでの観察(目で見るだけでなく、様々な人に沢山質問をして色々なことを知ろうとしたのがよく分かる)が出来たことには本当に驚かされる。 最後に、この本の中にはF・ベアトの「幕末日本写真集」から大名屋敷の写真が1枚紹介されている。この本を読む前は知らなかったが、彼は当時の日本の写真を多数撮っており、写真集は現在も入手可能。この本と照らし合わせながら写真集を堪能するのも楽しいのでお勧めだ。 カスタマーレビューピックアップ
まず何よりも日本人でもなく、過去につきあいの長かったアジア系の国の人でもなく、 ヨーロッパという全く文化の異なる国の人による江戸時代の描写というのは非常に 貴重である。さらにシュリーマンは数多くの国を訪れた経験があり、話す言語も各国の間 を行き来しやすくなり、学ぶ機会が増えた今でさえそんなに話せるのかと思うほど多言語 を話すことができ、異文化に触れることになれた人である。そのような貴重な資料が手軽に 読めることにまず感謝したい。 シュリーマンは奇異に感じたことはばっさりと批判しているが、だからといって中国の文化を すべて否定するわけではなく、劇場での劇のすばらしさ長城から見た景色の雄大さは世界でも 一番だとしている。文化に体当たりで触れてみて素直に自分の育ってきた文化との違いや感情 を表現している点が、彼の視点からのありのままのアジア文化を表現していておもしろい。 日本はその清潔さもあり批判的、否定的な記述はほとんどなくべた褒めされているような気分に なり少し嬉しかった・・・が何とも皮肉なことに褒められた当時の文化は今の押しつけられた 文化ではなく、自分たちで長年育んできたありのままの日本だということがいかに現在の日本が 文化的に廃れてしまったか、とうことを認識させた。 それに関連して西洋文化を結婚までも”モノ”に支配されていると批判している点は非常に 興味深い。日本があまりの家財道具や土地等のいわゆる”モノ”を必要とせず、かといって 芝居や工芸品はよいものがあり、人々が豊かに生活していることに強い衝撃を受けたのだろう。 シュリーマンは不正確なものもあるが数字を使い身の回りのものを記述している。 それは自らの記憶を鮮明にしたかったのか、考古学的にも数字で記述しておいた方が後生の役に たつと考えたのか、どちらにせよそれにより現実味をおびている。 ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)カスタマーレビューピックアップ 1965年に量子電磁気学への貢献に対してノーベル物理学賞を受賞したファインマンの波瀾万丈の半生記、最後まで一気呵成に読んでしまいました。 いたずら好き、実験好き、何でも自分でやってみないと気が済まない性格。ファインマンは少年時代からそのずば抜けた才気煥発さを遺憾なく発揮しています。MITやプリンストンでの蒼々たる学者連中との交友、ロスアラモスでは原爆開発研究に携わりながらも金庫破りの腕を磨いたり、徴兵検査で画一的な対応をする精神科医を手玉に取ったり、と読んでいてあっぱれという気持ちになってきます。 するどい着眼点で物事の本質を見切り、それを表現するために自分流の記号を作り出してしまうあたりは、後に素粒子の相互作用を視覚的かつ直感的に理解できるファインマンダイアグラムを編み出していくことになるファインマンの面目躍如たるところですね。 カスタマーレビューピックアップ 最後の章を読むまで、このおっちゃんは賢くて、面白い人やなーというぐらいに感じていました。しかし、最後の卒業生への式辞を読んで、誠意があるということが加わりました。 本書の中に、「諸君に第一に気をつけて欲しいのは、決して自分で自分を欺かぬということです。己というのは一番だましやすいものですから、くれぐれも気をつけていただきたい。」という文章があります。この後は本を読んで欲しいのですが、この件には本当に感動しました。僕は問題があると、なんとか楽な方法で解決しようとしてきましたが、自分で納得できる方法で誠意を持って、問題を解決していこうと考え方を変えました。 誠意をもってこれからの人生を生きていきます! カスタマーレビューピックアップ 若い頃に読んで、今の自分の価値観を形作る上で一番影響を受けた本です。 基本的にはFeynman先生の様々なエピソードを楽しむための本ですが、そういったエピソードを通して彼の価値観・考え方にも触れることができます。 楽しいのでぜひ一度読んでみて下さい。 カスタマーレビューピックアップ ノーベル物理学賞授賞、ロスアラモスで原子爆弾製造のプロジェクトに参加したファインマンの自伝。実験好きだった子供のころからロスアラモスでの経験、そしてコーネル大学教授として踏み出すまでが記されている。上巻だけで340ページの内容も、中学生以上であれば誰でも読める平易な文章であるために、まる1日(ゆっくり読んでも数日)あれば読破可能な分量。 『どんなに難しい内容も中高生に理解させることができなければ、本当に理解しているとはいえない』というファインマンの言葉にあるように、本書は万人が理解できる丁寧な文章で記述されている。全編から感じることは、天才と呼ばれた著者自身の姿勢からは、特別な能力ではなく、日常の全てのことに疑問を持つ好奇心とそれに対応した丁寧な考察、そしてそれに基づく主体的な行動によって道が拓かれていることが感じられる。ファインマンが天才なのではなく、世間があまりにも知恵を活用していないことに改めて気づかされる作品となっている。同時に、ずるい性格にユーモアとウィットを併せ持ち、話を楽しく伝えることに勢力を注いでいることによって本書は読み始めたらやめられない面白さを持つ。同氏が決して特殊な知能を持っていたわけではないことは、妻の死亡時間と時計が止まった時間が全く同一であったことを超自然的な現象と考えていることからもうかがえる。これは妻が死亡したときに死亡時間を確認しようとした医師がそこにあった時計の時間を参照したために、そうなっただけで、実際にはその時計は同時ではなく少し前(もしかしたら12時間ほど前)にすでに止まっていただけの可能性が強い。このようなきわめて人間的な一面を覗かせる記述がたくさんあることも、正直で背伸びをしない同氏の性格を表している。 10年以上前に読んだ本書を再度購入して読んでみても、面白さは全く色あせていないことが確認された。万人が読むべき書だと思う。自伝は主観的な部分やツッコミたくなる脚色が多いことがしばしばあるため、高い評価にはなりづらいことを考えても、星5つ以外の評価はない。 カスタマーレビューピックアップ
ノーベル賞に直接関係することは全く書いてないが、実にユニークで、率直で、愉快な人生だ。原爆開発に関わったからと言ってこの人を責められない。様々な話の中で、学者や研究者が現役でいたければ、教職の場を離れるべきではない、人にものを教える立場は脳を活性化するという意見は特に傾聴に値する。俗塵を離れた静かな環境に置かれた時には偉大な頭脳が刺激のないままに朽ち果てるという話は衝撃的だ。精巧な錠前を開けるコツは根気と集中力というのも説得力がある。 好きこそ物の上手なれというが、それに集中し、イヤなことはやらずに済ませるように彼は彼なりに工夫している。人生の師とするに値する。遅まきながらこの本に会ってよかった。 |
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