定価:¥ 1,680(税込)
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発売日:2006-10-19
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Amazon人気商品ランキング/社会・政治psWorksはAmazon.co.jpの提携サイトです。代金確認、及び商品の発送はAmazon.co.jpが行います。 1500円以上のお買い上げで国内配送料無料!! 中古価格が表示されている商品は[商品詳細]ページでご購入頂けます。 商品総数:303610/総ページ数:30361 最終更新日:2008/08/21 自分の小さな「箱」から脱出する方法カスタマーレビューピックアップ とにかく彼氏とケンカしては読んでリセットしてます。 内容は本質的に愛がベースなので有無を言わさないお助け本になっております。 作者の方に感謝します。 カスタマーレビューピックアップ 箱に入った状態とは、 自分の感情にウソをつく(=自己欺瞞) →自己肯定モード(=他者非難モード) →自分が他者を受け入れなくなる ということなのですが、その結果、 その自分の「気持ち」を相手は察知し、相手をそのような状態にし続ける すなわち、 「私はあなたの考えているようにひどい人なんですよ!」 という状態にしてしまう。 この部分が、相手の気持ちを察知する能力を持つ人間が、 他者との関係性の難しさを感じるゆえんであり、この本のキモではないかと感じた。 もうひとつポイントとなるのは、 自分の感情に素直になる(=自己欺瞞をやめる)こととは、 決して「自分の意見を押し通せ」ということではなく、 著者も言っているように「自分が他人のためにすべきこと」に対して、 自己欺瞞をするなということである。 つまり、自分の感情に素直になる「前提」として、 他者への思いやりがなければ、ただのわがままな人になってしまう。 私はこの「自分の感情に素直に」というのは 「自分の良心に従え」ということではないかと考えました。 あなたが「この本を読ませたいな〜」と思う人に対して、 あなたはすでに箱に入っている状態になっているかもしれませんよ。 カスタマーレビューピックアップ 箱の説明は本書の登場人物の会話からわかりやすく書かれていて素直に読めました。しかし、いざ自分の立場に箱をイメージすると、これがなかなか難しい。最初は簡単に箱から出れそうに思えたのですが、少し油断をするとすぐに箱の中へ、自分がいかに多くの箱を抱えて生活しているのか痛感しました。しばらくは日常生活のバイブルとして参考にしたいと思います。 数日後、やっぱり思ったより実践が難しいです。箱を意識すればするほど、いつの間にか箱に入っているなんてことになっている。自己欺瞞は実にてごわいです。 カスタマーレビューピックアップ 素晴らしい! この作品を絶賛するレビューが多く、感銘を受けられた方が多いようですが、 確かに納得の内容。すごいです。知り合いに押しつけるように貸して読んで もらってますが、誰もが「すごい」「よかった」と言ってくれます。 きっと誰でも「自分のことをよく思われたい」と考えたり、「自分はほかの 人より優れている」とか、だれか特定の人について「この人は自分より劣って いる」と感じることがあると思います。このような考え方(またはその考え方 から派生して特定の思考方法に陥ってしまうこと)を本書では「箱に入って いる」と表現しています。 本書を読めば、そういう考え方・思考方法がいかに人間関係をダメにするか、 自分と他人との間にどのように問題を生じさせ、解決できない状況に追い込む のか、そうならないためにはどうすればよいのか(どうやれば箱の外に出られ るのか、出続けることができるのか)がわかります。 「箱の外に出続ける」のは簡単ではないですが、自分が人間関係の問題に向き 合う際に本書の内容を思い出すことができれば、きっと(少なくとも本書を 読む前よりは)ずっとうまく対処できると思います。 ビジネスマンだけでなく、夫婦関係や親子関係に問題を抱えている人、「自分 は何もかもうまくやってるので全く問題がない」と思っている人(=自分の ことをそう思うのは、きっと「箱に入っている」状態の人です)など、誰に でもオススメです。 カスタマーレビューピックアップ
この本を読み進んでいくうちに少し優しい気持ちになれます。 自分の箱に閉じこもって人を人として見ていない、やっかいなものと考えていることに気付かされました。自分の心に素直になること、相手を自分と同じ人間として見ることが当たり前のことであるにもかかわらず、つい忘れてしまうことを再認識できました。 自分のことや周りにいる人のことで悩んでいるときにはぜひ読んでみるといいかもしれません。今まで読んだ自己啓発やコミュニケーションの本の中でダントツで心が晴れやかになる本です。 トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録カスタマーレビューピックアップ 長崎で生まれ長崎で20才まで育った私にとって この本は大変興味深く絶対に手元に置いておきたい本でした。 8月9日11時2分 必ず黙悼のサイレンが鳴ります。 長崎では 平和教育が当たり前のようにあります。しかし、私が今すんでいる所ではあまり無いようです。 原子爆弾が残した物・・・あの老人がオダネル氏に託した思い。 それは アメリカ人ならず、戦争を全く知らない 他所の国で起こっている遠いモノ..と考えている、今の日本人にも当てはまるのではないでしょうか? 私は この本を子供の為に購入しました。 この本を 目をそらさず見てほしい。 考えてほしい。 今ある平和 そして 戦争とは 何なのか カスタマーレビューピックアップ 著者は巻末に戦後20年間ホワイトハウス付きカメラマンとして働いたのち体調を崩して退職、ひどい痛みと戦い入退院を繰り返し、数え切れないほどの手術や治療のおかげで楽になったが、このときの症状がカメラ片手に広島、長崎をさまよい、放射能を浴びたのが原因だったと診断されたことを告白している。著者自身も原爆の被害者だったのだ。 撮影から45年後、戦後の日本各地で目撃した悪夢のような情景から逃げられないと悟った著者は自分の気持ちに正直になろうと封印していたトランクを開けて、奇跡的に無傷だったネガを現像して写真展を開催した。 広島の被災地を歩き回った著者が何が一番辛かったかといえば、生き物の存在があたりにまるで感じられないことだったと。音がない、遊ぶ子ども達はもちろん荷車も自転車もない。あたりのしんとした不気味さにぞっとした著者。この写真集の根底にある静けさは一瞬にして多くの命が失われたことへの無言の証拠なのである。 カスタマーレビューピックアップ アメリカの従軍カメラマン、ジョー・オダネルが、 原爆投下後の広島や長崎を撮影した写真集だ。 何もなくなってしまった広島の街。崩れ落ちた長崎大浦天主堂。生存者の笑顔……。 中でも衝撃的なのが、「焼き場にて、長崎」である。 この写真だけでも、この本を買う価値がある。 幼い弟を背負った直立不動の少年。弟の表情は穏やかだが、首は大きく後ろに倒れている。 うながされて少年は弟をおろす。係員はその子を燃えさかる炎の上に乗せた――。 少年は焼けていく弟を見ることなく、じっと気をつけの姿勢で前を見続けたという。 ピンと伸びた指先……。 この写真集は、スミソニアン博物館での展示がキャンセルされた。 展示されたのは、原爆を投下した「エノラ・ゲイ」だけだ。 「原爆によって終戦を早めることができた」とアメリカは今も言う。 しかし、すでに戦争の勝敗は決していた。そこで何万人もの一般人を焼き殺す必要があっただろうか。 写真とともに添えられた文章が、いい。 写真に釘付けにさせられた視線を揺さぶるような文章。 国家の壁を越えた人間愛のようなものを感じる。 なお「焼き場に立つ少年」の写真は長崎市に寄贈され長崎原爆資料館に展示されている。 カスタマーレビューピックアップ 背に負った幼い弟は、眠っているのではない。 傍らに立つ米兵カメラマンが即座に立ち去りたいと思うような異臭の中で、指の先まで伸ばして直立不動の姿勢で焼き場の炎を見据える少年。 この写真を見て、かの少年と同じ年齢になる現代の子供たちは何を感じるだろうか。 60年余りの歳月を経て、彼の目に今の日本はどう映るのだろう。 カスタマーレビューピックアップ
オダネル氏は戦争中、私の地元に撮影に来られたことがあるそうです。 たまたまそれを知り、たまたま地元の写真展でオダネル氏の作品を拝見する機会があり 足を運びました。 焼き場に気をつけをして立つ少年。 この写真のチカラとメッセージ、実際に目にした時、身体の震えが止まらなかったのを 覚えています。 今一度、戦争とは、原爆とは何だったのか。 考える機会をくれた作品でした。 この本はなかなか実際に見る事が出来ないオダネル氏の作品と、その背景を知るには 充分な本だと思います。 私達が忘れてはいけない真実が刻まれています。 急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫 ク 2-1) (SB文庫 ク 2-1)カスタマーレビューピックアップ マルコム・グラッドウェルの「ティッピング・ポイント」の廉価版。 バズマーケティング、バイラルプロモーション等々、WOM(Word Of Mouth)周辺のマーケティングに対して、ネットワーク理論から切り込みを入れている名著。 この手のクチコミ関連書籍には3種類くらいあって、 1.クリエイティブ視点のバイラルプロモーション 2.PR視点のバイラルプロモーション 3.その他(ネットワーク理論、伝染病など)視点のバイラルプロモーション 本作品は「3」にポジショニングするんだけれども、その中では明らかにトップクラスの内容。 事例と原理・原則の部分が程よいバランスで含まれていて、読みやすく、わかりやすい。 この本を読んでから、上記分類「1」「2」の本を読むと大分客観的に読むことができると思います。 特に世に言う「インフルエンサー」言う概念を、 1.コネクター 2.メイヴン 3.セールスマン という3つにカテゴライズしているのは秀逸。 正直この値段でこの内容はマストバイだと思います。 また、これからネットワーク理論に興味をもたれたら、アルバート・ラズロ・バラバシ氏の「新ネットワーク思考」を読むと、この世界にどっぷりはまれます。 カスタマーレビューピックアップ
タイトルから推測すると、商品のマーケッティングに関する内容と思われますが、そうではなく、いわゆる「感染理論」が詳細に検討されています。全体の構成をしっかり掴んでおかないと、今何が議論されているのか混乱してしまうくらい、個々の議論は深いものとなっています。とにかく知的好奇心をくすぐられる本です!お勧め! MONTHLY Vamps Vol.1 (1) (SONY MAGAZINES ANNEX 第 485号)カスタマーレビューピックアップ
1300円という値段の割には、割とサラサラッと読んでしまう感じでした。 もっと創り込まれてるイメージだったので、若干物足りない…感じも正直しました。 (写真集みたいなものかな?と思ってたのですが、実際には3分の1以上がインタビュー文章などで、やっぱり『雑誌』なんだな、という感じでした。それゆえに、パラパラッ…と読めてしまいました。) でもやっぱり!!hydeさん、美しい〜!アートですね!!存在そのものが!!(笑) 前半は取り下ろし写真で、中盤辺りにインタビュー記事が何ページかあり、後半では『LOVE ADDICT』プロモーション・ビデオの、ヴァンパイアになったお二人の写真(赤いカラコンして怖い顔してたり)と…おおまかにまとめると、そんな感じです。 私は表紙のこの加工写真っぽい感じと、舌を出してこちらを気だるそう〜に見つめるファンキーなhydeさんの写真が好きです! でもやっぱり、月刊雑誌でこのお値段だと、高くてなかなか手が出しにくいですね…><; 800円くらいにしてくださらない…でしょうか……(小声)><; 官僚との死闘七〇〇日
特価:¥ 1,785(税込) 発売日:2008-07-31 売上ランキング:Bookで712位 ユーザー評価: Book / 通常24時間以内に発送 カスタマーレビューピックアップ 私は、ジャーナリストがここまで当事者として踏み込んで書いたものをこれまで読んだことが無い。 出色のノンフィクションの実験作だと思う。同時に、ジャーナリズムがどこまで「客観的に」真実に迫れるかというナイーブな議論が今こそ必要だと思わせる、たいへん考えさせる本だった。 論理的整合性がなければ破綻する政策立案過程と違って、政策決定過程には多方面の利益関係人が調整にかかわるために人間臭く、それぞれの行動主体の世界観なり倫理観なりが裸同然で表出するものだと思う。著者が本で認めているように、おそらくこうした政策決定過程に直接たずさわる人たちにしか目にし、感じることができない肌寒くなるような本書で書かれた現実は、政策決定過程関係者のバイアスがかかった、あるいはある方向へリードしようとする、誤解を恐れず言えば生ぬるい二次情報とは、相当違う感触のものだったのではないかと思う。 以上のことから、こうした事実過程に関わった当事者がインサイダーとしてモノを書くとき、二次情報からネタを得て記事を書くジャーナリストとは、書き方が違って当然だ。読者のほうも、取材対象との距離感といったノンフィクションを読む通常の作法とは違う態度が迫られているのではないか。これも著者がこの本で行った「実験」のように思える。 そういう読み方をすると、この本の著者の執筆スタンスを、ジャーナリストとして適当か否かという議論から判断するのは難しい。著者本人もそんな議論があることは百も承知の上での出版なのだろう。 それより意味があるのは、中枢にいた当事者が書いたものをどう読んだらいいのか、という議論だろう。 情報過多な分野であればある程、二次情報の数は多く、その中身は希薄化する。この本の舞台になった総理官邸のように、その内側で起きたことは、ほんの数人しか直接目にできないのに対して、そこで起きたことが政策決定過程に及ぼす影響は大きく、そのぶん出来事の重要性も高いだけ、利益関係人が多い。ごく少数の当事者の情報と、数多い利益関係人による二次情報。情報入手の難易度と価値は、情報過多な分野であればある程、正比例する。 そういう意味からいうと、この本で書かれた情報は、「マスコミでよく聞いた話」とは、表面だけ見れば同じでも、そうした「話」の出所であったことに注意を払わなくてはいけない。「話の出所」がどこに存在し、マスコミによってどう扱われるかを、この本は結果的に示すことになった。マスコミに載る記事を、どこかうさんくさいと感じている読者にとっては非常に腑に落ちる物語であるし、記事の信憑性を担保するものは本当のところ何なのかに迷う大手マスコミに所属するジャーナリストにとっては、とても悩ましい内容だと思う。 カスタマーレビューピックアップ 高橋洋一に番記者のようにくっついて700日間過ごしました。 という内容です。 メディアと政治の距離感がわからないこの著者は 上杉隆の名著「ジャーナリズム崩壊」を読んだほうがいい。 カスタマーレビューピックアップ 小泉改革、途中で頓挫したものの安倍内閣が推し進めようとした諸改革において、「さらば財務省!」の著者高橋洋一氏のいわば内助の功が大きかったことは同氏の著書などで広く知られるところである。 本書は、高橋氏と同士関係にある著者および本書では「教授」とだけ記され名前が伏されている学者らがこうした改革をいかに陰で支えていたかを記したドキュメントである。もうひとりの目からみた「さらば財務省!」といったところだろうか。 内閣官房副長官が公務員改革に抗う醜悪ぶりなども実名で書かれているなど、最後まで飽きずに読むことは出来る。しかし、ジャーナリストの仕事としてはマズイのではないだろうか。 本来、事実を冷静、客観的な目で追うべきが、ジャーナリストである本人自身が主人公として物語のなかに登場し、しかも、陶酔してしまっているので、書いてあることが事実かどうか分らない。その陶酔ぶりにも、読んでいる方は興ざめしてしまう。著者たちは疑うこともなく安倍支援で突き進んでいるのだが、上杉隆氏の「官邸崩壊」などに書かれている官邸の惨状を読むと、何でそこまで官邸を信じて突き進めるのか少し不思議でもある。それに、ここに書いてある著書の行動が本当ならば、政治に首をつっこむという点で、スケールの小さいナベツネみたいな感じでもあり、ジャーナリストの本分なのか疑問である。 さらに、著者のプロフィールからみても引っかかる点がある。各審議会の委員をやっている(いた?)ようだが、メディアの記者が審議会の委員をやってこられたということは、相当各省庁に迎合気味の記事も書いてきたということではないだろうか。少なくとも全くなかったとはいえないのではないか。それで「官僚との死闘」と言われても、戸惑ってしまう。 「さらば財務省!」を読んだ人は、それだけで充分だ。 カスタマーレビューピックアップ 財制審委員、税調委員などを務める、東京新聞の論説委員の著作。改革派官僚、高橋洋一らとともに、当時の安部首相のブレーンとしても動いた。 内容としては、特に新しい情報は出てこないが、改革派と官僚組織との対立の内幕が分かる面白い内容だった。特に、改革派をつぶしにかかるとされている官僚の実名や実際の行動もでており、政権内部ではこのようなことが行われているのかと思った。 改革派である著者は竹中、中川ラインを支持しており「成長率を高めを予想」「増税よりは歳出削減」「小さな政府を志向」との意見に与する。財政再建派の財務省官僚などと対立する。 「増税か歳出削減かは、大きな政府か小さな政府かの、論点にも帰着する。増税は政府の財布が大きくなるので、大きな政府につながり、歳出削減なら財布を小さくするので、小さな政府である。一見学術的な装いをまとった論争だったが、内実は政府の大きさ、言い換えれば霞ヶ関の適正規模をどうみるか、につながる政治的な戦いだったのである。」 増税が実現してしまうと、歳出削減の努力が失われ、政府の無駄・非効率をなくす改革が出来なくなるとの立場である。 この本を読んで感じたのは、著者は改革派に属するとされるが、改革派は、いわゆる新自由主義的な「小さな政府」を志向する立場をとる。確かに官僚機構には、無駄・非効率が多いのかもしれない。しかし、筆者は、新自由主義的な「小さな政府」への志向が本当にいいものであるかどうかには深い関心を抱かず、まずは、ジャーナリスト的な立場から財務省をはじめとする官僚組織を非難する立場をとるため、「小さな政府」路線に与しているように感じられる。官僚機構の無駄は排除されるべきであるが、政府の大きさを決める議論は、それとは別に、受益と負担の関係から議論すべきものである。いわゆる改革派は、官僚組織を攻撃するためだけに、「小さな政府」路線をとっているように感じられ、それでは議論は深まらないのではないかと思った。 カスタマーレビューピックアップ
つまるところ、自分が改革派であると誇りたいだけなんだろう。何ら目新しいエピソードもなく、読むのが苦痛だった。 完全独習 統計学入門カスタマーレビューピックアップ 抑えるところをきちんと抑え、どうでもいいところをすっとばして エッセンスを伝えようという意識がしっかりしているのがよい。 手法の紹介にとどまらない、統計の考え方を学べるという点で 統計学を学ぼうという人のイントロダクションとして非常に優れていると思う。 私はひととおり本書で紹介されているような内容を別の教科書で理解してから読んだが 復習と「ココロ」の理解という点で有意義だった。 カスタマーレビューピックアップ 素晴らしい。統計学についてはもちろん、数学についての何らの知識も要求することなく、<超入門→入門手前>まで、一気に読者のレベルを引き上げてくれる。本書は演習問題も含めて、小学生程度の算数の知識があれば理解できるレベルであり、小中学生はもとより、社会科科目選択の私立文系大学生にも理解できるようになっている。 カスタマーレビューピックアップ 統計学に興味を持ったので最初に買ったのがこの本です。数学も全然難しくなく、書き方も凄く分かりやすい一冊だと思います。また、この本は統計学のみならず、その応用や実用性も紹介するので、面白かったです。統計学に興味があれば、絶対に買うべき一冊である。 カスタマーレビューピックアップ 読むだけではやはり頭に入ってこないので、簡単に見えても章ごとの練習問題はやったほうがいいですね。計算自体は中学レベルなのでルート付電卓があればOK。 ただ最終2章くらいは結構集中して読まないときついですね。 せっかくの理解を固めるために同じ作法で書かれたこの続編をぜひとも期待したい。 カスタマーレビューピックアップ
標準偏差に重点がおかれています。 標準偏差という切り口から、ボラティリティやシャープレシオの話に展開していて、 統計が分かると楽しい、という気持ちになります。 日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書 (1905))カスタマーレビューピックアップ 久々に硬派な新書に出会いました。かなり読み応えのある質の高い本でした。 議院内閣制における首相のほうがアメリカ大統領制よりも権力が集中している構造を指摘したり、官僚が(民間議員を含めた)審議会を活用して民意を汲み取って政策を立案している(それを政治家がしていない点に注目!)「官僚内閣制」と喝破したり。 日本の統治構造とはよく名づけたタイトルで、まさに日本を誰が動かしているのか、という点に考察を重ねていきます。 諸外国との比較も交えてあり、日本の統治構造の特徴、長所、短所も見えてきます。 個人的には、終章で著者が提言する政党のあり方に強く共感しました。日本でも政党活動が真の意味での国民の政治参加のベースとなれば、日本の政治も成熟するように思います。 硬派な一冊ですが、一読の価値あり、です。 カスタマーレビューピックアップ 権力の分散を必然とする三権分立と権力の集中を必然とする議院内閣制の採用をとるわが国日本は、このジレンマを抱えているが故に機能不全に陥りやすい。 野党の審議拒否による与党の強行採決などを見るにつけても自民党の一党独裁体制と揶揄されがちであるが、むしろそうではなく逆であり、権力の分散故に、所轄省庁による法案作成は他省庁や野党への配慮もあって妥協案へと収斂していき抜本的な改革が起きにくい。さらに内閣は省庁を監視、統制する権限が与えられていないが故に官僚の放縦がおきやすい。 このような内閣による省庁統括権の欠如は、戦前からの遺物であり、こうした権力の分散による足並みの揃わない流動性の欠落が軍の暴走を誘発し、無謀な日米戦争の突入の一因を担ったという。こうした機能不全は、現代においても例えばバブル崩壊後の「失われた10年」に見られる財政政策の後手後手による対応の遅さにおいても散見されうる。 さらにこの自民党一党優位性は、選挙が政権選挙ではなくそれ故に国民の意見が反映されにくく政党政治として機能していないという問題点も挙げられる。 そこで本書は、内閣の求心力の強化から権限の範囲を拡張し、本格的な議院内閣制へとシフトすることの必要性を提示する。そのためには一党優位性から二大政党へと確立することで政党政治を機能させることで選挙が政権選挙となり、国民の意見が反映されにくい体質を改善することが必要である。一党優位性を起こしやすい中選挙から二大政党を起こしやすい小選挙への改変や「失われた10年」からの反省による橋本の政界再編改革といった国際潮流に迎合するような日本の統治機構の変遷に逆流せず、本格的な議院内閣制へシフトすることが難題ではあるが急務であると考えさせられる。 カスタマーレビューピックアップ 日本の政治システムの実態をわかりやすく説明した本。 新書の中ではかなり良書の部類に属すると思われる。 まず、議院内閣制というものについてのありがちな誤解を解くことから始まる。 そして官僚や省庁の政治に影響を及ぼすメカニズム、内閣と与党との関係などが論じられていく。 他国の政治システムとの比較も交えながら、政権交代や野党の位置づけなども説明される。 学校では、建前的な政治システム(憲法に書いてあること)しか習わないが、本書では実際の政治がどう動いているのかがきちんと書かれている。 学校でも用いるべき本ではなかろうか。 さて、本書が出た直後、衆参で第一党が異なる「ねじれ国会」が発生した。 この点を考えながら本書を読んでみると、またなかなか興味深い。 本書でもしばしば触れられるが、日本の参議院は強い。 多少の衆議院の優越があるが、「日本の二院制は両院対等に近いのである」(p214)。 だからこそ、「ねじれ」た場合には政治的混乱が発生する。 制度上は、衆議院こそが政権選択の選挙となるので、当然そこの選択が尊重されるべきだが、参議院で脱線してしまうのだ。 筆者は、参議院を衆議院と異なる性格のものにしていくことを提起している。これは現実的な策だろう。 しかし、今のところは「民主政の原理を積極的に認めるならば、政権の成立基盤を侵さないよう、参議院は自己抑制を心がけるしかない」(p185)のだ。 参議院第一党は、言ってしまえば国政の半分の責任を負っているのだ。 ただただ「ノー」だけ言っていればよかった抵抗勢力とは状況が違う。 国民もまた、参議院第一党が強大な力を有していることを自覚した上で、その力にふさわしい義務と責任を求めていく必要があるだろう。 そうでなければ国政自体が頓挫してしまう。 最後に目次を記しておく。 官僚内閣制 官庁代表制 政府・与党二元体制 政権交代なき政党政治 統治機構の比較――議院内閣制と大統領制 議院内閣制の成立 政党政治の限界と意義 カスタマーレビューピックアップ 本書は日本の政治構造がいわゆる「議員内閣制」ではなく、「官僚内閣制」であることを指摘した好著である。本来の議員内閣制の趣旨から言えば、国民の民意は、有権者(選挙)→議員(首相の選出)→首相(大臣の任命・組閣)→大臣(行政の執行)→官僚(大臣の補佐)という一本の線で国政に反映されるわけであるが、筆者によると日本の現状はそうではないことになる。 そこには自民党政権の長期化、派閥力学による首相選出、党の意向や当選回数による大臣任命、そして官僚の代理人となる大臣、といった要素が議員内閣制本来の制度を歪めている現状が指摘されており、とても興味深い。また内容の割には読みやすく、初学者にも十分理解できる。 カスタマーレビューピックアップ
かつて、中曽根大勲位が「緋縅の鎧を着けた若武者」の頃、あるいは近年、田中秀征氏が「代謝機能働く国家統治を」(1999年8月9日付「日本経済新聞(経済教室)」)という論考の中で、「首相公選論」を提起したことがあった。本書でも指摘されているように、日本では「議院内閣制は権力を分散させる」とし、それ故「権力強化のためには、大統領制(首相公選制)を採用すべきだ」といった考え方(制度理解)が一部の政治家や言論人等にあったことは否めないだろう。 「首相公選論」については、私はいわば“誤謬の合成”、つまり「一人ひとりの人が、判断力もあり、知的水準も高くとも、彼らの集合的な判断は、とてつもなく愚かな帰結をもたらす」(佐伯啓思『現代民主主義の病理』)という確信にも似た存意を持っている。それはともかく、先進的な民主政においては、実は「(民意が一元的に代表される)議院内閣制のほうが(民意が議会と二元的に代表される)大統領制よりも権力集中的な制度」(本書P.18〔括弧書きは引用者〕)だということを当書は証示する。 このような議院内閣制の本来的な在り方をはじめ、本書では「官僚内閣制」「省庁代表制」「政府・与党二元体制」などのキーワードを用いて、私たちの抱いている様々な日本政治(統治構造)の通念を改め、政治制度に関する新たな視座を提示する。そして、たとえば著者は、真の意味での議院内閣制の確立は「政党政治の活性化があって、はじめて成し遂げられるものである」(本書P.209)とも述べているが、こうしたパースペクティブのもとに「平成の民権運動」を推進していくものと思われる。 影響力の武器[第二版]カスタマーレビューピックアップ 知恵をひとつ…あなたが、心臓病の発作に襲われた時、刻々と、意識を失いつつある時、どうすれば、他の人に助けを求められるか。⇒そばの特定の人に話しかける。”そこの青いシャツの方、助けてください”と。そうすれば、その人が、他の人に働きかけ、助けてくれるでしょう。そうでなければ、通り過ぎる人は、誰かがするだろう、大したことではないだろう、と傍観してしまう。 なぜ、観光客用土産店で、売れ残っていた品物が、一桁金額を大きくした時に、売れたのか、なぜ、好きでもない人の言うことを聞いてしまうのか?なぜ、思ってもいないものを買ってしまうのか?なぜ、ひとつの事件が起きた後、同じような事件が続くのか? こたえが、ほぼ、この本にあります。コントラスト、返報性、権威の力、一貫性のルール、希少性、これら、なじみの無い言葉が、大きな意味を持っています。何かを購入しようとした時、店に入る前と出た後でうまくはめられたと思った時、なにが起きたかを知ることができます。自分の、あるいは人間の心の動きを良く教えてくれます。 カスタマーレビューピックアップ この本に興味を持ち購入したのですが、私は面白く読めました。 それぞれに個性があり、何かの判断をする時に其々の判断基準があると思います。 そして影響し合って人は人生を過ごす、1人では生きていない。と、私は思っています。 人間の社会的行動の傾向を、知ると言うコトは、自分自身の事を知る事にも 通じていると思いますし、他人の行動理由を知ることでもあると思います。 さほど欲しくないモノを買わされる。それに満足していたり、又は満足して無くても そんな事は関係ない。感情の問題とは少し違う、心理の問題を感じました。 良い・悪いを切り離した、社会的行動の不可思議をどう利用するかは、人それぞれですよね。 ソレを知っている人々は、あるラインを注意深く接していけば、 その行動が何であるかは判断できると思います。 利益(色々な意味で)が、どうしても絡んでくるのでどう判断するのかはお任せです! カスタマーレビューピックアップ 原書(第2版)は1988年に出版されている。参考文献の数、なんと365! 確かに大学の講義で利用出来るよう、工夫があり、1章完結型で進んでいく。 米国のMBAでは、こんな授業があるんだなと、ある意味、羨ましく感じる。 さて、展開としては、まず章の始まりは、どこかでみた企業広告、 その意図するところを、著者の経験をふまえて分かりやすく解説しながら授業が進む。 さらに*(アスタリスク)で本文の注釈が随所にあり、理解度がさらにアップ! 「読者からのレポート」も、まるでホントの授業に参加しているようで臨場感がわく。 よく、「他人を変える事は出来ないが、自分自身は変える事が出来る。」といわれる。 自分自身の行動を変え、その行動が他人に”影響力”を与え、その影響で他人が行動する。 本書に登場する”影響力の6つの武器”はぜひ知っておくべきだ。 内容は、たいへん深く、一度読んだだけでは、もったいない。 本当の授業で、議論できたら最高だが、なにせ社会人には それこそ、Book Clubなどで、議論する機会があればいいのに・・・ 本屋さんにそんな機会を作ってもらいたいという思いも込めて★5つ カスタマーレビューピックアップ 影響力の法則―現代組織を生き抜くバイブルと一緒に読むと、 非常に効果があると感じました。 それぞれ、言いたい内容は同じなのでしょうが、 事例が異なっていて、両方を読むといいと思いました。 どちらもお勧めです。 カスタマーレビューピックアップ
マーケティングをやっているものにとっては、この本は戦術的な施策を打つとき極めて刺激を受ける。実際に、アメリカのネット・マーケティングではこれを参考にしたと想われる手法をいくつか見出すことができ、且つ成功している。応用するには思考法をそれなりに身に付けなければならないが、難しくはない。逆に、幾つかの成功例に照らしてみることで、会得する事が易しくなるかもしれない。 不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926)カスタマーレビューピックアップ 現代社会の、なんともいいがたい ギスギスした人間関係について 社会心理学の知見を借りながら考察された一冊。 この本で想定しているのは 職場(特に企業)の人間関係だが、 友人関係や教師―生徒の関係を考える上でも 参考になる点は多い。 事例もいくつか具体的なものが書かれているが、 第2章で登場する「社会的交換」の概念を しっかり理解できないと、 いざ実践の際に困惑してしまうだろう。 平易に書かれている分、 あっさりと読み飛ばしやすいので注意が必要。 あと、この本は知り合いのいる場所では読まないこと。 本を持っているだけで、 「この人は職場の人間関係に困っている」と 誤解されかねないので…。 カスタマーレビューピックアップ タイトルとだけ読むと、実力主義の歪とか、価値観の推移、コミュニケーション不全といった、最近よく聞くの職場の課題提起かな?と思ってしまいそうですが、分析と対策の展開が新鮮な本でした。社会学的な論理的分析を元に、どうすれば活気のある現場を作り出せるかを考えるための、新しい視点を与えてくれます。 まずは、職場の分析。役割構造、組織構造、インセンティブという3つの要素のフレームワークを元に、なぜ職場に活気が無いのか、コミュニケーションが円滑にできないのかを考える。そこから、改善の糸口として「交換」という概念を中心にすえて考えを進めていきます。インセンティブは「交換」によって成り立つが、その交換資源である「認知」が圧倒的に不足している。ネットの世界ではこの認知の交換だけでSNSは盛り上がり、優れたブログの数々が生まれ、Linuxまで動く。一方で、職場の中では自分の仕事以外はやりたくない、協力できないという現象を見ることが多い。 ---------------------------------------------------------- 現代は稀にみる認知飢餓社会である。 ---------------------------------------------------------- この表現にはやけに納得した。 現状を変えるには、まず「認める」ということ。そのための仕組みや場(きっかけ)を作っていくことが、不機嫌な職場を打破するための第一歩だろう。 あと、多くの職場で見られる最大の問題は、職場の関係がうまくいかないという悩みを個人の問題ととらえてしまうことである。 精神的にダウンしてしまった人をカウンセリングなどに放り投げてしまうという場面を見ることが多いが、「心の専門家はいらない」でも論じられているように、彼らは問題を自分に帰着させることで解決に導いてしまう。これはあくまでも対処療法であり、根本解決にはなってない。 ---------------------------------------------------------- 社会交換という観点は以前から論じられていたものの、主な対処法は「個人のコミュニケーション」に限定されていた。これは必要であっても十分ではない。「自分が協力する意図」と、「自分に協力してもらえるニーズ」を、周りのみんなにわかってもらうための方策を皆で実践することである。(3章最終節から抜粋) ---------------------------------------------------------- 個人のマネジメントだけの問題ではない。 本書でも述べられているように、全員で意識を持って、組織・社会の仕組みの改善に戦略的に望む必要がある。 カスタマーレビューピックアップ 最初はありきたりの一般論かと思ったのだが、後半は参考になる事例を具体的に紹介するとともに、解決策についても著者らの意見が述べられており参考になった。この著書でも述べられている通り、1日2日でいきなり環境を変えることは難しいため、長い目で見て、社員一人ひとりが少しずつでも職場の空気を変えていくことから始める必要があると思う。ぜひ同じプロジェクトのメンバたちにも紹介したい書籍である。 カスタマーレビューピックアップ 本書は研究論文のように書かれていて、簡単には読めません。 専門用語が多いし、いかにも学者様が書いたものという印象。 私は、イヤになって途中で読むのを辞めてしまいました。 なんとなく読み始めた私には、最後まで読破する我慢が足りなかったようです。 カスタマーレビューピックアップ
書店で売れている本にもかかわらず、まだ読んでいなかったので早速購入して読んでみた。 内容は、職場の人間関係にありがちなパターンを冷静に分析。また、著者が実務家や研究者で構成されているせいか、実践的な内容にもなっている。 評価できる一冊といえる。 さらば財務省!―官僚すべてを敵にした男の告白カスタマーレビューピックアップ 小泉内閣の改革路線で、それまで冷や飯を食っていた異能の人物が抜擢されて、政府の中枢で活躍する物語として読むと面白いが、主人公が自分で書いているので、自分への評価が甘く、関わった政策等を自分の業績として自慢している様で嫌な感じがする。 また対立する相手(日銀、財務官僚等)への評価が辛く、救いようもない無能扱いでバッサリ断定してしまうのもバランスに欠けている感がある。 福田内閣では、筆者と反対の立場を取る勢力(増税派)が盛り返しているが、日本の将来像を描くにはどちらの政策が良いのかこの機会に見定めたいと思う。 カスタマーレビューピックアップ まず、文章が読みやすい。著者の理論的かつ実際的なところに共感がわく。勿論、実現可能かな、ちょっと厳しいのではと感じるところがあります。 財政改革では、増税派=財政タカ派(与謝野馨など)とデフレ克服により経済成長を導き税収増=上げ潮派(中川秀直など)の確執、自民党国会議員では党人派と官僚派のセンスの違いが描かれています。公務員改革にも触れられていますが、小泉、安倍内閣で行われまたは行われようとした様々の改革の意味・背景が分かります。最後の方で社会保険庁の消えた年金問題なども取り上げられていますが、民主党の案より、著者の考えの方が説得性があります。著者は、竹中平蔵氏を師と仰いでいますが、小泉、安倍、中川秀直など党人派の考えに親和性があります。これらの人物にくわえ政府税調の委員長を愛人スキャンダルで辞した本間正明阪大教授などの人物像が好意的に取り上げられています。他方、財務省を財政原理主義、日銀を反インフレ至上主義とこき下ろします。 著者は東大の数学科の出身ですが、いろんなプロジェクトを短期間に仕上げてゆく企画立案能力、実行力に敬服です。日本の官僚は優秀と言われていますが、本人の言によれば、日本の官僚の国際競争力は高くないそうです。 でも、日本の国としての国際競争力は低下していくと言われれば、そうだろうなとさびしく感じます。 カスタマーレビューピックアップ 小泉首相が強行した「構造改革」にはアカデミズムから転進した竹中平蔵が欠かせなかった。その竹中氏は小泉辞任にともなって政界を退いた。黒子としてではあったが本書の著者はその後に残って安倍内閣の改革で辣腕をふるった。表紙のカバーには「財務省などが隠す国民の富『埋蔵金』を暴露し一躍脚光を浴びる」と書いてある。『さらば財務省―官僚すべてを敵にした男の告白』という題名やこのようなキャッチフレーズで本書がキワモノであるかのような印象を与えるのは著者の本意ではないだろう。たしかにこれらの表現は本書の一面を言い当ててはいる。しかし真面目な読者は本書に盛り込まれた個別的、具体的な政策論をさらに深く理解したいと思うだろう。 他方では、著者の言い分を一方的だと難ずる人も少なくないだろう。とりわけ官僚(著者の命名する「過去官僚」も含めて)や彼らの意を体する閣僚たちの反発が凄まじいものであることは本書からも伝わってくる。日本の社会は彼らを代表とする多数派の支援、許容、あるいは不作為によって生き延びている。それが可能であるならば、ただ感情に走るだけでない、本書同様に筋の通った(望むらくは官僚による)反論を読みたいところである。 「日本はもっとも成功した社会主義国だ」と言われたことがあった。社会主義国のほとんどが破綻を露呈した今になってみると、このような言い方はただの冗談ではなかったと思われてくる。そう思って読むと著者の鉾先は、統制経済で市場を管理することによって領土を拡大した「霞ヶ関帝国(むしろ、霞ヶ関連邦?)」に向かっていることに気づく。この「財政原理主義」を奉ずる権力の基盤は自由化の進展によって脅かされつつある。そしてそれがそもそも何のための帝国であるかも解き明かされる。彼らにとって「市場原理を前面に出す竹中さんは生理的に受け入れられない相手だったのだろう」。著者の立場はもちろんこの竹中流である。小泉、安倍両内閣に顕著であったこととして、その国際感覚や歴史意識を記憶する人も少なくない。しかし本書にそれに触れるところがない点も竹中流である。 カスタマーレビューピックアップ なかなか売れているという噂を聞き、読んでみた。前半は高橋洋一さんの役人時代の成果について自慢っぽく書いてあり、何だか鼻持ちならない。役人本というよりは政治家本に近い印象。が、後半は公務員制度改革に対する想いなどまともである。買って読むほどのことはなかったか。 カスタマーレビューピックアップ
こんな小物に日本が振り回されてしまった、 それが小泉構造改革である、ということが了解できる本である。 筆者は東大卒の財務省官僚だったそうである。 しかし、東大卒や財務省官僚であるということは、 即、人間としての優秀性や、 政治家としての卓越性、 学者としての独自性の資質を立証するものではない。 筆者は、ただの「会計屋」に過ぎない。 たとえば、冒頭の部分である。 筆者は「大きな政府」や「中央集権の官僚機構」を「社会主義」と非難している。 その上で、 社会主義は失敗したのであるから悪である。 したがって「大きな政府」「官僚機構」も悪である、と論理展開している。 おやおや、である。 「大きな政府」はケインズらの政策の所産であり、社会主義とは無縁である。 マルクスが「福祉国家」のような改良主義を容認するはずがないではないか。 水に落ちた社会主義を叩くという時流に悪のりし、 ついでに嫌いなものをその仲間にでっち上げて攻撃するという、 いかにも日本的な卑俗性が発露されている。 また筆者は、政治学の素養も欠くようである。 「安倍前総理から政治任用され、官邸に残った」としている。 安倍に政治任用する資格がある、と思っているのである。 安倍は、小泉が郵政選挙で国民を幻惑させて得た議席を継承したに過ぎない。 国民が「教育基本法」の改正や「国民投票法」の制定、 そして「政治任用」の権限を信託した政権では決してない。 「政治任用」は、国民が任命権者を選択することで正統性を付与される。 権限があるとすれば「自公」という連立の枠組み、ということになる。 選挙の洗礼を受けていない安倍に「政治任用」の権限などもともとないのである。 筆者は、権限は総理大臣という地位に由来すると信じているらしい。 権威主義者なのである。 そういう意味では実に東大卒であり、元財務官僚である。 というわけで、「平成の官僚は決して有能な集団とはいえない」という筆者の主張に、 その点では強く同感してしまうのである。 |
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