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特典映像で、作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチが語る。「今回ほど観客にサービスする(媚びる)事をしない作品は初めてだ」と。またこうも語っている。「どうかストーリーの辻褄を合わせるのはやめて、ただ感じてほしい」とも。正に、この言葉が全てを言い尽くしているレビュアー泣かせの1本(笑)。いつの時代の何処の世界かも定かでないある国家の収容所での体制支配者側と反政府被支配者側との曖昧で混沌とした日常と、こちらはどうやら日本らしい怪しげな自殺防止相談所での所員たちの自堕落で淡々とした日常。一見、何の関係もない2つの世界、共通のキー・ワードは、姿を見せない支配者(所長)に頭文字M。中盤までは2つの世界が交互にゆったりと変換していくものの、ドラマが佳境(?)に入るにつれ、場面転換はどんどん加速していく。俳優たちは2つの世界で別のキャラクターを演じている事もあり、いつかはどこかで連環するのかと思いきや、、、(笑)。観る側として、裏目読みしたり、あの伏線はここに活きてくるに違いないと思ったり、と考えているとシッペ返しを食らう事確実。あまりと言えばあまりのラストの唐突さに唖然としながらも(笑)、でも、台詞と微妙な人間関係、掛け合い、言葉遊びが滅法面白い為、3時間もの上演時間が長く感じない。私がよく演劇を観ていた80年代前半には、もっと観念的で不条理で理解不能な芝居もあったのだ。役者陣では、堤、松尾の男優陣より、Kyonkyon、秋山、犬山の女優陣が印象的。 この商品を買った人は他にこんな商品も買っています。 |
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